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まさか、このバイクがマン島TTレースをガチで走る瞬間が訪れようとは…。

公道仕様のモトGPマシンを謳い、2190万円という超ド級の価格はもちろん、
そのRC213Vに限りなく近い装備でも話題になったあのマシンが今年のマン島TTレースに参戦、
1,000ccスーパーバイクがしのぎを削るスーパーバイクTTクラス、
そして同レースの最高峰クラスであるシニアTTクラスにエントリーすることになりました。

ライダーはニュージーランド出身で、
昨年は自身初のスーパーバイククラス優勝とコースレコードを樹立したブルース・アンスティ。

TT初参戦は20年前の1996年(!)という47歳のベテランが、
いぶし銀のライディングでホンダのモトGPレプリカとともに表彰台の中央を目指します。



IOMTT: Bruce Anstey Racing a Honda RC213V-S | Asphalt & Rubber



IOMTT: Bruce Anstey Racing a Honda RC213V-S

誰がそれに挑戦するにしても、頭がイカれていると考えただろう。
我々は本日、2016年のマン島TTレースにブルース・アンスティがRC213V-Sで参戦することを確認した。
アンスティはスーパーバイクTTクラス、そしてシニアTTクラスを走ることになるという。

ストリート用のモトGPマシンは、
パジェット・モーターサイクルチームが運営するバルボリン・レーシングの一部となる。
ホモロゲーション要件に関しては、マン島TTレースの比較的緩いルールの産物といえるだろう。

それは賢い選択だ。
箱から出したばかりのストック状態であっても、ホンダRC213V-Sは、
マン島TTレースで最も高度なセットアップが要求されるスーパーバイクに匹敵する存在だ。
スポーツキット付きのマシンは210馬力を誇り、装備重量が177kgとなればすぐにでもレースへ出られる。

公道レースに関する十分な実績を持ち、現トラックレコードを保持するパジェットホンダチームは、
マウンテンコースの過酷なトライアルに備えてRC213V-Sへ独自の改修を施した。
それでも、RC213V-Sだけでアンスティの勝利が確実になるという保証はどこにもない。
ホームストレートへ飛び出す前に、ライダーのラインナップにいくつかのスパイスを加える必要がある。



難しいプロジェクトになることはわかっていたので、皆が協力しなければならないと思ったんです。



クライブ・パジェットはそう述懐する。



TTコースのためにバイクを強化しなければなりませんでしたし、既製品などありませんから、すべてのパーツを一から製作する必要にも迫られました。ホイールのように基本的なものから、K-Techのフォーク、リアショック、ブレーキやラジエターガードのようなものまで特別に開発しなければならなかったんです。



アンスティの勝利にいくら賭けられているのか、そのオッズを見るのは興味深いことだ。
彼がTTコースで覚醒したなら、表彰台のど真ん中に登壇する可能性が最も高いライダーのひとりになる。
アンスティは昨年のスーパーバイクTTクラスで勝利しており、表彰台に4度上がっている。



RCVは絶対的な武器になります。とてつもないパワーを発揮できるのに、まるで600ccクラスのように軽快なんです。



ブルース・アンスティは語る。



ホイールベースはファイヤーブレードより2インチ(50mm)以上長いので安定感もあるでしょう。それでも小さく、コンパクトに感じられるんです。このバイクでどこまで素早くコーナーを処理できるのか、そのハンドリングが今からとても楽しみですね。



(了)






今回の参戦、パジェットホンダを通じてRC213V-Sを購入したお客さんの提案からはじまったそうで、
これだけのマシンを世界一過酷なレースで走らせようというオーナーはとんでもなく太っ腹ですね。

もちろん、投機対象として購入することを否定するものではありませんが、希少性や価格に関係なく、
好きなバイクをサーキットでガンガン走らせるというのがエンスージアストの粋。
今回のケースはそれをプロチームに託そうというのですから、まさにその意気や良し!というところです。



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今年のマン島TTレースは、洋の東西を問わず、各メーカーのリッタースーパーバイクに加え、
2ストロークモンスターの異名を取る『Suter MMX500』、モトGPマシンの末弟『RC213V-S』と、
まさにルール無用のバトルロイヤルの様相を呈してまして、柄にもなく興奮しております(`・ω・´)=3

特にRC213V-Sは各方面で同じような提灯記事ばかりが掲載されておなかいっぱいだったので、
良くも悪くも本当の実力がわかるという意味でも注目すべきレースといえます。



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