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書庫ファゴット実践編

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日常の練習…前回はロングトーンのついて書きましたが、今回はスケールについて書いてみます。

ロングトーンと共にスケール、すなわち「音階練習」は、とても大切な基礎練習です。
これは、正しい運指を身につけたり、正しい音程を身に付けたり、音階のシステムを覚えるために行うのですが、他にも重要な役割があります。
それを今回は紹介したいと思います。

まず運指についてですが、大事なのは、定められたテンポ、リズムで、正しく演奏する事です。
その日に楽器を手にして、はじめに音出しをする時には、いくつかの音をロングトーンしたり、スケールを吹いてみる事が多いと思います。
さて、その時に、テンポやリズムなどを、しっかりと意識しているでしょうか?
楽器の演奏は、楽譜に記されている事を再現するものです。
なので、簡単な基礎練習においても、自分の頭の中で、常に楽譜を意識して行う事が大切です。(頭の中に、楽譜を思い浮かべながら、演奏しましょう。)
運指は、規則正しい動きが必要です。
ロングトーンにしてもスケールにしても、ただ吹く事が目的なのではなく、「何を習得するために行うか?」、しっかりと意識しておかないと、無意味になってしまいます。

では、運指以外にスケール練習で気を付ける点は何でしょうか?
それは、響きや鳴り、音色です。
音程、響き、音色、鳴りなどを表すものとして、「イントネーション」という言葉があります。
スケール練習で、そのイントネーションを整える事を、意識するべきです。

具体的には、隣り合った音で、鳴り(音量)や響き、音色が揃っているか、注意深く確認して下さい。
楽器によって、よく響く音もあれば、鳴りにくい音もあるかと思います。
また、音色が開放的であったり、重い音もあるかもしれません。

スケールに限らず、曲の中で演奏するフレーズにしても、運指が正しく操作されていて、音程も悪くなければ、スムーズで良い演奏が出来ているとは限りません。
ある音だけ、音量が突出していたり、逆に鳴りが弱かったりという事も、多くあります。
また、ハーフホールやオクターブキーが正確に操作されていないために、濁った音になっている事も、多く見受けられます。

ロングトーンもスケールも、基礎的な事ですよね。
でも、とても奥が深いものです。
意地悪な言い方をすれば、基礎となるロングトーンやスケールが、しっかりと出来ていないのに、良い演奏なんて出来る訳がないんですよね^^;
「指がしっかり動いている」から、「チューナーでチェックして正しい音程だった」から、「出来ている」ものではありません。
チェックする事、注意深く練習すべき事は、たくさんあります。

参考にして下さい。

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