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「な、何、ふざけてんだよ。アハハ…亞乃、冗談やめろよ…」
陸はそう言いながら鼓動がどんどん早くなっていくのを感じた。
『記憶喪失』
一瞬、そう浮かんだ言葉を必死に振り払う。
亜乃はニコニコした表情を変えずに首を傾けた。次の陸の言葉を待っているようだ。
陸はその様子に眉をしかめ、大きく息を吐いた。
その途端に、「だよね〜」と亞乃が言った。
「お前なぁ…冗談は時と場所を選べ。ホントに心配したんだからな…」
「え? でも、名演技だったでしょ? さすが私」
ウフフと笑い、口元に手を当てる。
「名演技て…」
陸は呆れながら、半ば諦めたように溜め息をつき、急に立ち眩みがして膝を折る。
無理もない。何百メートルも全力疾走したあげくこんな結末だったのだから。
「陸? 大丈夫?」
口調とは裏腹にそれほど心配してない様子で亜乃は陸に声をかけ、顔を覗き見る。
「あぁ…、まぁ…な。…ちょっと疲れた。海泡のこともあったし、なにやってんだろ…俺…」
陸は肩を落とし、未だ整ってない呼吸をなんとかしようと深呼吸を繰り返す。
「んー、海泡…ね。もしかして、泣いてた?」
「俺が見つけたときは泣いてた…っていうより、なんかホームシックっていうか、そんな感じだったけど…もしやお前が原因か!?」
バッと顔を上げ、亜乃を睨みつける。
「やだ、そんな顔しないでよ。言っとくけど、私全然悪いとは思ってないから! 大体、変じゃない…なによ、いきなり一緒に住んだりして。そもそも、わた――イタッ」
そこまで言ったところで亜乃は両手で頭をおさえた。別に陸が何かしたわけではない。
「あー…もう…。最悪よ。あの女、頭は弱いくせに力だけは強いんだから」
片手を下ろし、陸のほうを涙目で見ながら悪態をついた。
陸は顔を伏せ、亜乃に説明するべきか悩んだ。
しかし、押しかけてきたのは海泡とはいえ、その手伝いをしたのは間違いなく陸であり、おまけに店にまで立ってもらい客引きをしている。
その結果がどうあれ、亜乃にとってはやはり気持ちのいい話ではないだろう。
そこまで考えたところで陸は顔を上げた。
「まぁ、亜乃がなんともなくてよかったよ。そんなに口が回るぐらいなら頭も大したことないんだろ?」
「あ、あのね、私――」
「はいはい、とにかく今は横になってろよ」
『むしろ俺が横になりたいんだけどな』という言葉を飲み込んで、何かを言いかけている亜乃を遮った。
「なによ…陸のくせに…」
ブツブツ言いながらもしっかりと横になり、頭を陸のほうに向けている。
「とにかく、俺はもう行くからな。また後から来るからしっかり休んでろよ」
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お久です。
よかった〜 亜乃ちゃん記憶喪失にならなくて。
2011/6/21(火) 午後 11:03
亜乃ちゃん、無事で良かった良かったです。
陸君の心配事、一つは解消されたですよね。
これから更に心配事が増えそうな気がするのは気のせいでしょうかww
お忙しいなか、書いて下さって、本当にありがとう御座います!
ポチ☆
2011/6/25(土) 午前 2:46 [ 空鏡 ]
この書き込みってちゃんと反映ってされたりしますか?
初めての書き込みなのでちょっとだけドキドキしています。(v`▽´)v
個人的な事なんですけど、
私自身ずっと嫌なことがあったりとか、凄くつらい時が続いてて
何度もくじけそうになったんですけど、
refrainさんのブログを拝見してからは
凄く前向きになれたし、いっぱい自分自身にも自信がもてたりして
本当にrefrainさんのブログに助けられたって言っても過言じゃないです(o´∀`o)
もっともっと個人的にお話しをしたいなって思っちゃいました(●´∀`●)
ayundamon@i.softbank.jp
一応これが直接の連絡なんですけど、refrainさんからの連絡待ってます。((@^ェ^@))
2014/12/23(火) 午後 4:27 [ way*ay*an1*3 ]