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 別山以来の山登り。
 今回久しぶりに山友達のMさんと一緒ということで、帰宅時間を考慮し、比良山系でも短い時間で登って下りられる権現山にする。

 朝5時過ぎ起床、6時01分の地下鉄、6時40分の京阪。

 出町柳7:45発、朽木村行きのバス。
 マイクロバスは、キャンプに行くという学生の一群(とその荷物)でごった返す。
 うるさくてたまらず、運のなさを嘆くばかり。

 8:33 平(だいら)バス停に到着。


 ◆8:38 平バス停
 標高は500mほど。
 車道を少し引き戻して、花折峠への林道に入る。

 ベニバナボロギクという、なんとも味気ない花が繁茂。南アフリカ原産、戦後帰化した植物とのこと。アメリカでは山火事跡にいち早く花を咲かせるため「fire weed(火の花)」と呼んでいるらしい。

 ここで1輪のフシグロセンノウに出会う {画像1}。この花に出会うのは久しぶりの2度目。
 ツル状だし 節も黒くないので(フシグロでない)、別の種かとも思ったが、杉林の中では倒れてつる状に見えるということ(父調べ)。

 8:58 ドン谷を登る山道となる。
 殺風景な植林帯、等高線に逆らうような直登が続く。
 さすがに暑くなり、長袖の上着を脱ぐ。

 気になるのは、目に付く杉の木のすべてに、ある程度の高さまでビニールテープが編むように巻きつけられていること。青と黄、2色のビニールテープ。なんの意味があるのだろうか。ちょっと不気味な感じも。


 ◆8:26 アラキ峠
 北東の権現山と南の折立山との鞍部。
 バス停からここまで1時間と書かれていたが、実際にかかった時間は48分。しかも林道に入ったところで とある理由から時間をロスしていたので、まさかこんなに早く着くとは思ってもみなかった。

 折立山(819m)へは20分ほどで登れるようだが、寄らずに権現山を目指す。

 ここからも直登。
 相変わらず、殺風景な植林帯。

 やがて木々の間に南西の方角の景色が覗かれ、また前方にピークを見るように。

 明るい灌木帯となり、なだらかな登りにホッとしていると、前方に琵琶湖。なんとそこが権現山山頂だった。


 ◆9:55 権現山山頂(996m)
 アラキ峠からここ山頂まで50分と書かれているのに、30分で着いた。
 執筆者はちゃんと登って調べたのだろうか。

 それはともかく、琵琶湖の南端が一望の下。{画像2}
 まさに比良山系の醍醐味♪ Mさん、感激しきり。狙い通りで、よかった♪

 トンボとともに、ベニバナボロギクの綿毛が舞うが、これはやっぱり余計…。

 まだ10時ということで、腹は減ってない。
 予定していたコースを基本に、少しプラスして行ける霊仙山に登ることも考えたが、
小女郎峠まで1時間40分という記載も間違っているに違いないと、北方に向かって縦走をすることにする。蓬莱山目前で惜しい気はするが、小女郎峠から小女郎谷を下る予定。

 −10:10発。

 なだらかな下り。軽快に歩を進める。ただし雑木林内で湖の展望はほとんどない。

 しばらくすると前方にこれから登るふたつのピークと、その間にリフトの施設を頂く蓬莱山が覗く。結構遠く感じ、ちょっと不安も。

 ホッケ山への登りに転じる頃からはササの道。振り返ると湖のダイナミックな風景。
 途中トリカブト{画像3}、カワラナデシコに出会う(ナデシコは写真失敗)。


 ◆10:33 ホッケ山山頂
 高原状のなだらかなピーク。お弁当タイムにする。
 Mさんに作っていただいたサンドイッチをありがたくいただく。
 あたりはササばかりで琵琶湖が一望のもとだが、強くなってきた日差しをさえぎるものはなく、暑い。{画像4/トリカブト揺れる} {画像5/蓬莱山方向}
 それにしてもまさかの20分でホッケ山到着。思った以上に、小女郎峠まで時間がかからなそう。
 −10:57発。

 一旦下り、なだらかなピークを越える。
 悲哀伝説のある小女郎ヶ池を眺められるお地蔵さんを過ぎると、峠はもうすぐ。


 ◆11:20 小女郎峠
 さてさて。権現山からここまで1時間40分と書かれているところ、弁当時間を入れても1時間10分で来れた。地図の参考タイムのいい加減さは時々感じることだが、これほどの間違いはめったにないことだろう。

 ここまで来たら、もちろん蓬莱山山頂へ。予期せぬことに、蓬莱山登山になった。

 相変わらずのササの道をもうひと登り。


 ◆11:40 蓬莱山山頂(1174m)

 広い高原状の素晴らしい山頂! −のはずなのだが、びわ湖バレイスキー場に近いということでゴンドラが通じ、おおいに俗化。見るも無残な姿…。他にもさまざまな人工物のオンパレード。
 {画像6}打見山へ続くゴンドラ
 {画像7}北方に比良山系の主峰 武奈ヶ岳を望む
 {画像8}湖方面

 そうそう、人工物だけでなく、黒豆をもう少し大きくしたくらいのフンだらけ。
 何のフンなんだろう…。

 −12:02発。

 金ピラ谷を下りる道をとる。数年前、登りで使った道。

 岩っぽく、しかも結構急な下り道。
 とにかくイワカガミが多い。春、道が花で彩られるのをぜひ見てみたいところ。

 ◆12:21 金ピラ峠
 打見谷に下りて「びわ湖アルプスゴンドラ」の山麓駅に合流する道との分岐。
 われわれは金ピラ谷。

 ここからも急な下りは続く。
 しかし美しい雑木林で、差し込む日差しは優しく、風は涼しく、小鳥が囀るので、気分はいい。
 小休憩中には、コゲラ(日本最小のキツツキ)を見ることができた。
 
 木々に覗く湖はかなり近くに。{画像9}


 ◆12:58 林道
 林道に下り立つ。やれやれという気持ちもあるが、あとは単調な林道となると寂しい気持ちに。

 しかしそんな悠長なことを感じている場合ではなかった。舗装道を延々と下るということが、こんなにキツイものだとは思ってもみなかった。
 太ももの筋肉に負担をかけ続ける感じ。明日の筋肉痛を覚悟。

 途中、神社鳥居近くの豊かな水場(13:18)には一息。

 それにしても大きな側溝を流れる水の多さ、早さときたら。
 比良山というのはそれほど水の豊かな山ということか。

 そんな道脇にヤブランを見る。


 湖西線 蓬莱駅を目指す。
 本来ひとつ先の和邇駅に下りるはずだったので、電車到着時刻は正確には分からないものの、2時前くらいの電車に乗れるかどうか微妙なところ。

 Mさんが走ることを提案。Mさんの体力・脚力は相当なものなのである。

 しかしあと一歩のところで間に合わなかった。

 25分ほど次の電車を待つことに。
 それにしてもこの駅のホーム、汚すぎる…。


 比良山系は標高以上の充実感を与えてくれる。
 それもこれもやはり、琵琶湖の景色が素晴らしいからだ。
 またいつか、今度は主峰 武奈ヶ岳を、数年前の早春に登ったことがあるのだが、また登ってみたい。

 さて、来月はどこへ。

 やっぱり曽爾かな。


 …山のブログみたいになってきました。


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