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自然主義経済とは、「法律でプラス利子を禁じて、マイナス利子を促進させる」ものだと思っている人がどうにも多いようだが、それは全く違う。 シルビオ・ゲゼルの自然的経済秩序を信奉している方々の場合、プラス利子を禁じる傾向にもあるようだが、平和党の主張は、プラス利子経済はそのままにし、新たに地方レベルでマイナス利子の地域通貨経済を作り出すことである。 プラス利子とマイナス利子の通貨が同時に併存している場合、「そんなもんマイナス利子の経済が成り立たなくて、みんなプラス利子の通貨を使ってしまうではないか」と言う人もたくさんある。 プラス利子とマイナス利子が併存する場合、果たして本当にプラス利子通貨が有利なのか。これは絶対的に不利である。このことに無知であるためにかような意見がつねに出てしまうのだ。それほどまでに、我々は通貨というものに対して大きな勘違いと呪縛をかけられているのである。 歴史的にみても、今まで利子を禁じた法律というものは多々あれど、いずれもうまくいっていない。これは簡単な話だ。プラス利子とゼロ利子であるならば、プラス利子のほうが効率がよく、人を豊かにさせるからである。ゼロ利子は何の役にも立たない。 なぜならば、この世の中にはゼロなどというものは存在しないからである。存在するのは永遠の無限小と永遠の無限大によって構成されているからだ。人々はゼロというものの存在を認めたときに、必ず停滞・停止・衰退が始まる。 自然通貨というものは、自然の仕組みと同じように、分散して老朽していく。1万円が翌週には9800円になり、9800円が9600円になり、価値が減っていく。 これをインフレと同じだと言う人もたくさんある。 しかしインフレは、物の価値が上がっていく。将来のものが腐るという不自然な仕組みをやっている。だから流通速度は早まらない。 自然通貨は、通貨が減価する。だから流通速度は早まる。 もしもそうであるのならば、「価値が維持されるプラス利子の通貨なりマイナス利子の通貨」で富を保存しようとするじゃないか・・・という人も多い。 だが、お金とはそもそも何のためにあるのですか・・・・という、これだけの話です。 私はこれについて、今まで経済学的に説明してきたが、こういう説明をすると、いつも論理好きの学問馬鹿の方々がたくさん集まってくるため、どうにも彼らは納得できないのである。なぜならば、「お金が絶対」という盲信から話を始めているからだ。 だから、人間はなぜ生きているのか。生きるための生産物の調達のために我々はどのようにすべきかという、きわめて生活的な、主婦的な、日常的、生態系的なことから物事を始めなければ誰一人として理解できない。 プラス利子とマイナス利子の併存において、プラス利子を好もうとするのは、頭でっかちの人と財布でっかちの人だけである。しかし、彼らもプラス利子がいかに損するかについて、実際にやってみて初めてわかるだろう。 だが、最初から虚心坦懐であるならば、こんなことはいとも簡単に理解できるものだ。 これこそが地方経済の疲弊を取り除く決め手となる。なぜ東京の真似をしたがるのか、なぜ大企業の真似をしたがるのか。なぜ米国の真似をしたがるのか。 小さなところほど、力ないものほど、多く力を持てる原理が存在しているのに。 自治体の議会よ、職員よ、早く目覚めよ。
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