現役の頃に比べ時間のゆとりが多少出来たとはいえ、 じっくり読書だけをする時間はそうたくさんあるわけではない。 それでも、ちょっとの暇にでも読書が出来るようになったのだから、 やはり時間は格段に出来たのかもしれない。 しかし、読書はほとんどが就寝前のひと時だ。 面白ければつい時間を忘れるが、それでも日中結構動くので、 疲れきった体ではすぐ睡魔に襲われる。 だから、ページがなかなか進まないのだが・・・。 最近読んだ本。 先般「百番目のサル」というカレー屋さんへ行ったことから、 そういえば我が家にもこの名前の本があったな・・・と思い出し、探して読んだ。 ここに書かれている内容は、以前国語の教科書にも載っていて、面白く読んだものだ。 猿の生態としての事実としては知っている。 宮崎県の幸島(こうじま)という無人島で、猿の芋洗い現象が起きたのだ。 さらに海水で洗って食べるともっとおいしいということに気づき、それがどんどん広まっていったのだ。 その上、この現象はそれ以外の地域の猿にも同時多発的に広がったのだ。 ある行為をする個体の数が一定量に達すると、その行動はその集団だけにとどまらず、 距離や空間を越えて広がっていく現象・・・それを「百匹目の猿現象」というのだ。 百匹という数字はそのきっかけとなる一定量を便宜的に数値化したものなのだ。 多くの「思い」が一定数に達したとき・・・それは「真実」になる。 「思い」が世界を変える。 本物は伝わりやすく、時代をこえる。 起こったことは必要、必然、ベスト。 世の中に続出している本物化現象。・・・・・ なかなか面白い。さらにもっともっとじっくり深く読みたい。 水曜日に実家に行ったら、父がこの本を持っていたので借りてきた。 全6冊。それもまことに小さな字でぎっしりと書かれているので、 全巻読み終えるにはどれだけの時間がかかるか? まだ1巻のみを読んだところだ。 昭和43年から47年に産経新聞に連載されたものという。 長編歴史小説で司馬遼太郎の代表作といわれる作品だ。 あくまで小説であるが、実在の人物でもあるし、事実を元に書かれたものだろう。 秋山好古(よしふる)・真之(さねゆき)兄弟を中心に、正岡子規も登場する。 高浜虚子や河東碧梧桐も出てくるし、夏目漱石も出てくる。 明治期の名だたる人々も数多く登場するのだ。 先般上京した時、築地の神社に「海軍発祥の地」と説明があったが、 この地に海軍兵学校があったのだ。その後、広島の江田島に移った。 江田島や、呉、宇品・・・など広島の地も出てくる。 松山が舞台なのだから、近くて馴染みがあるものだ。 東京も各地が出てくるので、面白い。 「野球」という言葉を名づけたのは正岡子規だともあった。 1巻のあとがきにあるのだが、 作者はもともと正岡子規に関心があって 色々調べているうちに秋山兄弟のことを知ったという。 その最後には、「どれほどの分量のものになるのか、いま、予測しにくい。」とある。 その後、5巻分が書かれたのだからまさに「大長編小説」となったものだ。 私もすべて読めるかどうか、いささか不安である。 私は人間の心模様が好きなので、今が一番面白い時だ。 戦争場面などはあまり興味がわかないかもしれない・・・。 さて、今後どう展開するか・・・? ▲今年の11月からスタートするドラマ紹介が新聞記事にあった。 これもまた楽しみなことだ。 |
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正岡子規が亡くなってからの描写は小説というより歴史記録のような雰囲気があり、そこからは小説っぽさがないなんて感じます。日清戦争のシーンでは「厳島」という戦艦が出てきて思わずプラモデルを買ってしまいました。
2009/5/23(土) 午前 7:09 [ shi*a*heav*_ind*st*y ]
shimaさんの愛読書はまことに面白いです。
作者はまるでその時代に生きていたかのように描写しています。
そこに小説の力が上手く働いています。
実家の父は海軍出身ですから、様々なことをよく知っていました。
日清、日露の戦も出てくるのでしょうが・・・歴史記録的ですか!
「厳島」という戦艦の名は初めて聞きました。
2009/5/23(土) 午前 8:35
どちらも面白そうですね。でもどちらかと言うと「坂の上の雲」の方でしょうか。実は司馬遼太郎氏の本を読んだことがないのです。歴史好きのくせに(苦笑)
2009/5/23(土) 午後 9:42
るはなさん、「坂の上の雲」は面白いですよ。
私も実は司馬遼太郎さんの作品を初めて読んだのですよ。
歴史小説としてはさすがに素晴らしいものがあります。
2009/5/24(日) 午前 9:28
忙しく時間に追われると、まだまだ先のことですが引退後のことを考えることがあります。本を読んだり、見たかった映画を見たり・・・
広島の単身赴任時代は暇だったんですけどまったく無駄に時間を過ごした気がしてちょっと後悔してますね・・・(^^;)
2009/5/24(日) 午前 11:28
本を読む時間があるなんていいなあ・・・
今の私は、必要に迫られて仕事関連の本を斜め読みするぐらいです。
雑誌もほとんど買わなくなってしまいました。
仕事をやめたら・・・と思うことがたくさんあります。
2009/5/24(日) 午後 9:18
ぱぱりんさん、忙しいとついゆっくり本を読むなどということは
後々に延ばしてしまいますよね。
やはりまとまった時間がないとどうしても・・・。
単身赴任などは時間はたっぷりありそうですが、やはりそれなりに
忙しさはあるわけですね。
でも、読書は読む気で読めば時間は工夫できるものですよね。
2009/5/25(月) 午前 8:59
ゆうこさんの今の状態は、現役の時の少し前の私と全く同じです。
忙しいと、ついついまとまった1冊の本に挑戦する気力がなくなりますよね。
でも、読書好きの人はどうやったって読書はするのでしょうから、
やはり優先順位が違うのでしょうね。
2009/5/25(月) 午前 9:01