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◆又吉直樹さんの「火花」を読んだ。
芥川賞受賞効果で、単行本の売れ行きはすでに240万部になっており、「又吉特需」とも言うとか。
その印税だけで3億円になるというが、吉本興業に(半分?)持っていかれるらしい。
私は純文学好きではなく、どちらかと言うとノンフィクションやエッセイ等の方が好きだ。
一応曲がりなりにも文学部卒でもあるし、芥川龍之介と森鴎外は好きだったが。
これだけ話題なのに、読まずに語るわけにはいかないと考え本を買った。
私が買ったのは「文藝春秋9月特別号」のもの。これなら他の作品も読めるからだ。
読んで、さすがにその文才にはうならされた。
読書芸人として知られるが、その読書量の多さが文章に血肉になって生きている。
「お笑い」にかける情熱を持つ主人公は、作者そのものだろう。
小説は創造の世界だが、作者の経験したことや世界がかなり反映されるものだ。
作品がこれだけヒットしたからと言って、作家になるつもりはないと言う。
ただし、次回作でお笑い以外の世界を書き切れるのだろうか、一抹の不安もある。
それが出来ればその時こそ「本物」であると証明されるだろう。
■もう一人の芥川受賞者の羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」は
祖父の介護にまつわる話。これはより身近な内容で一気に読めた。
その他、「妹・川上慶子と私の30年」(川上千春)も感涙しながら読んだ。
それ以外にもたくさんの読みものが載っており、読み応えがあった。
「文藝春秋9月特別号」も105万部を突破したとか。
こちらは1冊が970円で、内容は多岐にわたっており相当読み応えがあった。
その反面、ハードカバーは結構な値段がする。
しばらく待てばいつかは文庫本にもなるだろうから、なかなかすぐには飛びつけない。
普段読書に縁のない人も、今回は又吉効果で、多くの人が本屋に足を運んだようだ。
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