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▼こんな本の広告を見つけた。
「子どもより孫の方がかわいい」というけれど、そんなことは・・・ありました!
この文章に惹きつけられて、本を探し求めて読むことになった。
椎名誠「孫物語」新潮社・2015年4月発行▲
・「岳物語」の次世代編だ!
・今度は「岳」の子、孫の話。3匹の男女男は、本好き、おませな娘、活動派。
イクジイ・シーナの奮闘スーパー・エッセイ。
・71歳、ただいまイクジイ中!
◆孫のことだから面白いのは当然だが、その筆致が何とも軽快でユーモアにあふれている。
あの冒険に明け暮れているというイメージの椎名さんが、
もう70歳代で孫と遊んでいるなんて、想像の世界を超えている。
息子の岳さん家族は、2人の子供が生まれるまではアメリカに住んでいた。
その後3人目が生まれる時に帰国し、2年後にまたアメリカに戻る予定の時に
東日本大震災が起こった。その時にはアメリカに戻ることで行動をしていたのに、
仕事の関係などで迷いに迷って結局日本で生活することを選んだ。
しばらくは父の家に住んでいたが、その後近くの家に住むことになった。
歩いてすぐだから、家族はしょっちゅう行き来している。
特に孫が椎名さんの所に遊びに来ることが多い。
だから、現在<イクジイ中>なのだ。幼子の成長を見聞してそれをまとめたものだ。
元々考えていた書名は「ジジバカ物語」だ。結局、書名は編集者が付けた。
◆現在、椎名さんは新宿に住んでいる。
私にとっても馴染みのある場所なので、文章の端々に出てくる表現から場面が浮かぶ。
「新宿の西、ちょっとした下町の気配のする住宅商店街、狭い幅の道路、
ゆるい長い坂道、窓から都庁が見える、古い木造住宅密集地、新宿の背後地、
昔は田んぼだった?今の狭い道は畦道だった?」
「都心に近いのに、下町風の雰囲気があってとてもいいところと編集者などは言う。」
椎名さんは、この新宿にもう15年以上住んでおり、終の棲家となりそうだ。
それまで住んでいた武蔵野の家は売り払った。
我が家の娘が以前住んでいて、私も何度も行って過ごした場所とかなり近い感じがする。
描かれた風景が同じなのだ。
しかし、さすがに都会だ。建物が古くなるといつの間にか壊して、駐車場になっている。
そのうちビルでも建つのだろう。行く度に大きく変化する場所もあった。今はもう行くことはないけれど。
◆孫と新宿という共通項から、一層の身近さを感じながら、面白おかしく楽しんで読んだ。
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