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仕事が現役の頃は、本を次々に買っていたが、退職後はあらゆるものを片付けていった。
2階に多くの本を置いているので、生前母は床が抜けるのではないかと心配していた。
私もその心配が現実味を帯びた頃、世は断捨離ブームになっていた。
そのブームにつられるように、かなりの本を処分した。
そして現在、本は区立図書館や近所の公民館で借りることが多くなった。
ただ区立図書館は家からかなり遠いので、行き来がつい億劫になる。
しかし、面白そうな本を探してはネットで予約できるので、本屋に行くより便利なのだ。
週に2回実家に行く途中にそばを通るので、借りたり返却したりする。
▼中島京子作「長いお別れ」2015年5月第1刷発行・文芸春秋社
作者は1964年生まれ。「小さいおうち」で直木賞を受賞して、2014年映画化された。
その映画も原作本も読んで感動した。
題名の「長いお別れ」は、英語でロンググッドバイと言い認知症(デイメンシア)のことをいうのだ。
「認知症の父親と家族の愛と奮闘の物語」
3人姉妹の父親が10年の長きにわたって認知症を患い亡くなるまでの話だ。
3人娘の母親は長らく夫の介護をした。まさに老老介護だった。
それが限界に来た時の子供らの戸惑いも描かれる。
GPS付き携帯電話、デイサービス、アルツハイマー病とその薬、意味の繋がらない言葉、
ヘルパー利用(起床介助、就寝介助、見守り、入浴)、歩行訓練、マッサージ、訪問診療、
妻の入院による夫のショートステイ、高齢者緊急サービス、介護施設探し、幻覚、
発熱、骨折・・・・今なら私もかなりわかる介護用語が次々に出てくる。
しかし、ただ介護の大変さだけを描いたものではない。
「オール読物」などに8回に分けて書かれた話を1冊の本にまとめたもの。
そこには小説として様々な出来事をうまく盛り込んでいる。途中には東日本大震災も盛り込まれる。
作者は東京女子大学を卒業後、シアトルで教育実習をした経験から、
長女がアメリカ在住という設定で、まだ元気だった両親をサンフランシスコに招いた話も出てくる。
余りに詳細な内容なので、相当な取材をしたのだろうと思ったが作者自身も介護体験をしたようだ。
誰にもやってくる老い。介護。今まさにそれに直面しておればこそ、一層身につまされて読んだ。
桐山秀樹「おやじ・デジタル入門」マガジンハウス・2014年3月第1刷発行▲
60歳パソコン歴ゼロでも1週間でフェイスブックをマスター!!
著者は1954年生まれ。ノンフィクション作家。
『おやじダイエット部コミック班の奇跡
「糖質制限」で平均22キロ減をたたき出した中年男たちの物語』などの著書もある。
この本の紹介文は、
「各地に広がった部の活動・情報発信のために、
デジタルとソーシャルメディアの世界に飛び込むことを決意。
60歳までずっと手書き原稿だったという自称<デジタル難民>が、知人からパソコンを貰い、
インターネットに触れ,SNSをやってみた。ツイッターもやる。ユーモア満載の体験記だ。」
幸いなことに、手取り足取り教えてくれる37歳の仲間(おやじダイエット部の最年少メンバー)がいて、
忙しい合間にホテルにこもって特訓を受けたのだ。
そして1週間で、パソコン、メール、フェイスブック、ツイッターの使い方がわかるまでになった。
元々全くデジタル音痴だったわけではなく、大学時代から就職後もコンピュータと縁はあったが、
その後の仕事の忙しさの中でデジタルから離れていっただけだったから、習得は早かった。
何ごともやればできるのだ。ただ、丁寧に教えてくれた人がいたという幸運はやや羨ましい。
デジタル技術の習得は、やる気とその機会さえあれば誰にでも可能であることが納得できた。
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読書
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こんにちは
親のこと自分のことを考えるとこういう話題につい目が行きますね。
それぞれ違う症状があるでしょうがご家族もご苦労なことであり、孝行であり・・・まずは自分が元気でないといけませんね。
2017/2/8(水) 午後 0:28
> elyさん
介護は我が身こそ第一に考えないと、続きませんよね。
元気なればこそ何でも出来るのですから。
張り切りすぎてばてていては、介護どころではなくなりますものね。
2017/2/8(水) 午後 1:51
新しいものへの慣れはやはりやる気が1番大事ですよね
自分も次々登場するSNSについていけなくなっていたり・・・・・・
専らTwitterとLINEのみです
今からこうではいけないとは思っているんですけどね^^;
2017/2/8(水) 午後 11:35
親を介護する年代ですね。
私は両方とも父は亡くなりました。
実家の母は元気なので なるべくこの状態が長く続いてほしいと思っています。
こちらの義母は 簡単な介護を3年ほどしました。
週2回からだんだん増え 毎日になりました。
今は施設にお世話になっているので 介護の必要はありませんが お金が心配です。
それが終わった頃には 自分たちの事を考えないといけませんね。
あー悩みは多いです。
2017/2/9(木) 午前 11:59 [ 山陰の日々 ]
> てんぱさん
今の人はTwitterとLINEは当たりまえなのでしょうね。
私は、いまだにガラケーで、そこからすべてがストップしています。
まあ、ブログのお陰でパソコンはかなり勉強しました。
今時の人はスマホの便利さに慣れて、パソコンが使えない人がいるという事も聞きました。。
2017/2/9(木) 午後 6:35
> 山陰の日々さん
我が家は今まさに介護の時です。
実家の母は病気で亡くなりましたので、介護の苦労はなかったです。
今は3人の介護です。
山陰の日々さんは、今はお2人のお母さんの介護ですね。
介護はいずれ行く自分たちの将来を考えることにもつながります。
「介護をさせて頂く」という考え方をする人の文章に感動したことがあります。
2017/2/9(木) 午後 6:39