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■昨日は映画「人生フルーツ」を見に行った。上映場所は横川シネマ。
4月〜5月の忙しい時に行けなくて、そのうちに終わってしまい残念に思っていたが
嬉しいことに今回のアンコール上映に間に合ったのだ。
とはいえ本日14日が最終日。いつもぎりぎりになるのが困ったことだ。
あと2日で終わるということで、50席余りの狭い劇場だがさすがにいっぱいだった。
1日1回しか上映はなく、10時からの開始に間に合うように行った。
夫婦連れもいるし、かなりの人がシニア料金1100円を利用している感じだった。
平日の午前10時に出かけられる人は限られる。
この映画はかなりの人気作品で「静かなブーム」を起こしていた。
舞台は愛知県春日井市。夫90歳、妻87歳の2人が主人公。
「風と雑木林と建築家夫婦の物語」。製作・配給は東海テレビ放送。
いつぞやテレビで見たかすかな記憶があった。その場面が出てきた。
テレビ版は2016年3月というが、私はもっと前に見た感じがする。
撮影は2014年5月から開始。その途中、夫の修一さんが2015年6月に亡くなった。
畑の草むしりをした後の昼寝から目覚めることはなかったのだ。
その後も撮影は続き、2年間を丁寧に追いかけたドキュメンタリーである。
題名は「Life is Fruity」。<人生の果物>ではなく<人生は果物>なのだ。
「コツコツ、ゆっくり、人生、フルーツ」
春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅にある
雑木林に囲まれた1軒の平屋が舞台だ。
1975年に300坪の土地を買い家を建てた。
30畳1間。
名古屋駅から快速列車で30分のところにある。
70種の野菜と50種の果実が育って、
それが日々の食卓に上る。
自給自足の生活をしながら
「自由時間評論家」として活動した。
妻の英子さんは言う。
「主人にはきちっとした物を着せて、きちっとした物を食べさせる。そうして旦那が良くなれば、巡り巡って自分も良くなる」
「夫婦円満の秘訣は良いものを食べさせること。悪いところは言わないで、良い話だけする」
「化粧もしないし、アクセサリーもつけない。
ただし、食には熱心だ。<食は命>が口癖だ。」
「むかし、ある建築家が言った。長く生きるほど、人生はより美しくなる。」
「むかし、ある建築家が言った。すべての答えは、偉大なる自然の中にある。」
修一さんは、日本住宅公団に入社し、原宿団地、多摩平団地、阿佐ヶ谷団地、赤羽団地など
多くの宅地造成に携わった。
広島大学キャンパス、賀茂学園都市の計画設計を手掛けるために広島大学に教授として赴任もしている。
この映画が人気なのは、
忙しい現代にあって、スローライフな生き方や自給自足の生活に憧れるのだろう。
本も何冊か出ている。1997年に出版されたのが「高蔵寺ニュータウン夫婦物語」。
「定年後とは、老後とは、衣食住と見つけたり」「衣食住の3つこそゆっくりと楽しむにふさわしい」
「津端夫妻は、21世紀のスローな楽しみ方の先駆者」
映画は噂に違わぬ素晴らしい感動作だった。パンフレットもさっそく買った。
素晴らしいこの映画がもう今日でおしまいとは残念だ。
また別の機会に再上映されもっと多くの人が映画を観て人生というものを考えていけば
世の中は少しは変わる気がする。
長生きすればするほど本物の良い人生が味わえる素晴らしさをこの映画で知ることが出来た。
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