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< 老夫婦の悲劇 なぜ救えない介護保険事件の検証 > 8:00〜8:30放映
昨年、名古屋市千種区で認知症の妻を、介護していた夫が絞殺する事件が起きた。区の介護保険利用者は年々増加していたが、夫婦は全く利用していなかった。しっかりした制度があるのに、なぜ利用しなかったのかを検証していた。
制度の理解が年老いたものには難しいという面もある。さらには、介護保険制度を利用することによって、妻が認知症ということを外部のものに知られることが嫌であったということでもあった。
先の見通しもない中で、それならばいっそのこと死を選んだほうがいいと考えたらしい。夫もその後自殺をしてしまうという悲劇的な結末で、なんともやりきれないものである。
この事件の根底には、「老老介護」の問題が潜んでいる。この問題は、年々増加の一途を辿っていると思われる。「少子高齢化」「核家族化」など様々な今日的問題の中で、これからもなお一層深刻な問題として比重を占めそうである。
我が家もご多分に漏れず、まさに老老介護である。3年前80歳で亡くなった母を、3歳違いの父がほとんど看病した。現在老人ホームに入っている義母を毎日見舞う義父も共に80代である。
子ども達はそれぞれ仕事を持っており、つきっきりというわけにもいかない。
すべては順送り。30年後の自分たちの姿を見るようでもある。その時、世の中はどう変わり、また自分たちの境遇はどうなっているであろうか?
考えさせられることではある。
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