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●新聞記事「ヒットの仕掛け人」を読んだ。 「篤姫」制作・佐野元彦チーフプロデューサーの話だ。 その一言一言が興味深い。 ・情の話として、いかに自然な物語を紡げるかが勝負だと思う。
・史実を曲げてはいけないが、はっきりしない部分は話を膨らませている。 ・世代の異なる俳優ががっぷり四つに組んで生まれる面白さが大河の醍醐味。 ・時代の変革期の幕末を見直したかった。 ・幕末ものは当たらないというジンクスの中にあって、細かすぎると歴史に興味のない人はついてきてくれない。歴史上重要な出来事でもあえてナレーションだけで済ませるなどの工夫もした。 ・時代の大きなうねりを、篤姫の視点で見ることにこだわった。 ・ドラマの中心軸は歴史の流れではなく、「篤姫の気持ちの揺れ」。 ・篤姫は自分の意志でポジティブに生きた人。今の時代だからこそ取り上げたかった。 ●また別の日の新聞記事に作家・宮尾登美子さんの言葉が載っていた。 「20年以上も前に書いたものなのに、すごい人気で。私も毎週面白く見ています。」 「今これだけ受けているのは時代のお陰。」 「私が書いた頃に比べて女は断然強くなりました。だから『篤姫は男よりえらいわね。』って声を大きくして応援してくれるのです。」 ■時代は変わるもの。大河ドラマの主役に女性が、それも若い女優が演じている。 しかし、今ならではの時代にぴったり合ったものであったのだ。 どんな逆境にあっても、その時を精一杯生きるその姿には共感させられるのだ。 それは男であっても女であっても同じだが、 幕末の世の女がこれほど痛快に生きたことは、見ていても心地よい。 またそれを取り巻く人間模様が面白い。 人情の中に、涙あり笑いありの日々はいつの世も同じだ。 人々が共感を持って観るのもうなずける。 こうなるともう大河ドラマではなく、朝ドラやホームドラマ的要素もある。
しかし、そこに大河の要素を入れるのだから両者が混じり良い味が出ているのだ。 |

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