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NHK広島発「ドラマ・火の魚」が良かった。 7月24日(金)7:30〜8:22・NHK広島制作で中国地方5県向けの番組。 原作は室生犀星、脚本は島根県浜田市在住の渡辺あや、出演は島に住む老作家に原田芳雄、 東京からやってきた編集者に尾野真千子。 <命の輝き>をテーマに、広島県呉市大崎下島を舞台に描かれたものだ。 <瀬戸内の島に暮らす老作家と若き女性編集者の切ない命の物語> 舞台設定では作家は69歳、編集者は28歳ということだ。 偏屈で口の悪い作家と、若いがその作家と対等にぶつかり合う女性編集者。 お互いプロ同士で譲り合うことをしないやり取りは誠に面白い。 「丁々発止のバトル」「ぶつかり合い、いたわりあい、笑い合う」
「孤独な老人」と「時間を慈しむように生きる女性」との 「ひと夏の命輝くユーモラスでほろ苦い物語」・・・NHK番組HPから このような上手い表現が出来ないのが悲しいが・・・・・ 祖父と孫娘ほどの年齢差の2人が交わすやり取りが可笑しいほどだ。 美しい島の風景のロケが一層の風情を醸し出している。 大崎下島といえば、「御手洗地区」で知られる昔のままの姿が残っている島だ。 1時間のドラマの終わりに近くになって、思わぬ展開になっていく。 ここが大きな山場だが、病を抱えた老作家だったが・・・ 実はその女性も作家には内緒にしていた病を抱えていた。がんの再発だった。 島からはるばる東京の病院に見舞いに行くのだが、再会した2人には前のような会話はない。 多くを語らずともすべてを理解しているとでも言いたげな老作家は、 手に真っ赤な薔薇の花束を抱えていた。 ・・・こんなにも素晴らしいドラマが全国放送ではなかったことが残念だ。 原田芳雄はこんなに味のある俳優だったのか・・・。 尾野真千子という俳優はテレビドラマ「救命病棟」、NHK大河「義経」、映画「クライマーズハイ」、CMなどにもたくさん出ているそうだが知らなかった。 私の中では知らない女優だったので新鮮な味がよく伝わった。 そうそう、「警官の血」にも出ていたとか。 「もがり(漢字が出ない!)の森」(2007年)で カンヌ国際映画賞・グランプリ受賞といえば思い出す人もいるかもしれない。 またしても感動するいいドラマに出会った。 |

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