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「ユーラシア大陸自転車横断一万五千キロ」山尾一郎著・山陰中央新報社発行。2003年9月初版。1600円。
著者は1958年生まれで、現在島根県で中学校の社会科教員をしている。
島根大学を卒業後1981年の5月に、横浜から船で出発しシベリア鉄道で西へ向かう。
パリから自転車で東へ向けての旅の記録だ。224日目の1月にネパールのカトマンズへ到着するまでの様子が克明に書かれている。
その後22年以上も気になっていた旅の記録をやっと本にしたのだ。
この本は800部の自費出版だ。実は私の所には著者から送られてきたのだ。著者と私は2001年8月に中米のホンジュラス国へ行った研修旅行仲間なのだ。
送られてきた当初も一読したが、今再度読み返してみるとなんとも面白い。
最近、沢木耕太郎の「深夜特急」を読んだこともあり、何かしら共感するものがあった。
沢木さんは<乗り合いバス>でのインドからロンドンへの旅、
山尾さんは<自転車>での逆方向の旅だ。過酷さで言えば似たり寄ったりだ。
旅の大変さもさることながら、その中で人とのふれあいや様々な光景との出会いがある。そして、自らの人生を考えるのだ。これまでの人生、そして今後の生き方などまさに人生の過渡期に思いを巡らすのだ。
「人生を模索する旅」という表現があった。
ホンジュラス国10日間の旅で共に行動をした時も、よく飲みよくしゃべり、何でもメモするバイタリティーあふれる人だった。
一時期、新聞社に1年間の研修に出ていると連絡をくれたこともある。
とにかく何でも見てやろうという好奇心あふれる人だ。
私には同じようなことはもう出来るべくもないが、何だか生きる元気を貰った気がしたのだ。
旅の本は面白い。最近は旅の本ばかり読んでいる気がする。
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2010年07月09日
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