美しく歳を重ねるために

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震災の地からの手紙

大震災の被災地・仙台市から手紙が来た。広島市内の中学校での教え子だった女性からだ。
お父さんが転勤族だったので新潟や仙台で暮らし、今は結婚して仙台市住まいである。
あの震災にあった後の現状報告であった。震災後もう5ヶ月になる。
 
中学校卒業以来31年、ずっと年賀状のやり取りが続いていた。
仙台市という現住所から、大震災の時は随分心配した。
大丈夫だろうかと気になりながらも、どうやって連絡を取ったら良いか迷ったものだ。
 
郵便は無事に届くだろうか。メールを打ってみたが返事もすぐには来ない。
もうそろそろ電話が通じるだろうとかけてみたら、思わぬことに通じたのだ。
ちょうどお舅さんが家におられて連絡が取れた。彼女はボランティアで外出中だった。
その後、折り返し連絡があった。
家の中はかなり大変だったが、どうにか家で生活できているという事で一安心したのだ。
 
今回の手紙はその時の返礼を兼ねた、
便箋に3枚のパソコンで打った文章がぎっしりと埋まった手紙だった。
 
津波の被害はなかったものの、地震により家の中はかなりひどい状態であったが、
片付ければどうにか過ごせるようで、家族の誰にも怪我はなかったという。
 
震災後の不自由な生活の中で、やっと気分的に落ち着き出した頃から
避難所の炊き出しのボランティアに出かけるようになったとか。
身近な人も亡くなったり、家が相当の被害にあった中でも皆一生懸命に生きている・・
それに励まされて自分達も頑張れたとある。
 
やっと落ち着いたと思ったら、4月7日の余震でまた家の中はぐちゃぐちゃになり
またしても心が折れそうになったという。
 今回のことで全国の親戚友人知人から電話やメールを貰い、元気を貰ったと感謝していた。
 
まだまだ震災直後と変わらない状態の地域もあるので、良くなった自分の近辺だけに甘んじることなく、震災の事・被災した人達のこと・今もなお避難している人達のこと・原発の事も心に留め、何をなすべきか何が出来るかを考え続けていかなければと思います。」
 
「・・・今も余震に夜中も起こされますが、必ず落ち着く日が来ることを信じて頑張ります。」と結んであった。
 
私が電話をした時「つながったのは奇跡」だったという。「ご縁が続いていることに感謝」とも。
「たくさんの同級生とも今もつながっている」のだという。
 
筆まめな彼女は、広島を去ってからも多くの広島人とのつながりが切れなかったと見える。
遠い地で頑張っている彼女に今後も幸あれと祈るばかりであった。

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