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広島市の広報紙に「国宝・不動院金堂保存修理工事見学会」の案内が載っていたので応募した。
文化財に関心を持ってもらおうという市の試みだ。
例年文化財防火訓練はこの不動院で行われるのに、今年は違ったのは修理工事中だったからだ。
見学は3月3日(日)の1日で4回、各回1時間、抽選で各30名ができるという。
当選の葉書きを貰ったので、朝一番の9時からの回に出かけた。
車が置けないといけないので早くに家を出たため、8時過ぎには着いた。
境内は日も当たっておらず、ひんやりとして寒い。参加者はほとんどが中高年だった。
残りの3回には若い人や学生はいたのであろうか。せっかくの機会なので見てほしいものだ。
今回の保存修理工事は、金堂の屋根の葺き替え、塗装、部分修理で、
屋根は「こけら葺き」を全面葺き直しをし、塗装は内部の彩色止め、塗り直しなどが行われる。
木部の壁板や建具の補修を行う。内外の土間は全面叩き直しを行う。
金堂の内部と屋根の葺き替えの様子を見せてもらった。
金堂は15メートルもありその上まで上がったのだ。
↑この内部の作業は今回一番の見どころだが、危険でもあるので写真撮影は禁止だった。
これは新聞記事の写真から。
島根県の出雲大社の平成の大遷宮にも行ったが、
同じように屋根を覆いで囲んでいたが、工事中の内部には入れなかった。
金堂は1540年頃山口県で建立され、その後現在地に移されたようだ。
現存する中世禅宗様の仏殿としては、国内最大規模だ。
1958年に国宝に指定された。広島市内唯一の国宝だ。
金堂の屋根は何度か葺き替え工事がなされており、1915年(大正15年)には大掛かりな解体修理を行っている。
1950年、1987年、2000年に屋根の葺き替えと部分修理をしており、10年振りだ。
2011年12月からの屋根の葺き替えと部分修理は3年がかりで行われている。来年には完成だ。
総工費は2億円だという。国、県、市からの補助で行われる。
棟瓦は取り外し(これは再利用)、屋根の下地「野地板」は腐朽したものを解体補修し、
新しい板には「平成23年度補修」と焼き印が押してあった。その後、板には防腐剤を塗布する。
最終的には屋根全体に「さわら」の木から作った板材(厚さ3ミリ約30センチ角)を
3センチずつずらして葺きあげて行く。
さわらの板材は、なたを使って手作業で3ミリに割っていく。その実演を見せてもらった。
手作業でしか出来ないそうだ。多くの枚数のさわら板が使われる。気の遠くなるような作業だ。
▼平成23年からの補修工事は、金堂のほか鐘楼の屋根の葺き替えと塗装工事も行われた。
こちらは去年5ヶ月かけて行われており、9月には奇麗に完成した。
にかわは接着剤の役目をし、べんがらなどの顔料と混ぜて塗る。鮮やかな色だ。
◆全部を見学した後、テレビ関係者に呼び止められた。
この日はNHK、広島テレビ、ケーブルテレビ、中国新聞が来ていたようだ。
夫もケーブルテレビに声を掛けられていた。
インタビューは何となく恥ずかしいもので断ったが、断り切れず応じることになった。
いくつかの質問にどうにか答え、「貴重な機会であり、完成したらまた見てみたい」と言った。
10時半頃に帰途に着いたが、
家で12時前の広テレのニュースを見ていたら何と私がかなりのアップで出たのだ。
しゃべった内容は半分くらいに減っていたが、それでもかなり長く出た。
眼鏡もかけているし帽子も被っていたので、気付いた人はほぼいないだろうが・・・。
この日は日曜日なのでニュースはこの1回限りのようだった。
改めて見ると、我が顔はアップには耐えられないものだった。次女にこのことを話すと、
「テレビに取り上げられたのは、それなりにテレビ側の期待をした内容のことをしゃべっていたということだ」と肯定的な感想をくれた。
恥ずかしくはあったが、録画をすれば良かった。突然でもあり間に合わなかった。
見学もテレビに出たことも貴重な経験ではあった。
しかし、これが初めてではない。かなり前、現役で仕事をしていた頃のこと。
高校の書道の研究授業を見学に行った時に取材されたことがある。
これは夕方のニュースに出て、舅から見たと言って電話がかかってきたのだ。(余談)
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