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「督促OL 修行日記」榎本まみ著・文芸春秋・2012年9月初版・12月第9刷発行
去年の発売2ヶ月で発行部数は5万部だそうだ。
「朝から晩まで、怒鳴られ、脅され、謝る毎日。洗濯の時間もなくて紙パンツ生活。
入社半年で10キロ減・・・・・。こんなストレスフルな仕事でも、ちょっとしたコツで、
出口は見つかったのです。」
「新卒で信販会社に入社し、支払い延滞顧客への督促を行うコールセンターに配属される。
多重債務者や支払い困難顧客から怒鳴られながらお金を回収する日々の中、
心を病んで次々と辞めていく同僚を見て一念発起。
気弱でヘタレな性格でも言い負かされず回収できる独自のメソッドを開発、
クレジットカードの回収部門にて300人のオペレーターを指示し、年間2000億円の債権を回収。
督促業務の地位向上を目指して活動。現在も某金融機関にて絶賛督促中!」
新聞の「話題の一冊」で見つけて、面白そうなので図書館に予約をして、
やっと手元に届き一気に読んだ。著者は就職して7年目になるから、まだ20歳代だ。
本人にとっては苦難の連続であったこの仕事だが、本を読む限りでは楽しく痛快ですらある。
周りがどんどん辞めて行く中で、一番成績の悪かった本人が最後まで残っているのである。
「辛抱すれば報われる」の典型だが、その陰では人一倍の苦労と努力もしている。
どうすれば仕事が上手く行くか、周囲の先輩の業務状態を観察したり、読書をしたり、
セミナーなどにも出かけている。
心身共にボロボロ状態になりながらも、案外しぶとく生き抜いていて、今ではこうも言える。
「思わぬ部署に配属されてみるのも、自分の不得手な分野でもがいてみるのも、
意外な化学反応につながることがあるかもしれない」
「今まで私が先輩やお客様から貰ってきたのは、これからより強く生きていくための武器と楯だったのだ。」
「華やかじゃないし辛いけど、働くってそんなに悪いことばかりじゃないんだよ・・・」
「私はこの仕事が好きです。このお仕事を与えてもらって良かったなあと、今では心から思います。
仕事は生きて行くために必要なお金を与えてくれるし、一緒に過ごす仲間も与えてくれる。
そして自分を強くする力を与えてくれるかけがえのないものなのです。」
この本から元気を貰ってまた頑張ろうと思った人は多いだろう。
仕事上でなくても、まさに人生に当てはめることもできる。
不器用な人が案外大きく上手く化けることもあるのだ。
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2013年06月11日
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