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「パナソニック・ショック」を読んだ。
立石泰則著・文芸春秋社
2013年2月第1刷発行
「2期連続で7000億円もの赤字を計上した
<パナソニック・ショック>。
日本的経営の象徴であり、日本を代表するメーカーが凋落してしまったのはなぜなのか。
それは創業者・松下幸之助に発する根源的問題と、
度重なる経営者の失策、
そして技術の流れを大きく見誤った戦略ミスにある。
20年以上にわたり取材を続けた著者による渾身のレポートである。」
松下幸之助については、2011年10月にNHKテレビ「神様の女房」(出演・常盤貴子・筒井道隆など)を見たことがある。
また、2013年2月に同じくNHKドラマ「メイドイン・ジャパン」(出演・唐沢寿明・高橋克実など)を見た。
その両方にかなり描かれていたので、特別目新しいことではないが
松下幸之助成功後の松下電器のその後の動きが描かれている。
松下幸之助は商才もあったのは事実だが、まさに時代の流れにうまく乗ったことにもよる。
会社はその後の日本社会にあって、大きく変化を遂げる。
「創業者なき経営」にまでに至り、「破壊の時代」へと突入する。
時代も悪い方へ影響しているが、創業者の意向を全く無視する方式での経営に変わったのである。
社名変更でパナソニックとなり、今では松下の名前はない。株価の下落が止まらない。
「わずか3名で創業された松下電器産業は、パナソニックに社名変更した現在(平成24年3月時点)、従業員総数約33万人、国内外合わせて約580社の連結子会社を抱える世界的な企業グループに成長した。そしていま、松下幸之助と松下家の時代に静かに幕が閉じられようとしている。」
で本は終わっている。
幸之助の孫はとうとう社長にはなれなかった。日本経済の歴史を感じさせる本であった。
遠藤功著・あさ出版
2012年8月第1刷発行・12月第16刷発行と言うからかなりの人気本だ。
新聞の「話題の一冊」に載っていたので読みたいと思っていたが、
先日公民館で見つけた。
早速借りて読み始めると、面白いし平易な表現なので1日で一気に読めた。
著者は早稲田大学ビズネススクール教授で、現場力の実践研究を行っている。
新幹線の掃除の様子はかつて少し見たことがあるが、ちらりと見ただけなのでまたしっかりと見てみたい。
ツイッターなどで話題になったと言う。掃除をするのは従業員820名の鉄道整備株式会社「テッセイ」だ。
著者は2011年7月に初めて会社を訪問をしてから10回近くも訪問している。
7分間で新幹線内の掃除を終える「プロの仕事ぶり」を見せる。
その上、掃除前後に整列、礼を行うなどの「礼儀正しさ」が目を見張らせるのだ。
平成17年7月に矢部さんが着任した時に始まる。
その7年間2500日で大きく変わって行く物語が描かれている。
今でこそ多くのメディアが注目しているが、最初に関心を持ったのは海外だった。
平成20年に国際鉄道連合が視察に訪れ、ドイツ国営放送が取材に訪れた。
アーノルドシュワルツネッガ―さんやアメリカのラフード運輸長官までが視察に訪れたという。
普通の会社が、やり方次第で輝く会社に代わったのは、「リスペクトとプライド」だという。
「現場こそが主役であり、価値を生み出す源泉だ」と信じ尊重する姿勢だった。
その結果、現場にはプライドが生まれる。
どんな仕事もここまで極めることができることの見本であり、素晴らしさを感じた。
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2013年06月17日
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