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上高地は雨だった。 |
旅・中部地方
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朝食前にホテルを出て、散歩をしてきた。 |
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バスツアー1日目 |
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「淡墨桜」のことを<優雅な旅を楽しむ・Mr.O(さん)>のブログで見た。 以前他の人のブログでも読んだこともある。 「うすずみ桜」は「薄墨桜」とも書く。 この名前を聞いた時、以前道徳教材にあったことを思い出したのだ。 山口県岩国市出身の作家・宇野千代さんの「生きて行く私」という作品に書いてある。 岐阜県根尾村(本巣市)で見つけた桜は、樹齢1200年もの老樹であった。
高さ17メートル、幹の周り9メートル、枝の広がりが東西24メートル、南北21メートルの巨木だ。 宇野千代さんが出会った時その桜の木は、無残で枯死寸前であったのだ。 その姿を見た宇野さんは、この木をもう一度よみがえらせたいと思ったのだ。 大正15年ごろから始まった衰弱はその後もどんどんすすみ、 「昭和24年に岐阜市大田町在住の医師の尽力で根接ぎをした」という記録を読んだ 宇野さんは、その思いを強くして岐阜県知事や岐阜日日新聞に手紙を書いたのだ。 1年後、観桜会に招かれた宇野さんは生き生きと蘇った桜に感動した。 新しく建てられた看板には 「みの代(しろ)と、遺(のこ)す桜は薄住よ。千代にその名を栄盛(さか)へ止(とど)むる」とあったのだ。 宇野さんの喜びは大きいものだった。 宇野さん73歳の時のことだ。計算してみると、昭和47年の話になる。 普通の桜と違って17年後に咲くということを聞き、90歳の時のことを嬉しく思ったという。 宇野さんは1996年に98歳で亡くなっている。 「薄墨の桜」という小説も書いている。 岩国の生家にはほんの数本ではあるがその桜が植えられているという。 ということで、道徳教材には 薄墨桜の保護を訴えて活動した宇野千代さんのことが書いてあったのだ。 「自然愛護・美しいものへの感動・畏敬の念」などという内容項目に入れられている。 道徳教材でなくても、いい話ではないか。 地元でも人気の桜のスポットらしい。 そういえば同名の歌も出ている。 去年だったか、女性歌手が歌っているのをテレビで見たことがある。 ▲写真はネットからの拝借物。
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