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読書『弘兼流 60歳からの手ぶら人生』
弘兼憲史、海竜社、2016年11月第1刷発行、同12月第3刷発行。
著者は1947年山口県生まれ。早大卒業後、松下電器産業に入社。
その後、1973年に漫画家を目指して退職。作品は『課長島耕作』など。
先般、奥さんの本を先に読んだので、旦那さんの本はどんなのか楽しみにはしていた。
変化のない平穏無事が何より・『老いては夫を従え』... 2018/7/20
<弘兼憲史、身辺整理始めました
持ち物を捨てる、友人を減らす、お金に振り回されない、家族から自立する、
身辺整理をしたその先に>
夫婦の本を比べてみると、男女の特徴がよく出ているような気がした。
弘兼さんの本は、やや理論が多くて、具体的な話が少ない。
それに、結構生真面目な文体で、面白おかしく書いていない。
奥さんの方はその反対で、同じ女性ということもあり、同調することも多く、楽しく読んだ。
面白いのは、ほぼ同じ時期に出版していることだ。
奥さんの本の中には、旦那さんのことがあちこち出てくるが、
旦那さんの中には奥さんや家族のことは全く出てこない。
第3章の「家族から自立する」にもあるように、
家族というしがらみや常識からの自立を書いている。
その意味では、夫婦ともに老後はお互い好きなように暮らしていけば良いと考えているようだ。
「老後は夫婦仲良く助け合って」ではないようだ。
「自立のためには家事や料理も自ら進んでやる」
「何はなくとも料理せよ」
とあるから、かなり自立の道を歩んでいる気はする。
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読書
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■昨日はタウンリポーターの仕事で公民館へ。
行事の主催者から「是非おいでください」とのお誘いを受けたので出かけた。
終了後は、レポートのまとめが待っているが、その作業は嫌いではないので苦にならない。
■読書2冊。
▼『里山シンプル生活』位田(いんでん)めぐみ、2014年8月第1刷発行、大和書房
著者は1980年愛知県生まれ。愛知県の里山で、夫と息子3人、犬2匹と暮らす。
2011年、自然と調和した食と暮らしを求め愛知県にある里山に移住。その後結婚。
古民家を再生し、畑で作物を作りながら木と共に、火と共に、自然からの恩恵をいただき、
持続可能な日本古来の丁寧な暮らしを目指し日々を紡ぐ。2012年に長男、
2014年に次男を自宅出産した。2016年には3男誕生。ブログ『つきあかり 紡ぐ日々』
この経歴を見るだけで、この人の生き方が分かる。
家賃5千円。母屋に離れ2棟。庭,畑付き。
現代人からは想像もできないような、昔の生活。私はその一端は実体験として理解できる。
こういうエコ生活に憧れる人はいるだろうが、現実はなかなか大変だ。すべてに時間と手間がかかるのだ。
それを実践するには、一人では無理だ。良き理解者がいないと出来ない。
その良き理解者はご主人だ。志を同じくする2人が苦労を共にして日々を暮らしていくのだ。
ご主人は畳職人。生活のために時々はその技術を生かしてお金に代えるが、主ではない。
「良いなあ、こういう生活」。でも、実際やろうとなると出来ないのだが、見聞きするだけでも、心豊かになれる。
「お金はなくてもギリギリの神様がいる里山の生活は、容易にはマネはできないけれど、
読むだけで心が温かくなる」(書評文)
『亡くなった人が残していったホームページ達・故人サイト』▲古田雄介。
1977年名古屋市生まれ。社会評論社、2015年12月初版発行。2002年から雑誌記者として活動している。
利用者が亡くなった後のデジタルコンテンツの追跡調査がライフワーク。
103の事例が載っている。よくぞこれだけ多くのものを分析したものだ。
「そこに宿るリアルな生死の一端でも本書から感じ取ってもらえれば幸いだ」
「死はインターネットで学べる。知ることは後ろめたいことではない。
大切にするということは、腫もの扱いすることではないー心からそう思うのです。」
金子哲雄、中島啓江、飯島愛、後藤健二、映画にもなった「がんフーフー日記」など
よく知られた人のものもあるが、名も知らぬハンドルネームだけのものも多い。
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■昨日は実家行き。
とりたてて大きな変化もなく、どうにか平穏無事な日だった。
父は寝室と食堂にエアコンを点けて、どうにか快適に過ごしている。
日々大きな変化のない暮らしが一番のようだ。
とにかく変化に弱いので、良かれと思ってあれこれ変えるのが、一番良くない。
行った時もベッドで寝ていたが、昼食後はまたベッドへ。
ベッドに横になる時間が長すぎる気がするのだが、
あれこれ言ってもなかなか聞いてくれないので、好きにさせる。
昼食が済み、父がベッドに行けば、私は台所の片付けは冷房を切って扇風機で済ませる。
今は「命にかかわるほどの暑さ」とはいえ、私はまだ扇風機で済ますことが出来る。
冷房なしでしか暮らせないようになれば、全館冷房にしないといけない。
痩せ我慢もいけないが、少しは暑さに耐えることも必要ではなかろうか。程度問題ではあるが。
■最近は区の図書館の予約本がどんどん貸し出し可能になる。
予約したら、到着連絡はPCと携帯に来るようにしてある。
自宅から図書館に行くにはわざわざ行くようで、やや面倒なのだが、
週に2回、実家の行き来の途中に寄るので、楽なものだ。返却も同じだ。
最近読んだ本。
▼『老いては夫を従え』柴門ふみ著、2016年12月初版、小学館
著者は1957年生まれの徳島市出身。漫画家。
代表作に「あすなろ白書」「東京ラブストーリー」「同窓生」などがあり、
テレビドラマ化され話題となった作品多数だが、私は漫画もドラマも見ていない。
エッセイ著書も多数ある。切れのあるなかなか良い文章を書く人だ。
やや男性っぽい感じの文章だが、林真理子さんともやや違うし、阿川佐和子さんともやや違う。
夫は漫画家の弘兼憲史さん。夫も有名なのだが、この本の中ではあまり登場しない。
「あれ、夫婦仲が悪いのかな・・・?」と思うほどだが、時々は登場するのでそうでもないだろう。
弘兼さんも最近本を出しているのでこれも予約中だ。こちらも愉しみにしている。
「同じ漫画家の弘兼憲史さんとの距離感も絶妙」「年を重ねることの妙味にあふれている」
という書評文も読んだ。
『間取りと妄想』大竹昭子作、亜紀書房、2017年6月初版▲
作者は「散歩マニアにして部類の間取り好き」であるという。
「さまざまな間取りから想起される、妄想のような物語が収録されたのが本書だ」
「物語を読みつつ、それぞれの風変わりな間取りを何度も確認したくなること必至」
確かに私も読みながら間取り図を何度も見比べた。
「無類の間取り好き」とあるように、小さなころから間取りに興味があったという。
それが本になるほどだから、相当なものだ。
それにしても、一種独特の内容の本だった。
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■7日(土)に大学の公開講座があったので出かけた。
ちょうど避難所から帰った日の午後からで、実施されるのかどうか不安だった。
地元・比治山大学が実施した「採用される投書講座」だった。
元中国新聞記者で、今はこの大学で教えている先生が講師だった。
大人気だろうと行ってみたが、まことに少人数でやや肩透かしだった。
講座の周知徹底があまりなされていないような気がする。
1時間半の講座は、参加者各自の文章を元に色々と話を進めていく形式だった。
私は自分の新聞掲載文章を持参した。
掲載時にはあまり感じなかったが、後で文章を分析してみると様々な場所に荒が目立つ。
ブログ記事はほとんどが書きなぐりという感じで、構成も何も考えないのだが、
投稿文は多少は推敲など手直しをする。しかし構成まで考えてじっくり書くわけではない。
そこは元新聞記者の講師の先生だ。分析力が鋭い。大いに参考になった。
■読書『ひでこさんのたからもの』
2015年11月第1刷発行、
2016年3月第5刷発行
つばた英子、つばたしゅういち著、
主婦と生活社発行
津端さんのことは、他にも本を何冊か読んだし、
映画やテレビ番組も見た。
新聞記事なども読んだ。
もうかなりの情報を吸収したのである。
夫の秀一さんは、この本の制作中の2015年
6月に90歳で亡くなった。
昼寝をしたままの安らかな最期だったのだ。
多くの本が出ているが、これは比較的最近のもの。
87歳だった英子さんは、今は90歳になる。
お元気に暮らしておられるだろうか。
娘さんが2人いるが、今はそのうちの一人と一緒に暮らしていると聞いたのだが。
「愛知県高蔵寺ニュータウンに小さな丸太小屋を建て、機織りをして、野菜を作り、
手間暇を惜しまず40年。時をためる暮らしの集大成」
今では逆に現代の人が憧れる昔の生活。すべてに手作りのじっくり時間をかけて送る生活。
昔は皆こうだったのだが、今はそれを知る人も少なくなった。
英子さんの生き方は、娘から孫へと受け継がれていくであろう。
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読書
『夫の後始末』曽野綾子、講談社、2017年7月第1刷発行・11月第4刷発行
本の広告に
「夫90歳、妻85歳。夫はある日、崩れるように倒れた・・・・あなたにもその日はやってくる」とある。
「たちまち重版」とも。
昨年の11月に予約をして、
半年以上待たされたがやっと手にすることが出来た。
著者は、実母、義父母の3人を自宅で看取っていた。
それも作家生活をしながらである。
当然夫もそうするつもりだった。
著者は1931年生まれ。
夫は2017年2月に91歳で亡くなった。
夫の三浦朱門とは63年の結婚生活であった。 2016年9月から2017年7月まで
「週刊現代」に連載したものを、単行本化したもの。
もともとは「自宅で、介護をすること」という題の本にしたかったそうだが、介護生活は1年1か月で終わりを告げた。
自身も体のあちこちに不調を感じる、まさに老老介護なので、
「介護人としての体力がそろそろ限界にきていると察して、
夫は自分からこの世を辞去する方向に歩み出したのかもしれない」と書いている。
やってはいけないこと「胃ろう」「気管切開」「多重の点滴」などについても触れている。
91歳の夫の死後は自宅で葬儀をした。3人の親もみな同じようにそうした。
仕事関係者に迷惑をかけてはいけないので、秘密葬にしたという。
かつて実母が亡くなった日にも、講演に出かけた。
「自分のうちの事情で、世の中に迷惑をかけてはいけない」と夫に言われたのだ。
長く続く介護生活を覚悟して、購入した介護ベッドが届いたのは、夫が最後の入院をした日だった。
それは後に自身の自宅での診察用に役立つことになる。
作家生活をしながら、介護には手抜きもしながら生活をしたが、
さすがに夫が亡くなった後には時間が増えた。それは、読書や花の世話に費やされた。
夫の死後、へそくりだったのか12万円が出てきた。それで猫を買ったという。
多くは変わらない生活の中で、少しずつ変化のある生活が生まれてきているのだ。
介護生活、入院生活、夫の死・・・・感情的でなく、極めて冷静な文体が続く。
やや男性的な文体だ。しかし、その奥には、夫との幸せな結婚生活をかみしめているのが分かる。
「夫は、思い出すだけでおかしく明るい人だった」「これは誰にとっても幸せなことだ」
と言っている。羨ましいほどだ。
親の介護、そして自分たちの将来の姿を見るようで、この分野のことに関心が出ている昨今だ。
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