氏本農園・祝島だより

万葉集に詠われ歴史豊かな自然あふれる、万葉浪漫の瀬戸内海「祝島」での暮らしを氏本農園からお伝えします

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「祝島自治会生態系保全規則」
 3月2日の夜に公民館で自治会が開催され、祝島自治会生態系保全規則の制定が満場一致で議決承認されました。 制定を働きかけた祝島未来航海プロジェクトのメンバーの一人として、島の将来と生態系の保全に深い理解をもって速やかに行動してくださった自治会長ほか自治会関係者に心からの敬意が沸いてきました。
 この規則は法的な拘束力がどうかというよりも、むしろ島の外に向けては島民の決意を示し、内にむけてはその決意を再確認するという意義が大きいと私は思います。
 島民の決意とは、「一流の離島」を目指し精神的、経済的に自立した生活を営むためにはこれからも一次産業の再生に努め、その基盤となる豊かな山海の生態系は人任せではなく自分たちの手で守るということです。
 隣町で先日開催された瀬戸内の里山・里海セミナーでは複数の大学研究者から、原発はCO2を発生させない環境にやさしい発電などではなく、膨大な量の海水を冷却用に使用(しかも施設内に海水中微生物が残留付着しないよう薬剤を投入する)し、その温排水を漁場海域へ放流するなど生態系に極めて深刻な被害を発生させる側面を見逃さないよう指摘がありました。
 これまでは対岸の長島(本土と橋でつながっているので、制度的に「島」ではなく半島扱いとのこと)に建設計画が進んでいる上関原発への全島的反対運動が祝島の象徴的な表現でした(大学紛争時代のデモのようなヘルメットを島民は日常的にかぶって生活しているなどの極端な誤解も未だに島外の一部にはあるようです)が、島民にとっては瀬戸内海の豊かな生態系を守ることと、原発建設反対運動は同義なのです。
 自治会の生態系保全規則は間違いなく祝島の地域おこしのバックボーンになる存在で、原発反対運動の産物と言えます。その観点では、ややひねってはいますが「原発反対運動は立派な地域興し活動である」と言ってもいいようです。

「舐められる方も悪い!」
 農薬が混入していた輸入冷凍ギョウザの事件を機に、国が行政内に食品安全情報統括官を幹部級ポストとして新設するという新聞報道を先日来目にします。
 しかしちょっと焦点がずれている気がするのは私だけですか? 行政改革で減少気味の省庁の上級ポストをどさくさに紛れて増設しようという魂胆が見え見えだと考えてしまうのは、私が年を重ねるにつれて偏屈になってきているからなのでしょうか?
 一千数百億円も税金を投入して建造し、人工衛星を打ち落とすことができるほど高度な設備を誇るイージス艦が漁船親子を遭難させたのは、結局システム上の問題ではなくそれを運用するヒトの過失に原因があるのは明確です。
 全国に児童相談所が配置され、児童虐待情報が持ち込まれていながらその情報を棚上げにして虐待死を防げず、見苦しい言い訳の記者会見を重ねています。
原発トラブルもヒトの操作ミスや手順軽視などがほとんどですし、そのうえ不都合な事実を隠蔽するという故意が問題を増幅させています。
 仕事の質はそのシステムや組織の仕組みというより、全ては人の為せる業、そのシステムを運用するヒト、そのポストに就いているヒトの情熱や使命感、責任感、敢えて言えば人間性に依るということだと思います。
 今回のポスト新設はまさに泥縄で、何も対策を打たないと国民から無策と非難されるという程度の国側の理由しか私には考えられません。 国民も舐められたものだと言いたいところですが、我ら国民の知的レベルが政府や省庁の思考レベルをその程度にさせてしまっています。
 舐められたくなければ、前回の「ムラは問う」に関して内橋克人さんが指摘する「国民一人ひとりが自分のこととして考え」賢い国民になることだと思います。

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