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日本はもう5月31日。31日が締め切りたる同人作品集鑑賞文「天心粲花」は、あともう少しで完成。心に残ったけれど、鑑賞文には使用しなかった作品を「天為」五月号同人作品集よりご紹介。使用させていただいた句より劣っていると思ったわけではないのですが、XXシリーズで書いている流れに上手く乗せられなかった。。。
(天心集より)
チェンバロの音色を抱き枯木星 朱 月英
雪がまた降りだす人をおくる夜 大澤久子
鬼の豆落ちたる雪の白さかな 山田浩司
節分や内なる鬼へチョコレート 中田征二
雪をんな出さうな闇へ猫消える 佐和日那緒
白えぷろん揃ふ教室春来る 佐伯憲一郎
敗軍の将は語らず海鼠かな 池上守人
光源となる鯉しづめ春の水 宮田カイ子
てのひらをひらりと交し牡丹雪 岩田精一
大寒や鏡の中のシクラメン 加藤廣子
厄落しかも知れぬ櫛落ちてをり 小畑柚流
どこからがどこまでが余白雪の原 村上美智子
立春大吉猿の徒競走見てゆこか 高橋のり子
わらルーツ辿ればきつと雪をんな 山内き句子
枯はちす花を夢みて枯れつくす 生出鬼子
岩山は獣色して寒明くる 丸山信榮
春炬燵人のうはさは蜜の味 永島唯男
あかあかと燃ゆる火星に冴返る 永島唯男
掬ひてはささささささ紙を漉く 小林巳之
閻王の袖より零れ年の豆 橋本有史
遊びとて神の目隠し東風の昼 石原一折
寒卵すでに優劣ある重さ 高原 桐
数学といふ美しきもの冬彦忌 宮崎和義
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