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2008年の1月から始めたサンフランシスコ支部の句会。今年も何とか続けてゆこうと思います。ちょっと遅くなりましたが(そしてしばらく句会報を載せてませんでしたが)1月の句会の結果です。地元の参加者がまだ少ないので、日本とイギリスから欠席投句で協力してもらってます。 支部長(一応、私!)の好みを反映してか、普通の「天為」の句会に出てくる句とはちょっと違う雰囲気のものも多いかも。。。です。。。1月の題は冬のスポーツと「眠」の詠み込みでした。得点の高かった順に並べました。康子さんの名前の前に「(市)」とついているのは「天為」編集長の対馬康子さんではないよ。。。ということで。。。本日(2月22日)は2月の句会の締め切り。今月も「○の数が足りない」と贅沢な悩みを感じる句が集まってます。 第13回天為サンフランシスコ句会 (2009年1月) 冬眠の亀大海の夢を見る (市)康子
獏の家抱きて山の眠りをり 浩司 老妻のたちまちスキーヤーとなる 洋 荒星や指もて磨く楕円球 洋 冬菜摘み闇の平らに眠りけり 洋 スキー板立ててカレーの香かな (市)康子 廃城にスコットランド旗山眠る 京子 眠らずに氷魚は走る影を残し 宗一郎 輪飾りのやうに箱根を走り継ぐ 正美 フォワードの髪掻き上げる手に暮雪 洋 冬波や目開きて眠るモアイ像 京子 毛糸編む眠れる森の番小屋で 飛 今たどるシュプール誰のものなるや 修子 大寒や肴がはりに箸噛んで 眞吾 タックルや冬の大地をさかしまに 宗一郎 いつまでも眠る役なりつばさ凍て 正美 河豚鍋や日はまだ高き向島 浩司 あやかしもけものもついてくるマラソン 正美 凩の北半球を平らにす 飛 冬眠の蛇を卍に夜泣き石 眞吾 ひとり居の影絵あそびの障子かな 眞吾 敵陣が近づいてくる冬青空 宗一郎 退役の砕氷船に朱なほ濃し 浩司 鍋奉行失格したる泣き上戸 眞吾 寒の朝くらやみ色の鳥の声 飛 シュプールの赤い糸めき絡み合ふ (市)康子 巻き直すマイノリティーの襟巻よ 飛 さびしいねロッキー目指す縄跳びは 飛 オペラ座に眠る湖あり冬の雷 京子 梅早し尽きることなき光の輪 紗衣枝 春を呼ぶ素足に響く太鼓の音 尚弘 雪として溶けたいがためマラソンす 飛 加湿器の音に風邪の子眠りけり (市)康子 仮眠室手前のバレンタインデー 洋 冬菜桶水の片隅占めるほど 紗衣枝 ノーサイド告ぐる主審の息白し 洋 老妻の催眠術や冬深し 洋 鉄瓶に湯気立つ音や周平忌 浩司 愛されずまゝ老いにけり雪女 眞吾 敵味方ジャージ着替へて牡丹鍋 宗一郎 冷ゆる夜に鷲木菟のごとぽうぽうと 修子 白き息声に希望の大統領 尚弘 水仙や竹の君受く新人賞 飛 雪降るや深く眠れる木菟の森 (市)康子 雪の面腕立て伏せを三つする 修子 見える声ニューオリンズの冬景色 尚弘 夜もすがら眠らぬ街へスキーバス 紗衣枝 |
サンフランシスコ支部句会
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海越へて一日(ひとひ)失ふ帰省かな 帰省子の指紋とられし成田かな 目的は帰省と税関申告書 大きめのスーツケースで帰省する 昨日成田に到着。時差ぼけのせいか、4時過ぎに目がさめてしまったので 拙句5句!?? 本当かどうか解りませんが、アメリカが外国人ビジターの指紋と写真を入国審査でとるようになったので、じゃあ、俺達も!と、腹いせに!??、日本でも外国人は両手人差し指の指紋及び写真を撮られるようになったのだとか。。。パスポートがアメリカの私も対象となりました。。。でも係員はアメリカのパスポート提示しているのに、最初から日本語で質問してきた。。。あちこちで「非日本人」と思われる私ですが、少なくとも成田では日本人に見えるってことかな?(苦笑)
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3月9日に行った第三回目の天為サンフランシスコ支部句会互選結果です。 兼題は「燕」「行ったことのない場所」でした。 蝶追つて段々空になつてゆく 飛
身の闇を毟(むし)りて春の出でにけり 正美 雛しまふとき空の色尋ねける 洋 アザーンの青の声調燕飛ぶ 千代 胡麻跳ねるやうに雪野の雀らよ 宗一郎 保釈人(ボンズ)事務所(マン)並ぶ一角春の雨 飛 手話の子のつばくろ指して何か言ふ 洋 指の間に影の生まれて蝌蚪そだつ 正美 ふりむいてだあれもゐないしやぼん玉 千代 化野に細き鈴の音冴返る 寛 シンカーが春の空気を沈めけり 宗一郎 ふらここや大唐国は雲の果て 千代 緋の灯りありんす国の雪の果 宗一郎 花筏ふはり魚棲む国の空 千代 見張られて眠る歯(はぼ)舞(まい)魚は氷に 洋 乙鳥や渾名呼ばれてなつかしき 眞吾 ブラジルに移住のてふてふ銀の羽 千代 シーソーの上がり下がりて上がる春 実世 卒業やあの保育器で名付けし子 洋 余寒かな獏の吐くものをどりだす 正美 人の死が解らぬ仔猫抱き上ぐる 宗一郎 廃線の鉄路まつすぐ鳥雲に 紗衣枝 観梅の屋台に七味とうがらし 寛 夕されば嵯峨野に黒き恋の猫 実世 ツンドラのゆるむ樺太父帰らん マサヨシ 主のことば溢るる君の春うれひ 洋 燕の子去りてさぶしき軒の宿 修子 流氷を割りて向かはん磁気島へ 修子 春の雲ぐるり仏舎利塔のうへ 実世 |
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先週の日曜日に開いたサンフランシスコでの句会の互選結果です。 兼題は千代さんよりの「春泥」「青」でした。 先頭は一角獣や青き踏む 飛
白菜の中に包まる無心かな マサヨシ ストーブに近すぎる子の白紙かな 実世 望郷の春氷柱てふ青きもの 洋 春泥をたつぷり付けてくぐひの子 正美 亀の背の亀がころがる春の泥 眞吾 白鳥帰るまづ死神を打ちすゑて 正美 山笑ひをり切られても掘られても 洋 キングの日にわか雨のち喝采に 千代 春泥や肉体の錆軋む音 千代 夕東風や薄荷(ハッカ)ドロップこぼしては 紗衣枝 チャプリンの足跡のある春の泥 宗一郎 春立ちぬ回りやまないこの星に 千代 春泥に卵をひとつ産み落とす 修子 透明傘に薄青き春の服 宗一郎 春泥や自分を殺めたくなる日 飛 雪解風反戦劇の立て看板 宗一郎 料峭や山羊のチーズは食べごろに 千代 やじるしに逆らふ道ゆく木の芽月 千代 消しゴムのふたつづつある大試験 実世 古宮といふ一本の冬木かな 寛 分去れのしづくの青き春氷柱 眞吾 裾の泥いとわず花嫁春を舞ふ 修子 薄青の霞に似合う海カモメ 尚弘 春草を歩きいつしか裾よごれ マサヨシ 笑ふ月追ひかけてゆく恋の猫 飛 凍星や老麻薬中毒者(ジャンキー)の浅き夢 洋 都会より知らぬ肉球青き踏む 洋 凍滝に青きひびきのありにけり 紗衣枝 恵方盤廻せば春の立ちにけり 実世 宇宙(そら)からの言葉を探す春の夜 マサヨシ 春はあけぼの白鳥の目のひらく 正美 春泥の片隅におく三輪車 紗衣枝 雷神へあかんべえして春になる 寛 恐竜の尾椎春風まだ寒き 宗一郎 |
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記念すべき、第一回天為サンフランシスコ支部句会を1月13日に、サンフランシスコのミヤコホテルラウンジで開催しました。第一回ということで、ありがたくも、有馬朗人「天為」主宰の選もいただき、また日本からも佐怒賀正美「天為」特別同人、「秋」主宰を含む仲間たちにも欠席投句で協力してもらいました。 兼題は「天為」の課題句の題だった「水仙」と「賀状」。しかし、サンフランシスコ在住の3人は句会が初めて、私は句会を仕切るのが初めてということで、兼題の説明が充分でなく、また、句会の流れもまだまだギクシャクとしたもので、これから回を重ねるごとに良くしていこうと思います。 ちょっと長くなりますが、まず主宰選からご紹介。丁寧に文法の間違えなども指摘していただき、多忙な主宰なのに大感謝でありました。 有馬先生選 特選 海光を想ふ北窓塞ぐとき 洋 波送りきたるマンタや去年今年 正美 十二支に猫描く友よ賀状来る 洋 とりあへず七草喰うてみたものの 洋 おもひでは鍵かけよ燗は熱くせよ 千代 カーナビの思案してゐる恵方道 飛 有馬先生並選 冬眠に飽きて亀の子甲羅干し マサヨシ 「チェーホフの身にしみる歳」と賀状来る 飛 からくりの黒き金庫や冬深く 実世 掌で転がす春の五色豆 宗一郎 勇魚吼ゆ片目にベテルギウス光り 千代 初句会桑港丸の銅鑼鳴つて 飛 野水仙咲きたる海のくらさかな 紗衣枝 吹かるるは水仙そして土星の環 正美 傷ついてイーハトーヴの冬林檎 寛 ひねくれた妻ひねくれた蕪上手く煮る マサヨシ 御降に葡萄酒の瓶冷ゆるかな 実世 泣き虫のサラリーマンに聖樹の灯 宗一郎 風音のゴスペルめきて野水仙 洋 我がメントールの金村眞吾さんにも選のみで参加していただき、互選はこんな風に。。。 高得点順に並べました。 初句会桑港丸の銅鑼鳴つて 飛 海光を想ふ北窓塞ぐとき 洋 風音のゴスペルめきて野水仙 洋 掌で転がす春の五色豆 宗一郎 凍蝶の吐息と思ふ宿雨かな 洋 初空や女媧おきたまふ玉の色 千代 おもひでは鍵かけよ燗は熱くせよ 千代 からくりの黒き金庫や冬深く 実世 吹かるるは水仙そして土星の環 正美 波送りきたるマンタや去年今年 正美 ひねくれた妻ひねくれた蕪上手く煮る マサヨシ 泣き虫のサラリーマンに聖樹の灯 宗一郎 冬眠に飽きて亀の子甲羅干し マサヨシ 冬池の空寝の金魚猫にらみ マサヨシ ざぶざぶと顔洗ひけり水仙花 寛 とりあへず七草喰うてみたものの 洋 傷ついてイーハトーヴの冬林檎 寛 やせつぽちの水仙釦穴に挿し 千代 御降に葡萄酒の瓶冷ゆるかな 実世 カーナビの思案してゐる恵方道 飛 寒暮光塗り重ねたるモニュメント 紗衣枝 初夢のしつぽのかたち掌に 千代 友来たりまあ一杯とつぐ春や 尚弘 水仙のシルクロードを越えて来し 飛 野水仙咲きたる海のくらさかな 紗衣枝 初刷のゲラに朱筆を惜しまざる 正美 絨毯にかたまつてゐる子猫かな 紗衣枝 女級長水仙を教卓へ 宗一郎 海鳥や啼きて讃岐の初御空 寛 ステンドグラスのあを天領の初明り 寛 ことことと煮物の鍋や賀状書く 紗衣枝 水仙の香に包まれて夜明けたる 正美 私の「桑港丸」の句は「挨拶句として良い」と日本からの欠席投句者から◎をいただいたのですが、いってみれば句会を開いた自分に「挨拶しちゃった」ってことか、、、と、本人は苦笑い。アメリカですから、自分の肩をぽんぽんと叩いてやる句もありってことで(笑)。 第二回からはジャパンタウンの北加日米会というところで部屋が借りられることになりました。
2月17日開催。兼題は千代さんからいただいた「春泥」・「青」。 サンフランシスコ在住の短歌をやる友人も参加してくれるそうなので、楽しみ、楽しみ。。。 ジャパンタウンのスーパーに宣伝ビラはったり、タウン誌に広告だしたり、ウェブで見つけたサンフランシスコ紹介サイトにお知らせ載せたりしてますが、今のところは、まだ数通の問い合わせがあっただけ。。。サンフランシスコに友人、知人、同僚、昔の彼氏・彼女(!?)などいらっしゃる方は場所などをお知らせしますので tenihaiku@gmail.comへご連絡くだされ。 |
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