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昨日(8月26日)サンフランシスコの領事館で、俳句仲間のパトリシアが「俳画エクスプレスワークショップ」を開いたので、アシスタントをかねて??参加しました。
咸臨丸のサンフランシスコ来港150周年を記念するということで、参加者は鈴藤なんとか(咸臨丸の航海士の一人だったそうです)の絵に俳句をつけ俳画みたいにするというワークショップ。パトリシアの俳句+エッチングのアート展のオープニングもかねていたので、パトリシアが俳句と俳画、使って欲しい季語について説明するのに約20分。実際に俳句を作る時間は15分ほどという彼女が「エクスプレス」と言っていたのが良く解るものでしたが、英語で俳句を作るのは生れて初めてという領事館文化部のみどりさんも含め、参加者は熱心に俳句を作り、面白かったです。
咸臨丸は冬に日本を出て、春頃サンフランシスコについて、夏のハワイを経て、八月の終わり頃に日本に戻ったのだそうです。パトリシアが「使って欲しい季語」としてそれぞれの季節から選んだ季語は以下の4つ。
short day(短日 (冬))
by-the-wind sailor(「カツオノカンムリ」と訳が出ていた春のクラゲ)
summer sea(夏の海)
high sky (天高し)
参加者の俳句は領事館のウェブサイトに載るらしいです。私も5つほど作った中から以下の2句を提出。
by-the-wind sailors
you to the east
I to the west
(春クラゲ 貴方は東へ 私は西へ)
short day
the forbidden cross
in his luggage
(短日や禁断のクロス旅の荷に)
江戸時代にはキリスト教は許されていなかったことを皆知らないかな、、、と思って、2句目を披露したときに、少し説明をしたら、「知っている」と頷いた人たちが多く、領事館のイベントに参加するアメリカ人たちは日本通なんだな、と、びっくりしました。
終わってから、パトリシアと他の二人の俳句仲間とちょっと高級なので普段は余りいかないのですが、静かに話せる点では最適なパレスホテルのバーで歓談。楽しい木曜日の夜でありました。
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英語俳句
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昨日届いたニューヨーク州の4人(英語の俳句をやる人だったら「贅沢なメンバー!」と垂涎してしまうHilary
Tann, John Stevenson, Tom Clausen, Yu Chang)のUpstate Dim Sum (点心)より、1句ご紹介。
detention camp
a nisei paints
his Yosemite
- Yu Chang
(収容所二世の描く彼のヨセミテ)
from "Upstate Dim Sum," a Biannual Anthology of Haiku and Senryu 2010/I
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butterfly on a bell
jst a butterfly
on a bell
- David G. Lanoue
(鐘に蝶 ただ蝶だけが鐘の上)
from Modern Haiku Volume 41.1 Winter-Spring 2010
justという言葉の訳が「だけが」ではあんまり俳句的ではありませんが、一茶の研究者でもあるデービッドらしい1句かな、、、と。
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economic news i wonder will this jacket be enough
Peter Joseph Gloviczki
(経済ニュースこの背広で十分だろか)
英語の俳句は三行で書いたものが多いのですが、一行俳句も最近、少し増えてきたように思います。
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even coffin nails
shine
April dusk
Mark Cunningham
(棺の釘さえも輝く四月の昏)
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