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紆余曲折
ロハス&ヴァナキュラーな開墾生活。湖畔のログハウスでスローライフ?いや、悪戦苦闘しています。

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「食料ベーシックインカム」ってどうでしょう?(10/3にフェイスブックページにアップした記事です)
「食料」に限った事じゃないんですけどね、地域で工夫して「食費」や「光熱費」や「交通費」を低減して暮らし易くする工夫をしてはどうかと思うんですね。

先日来、避難場所探しで近県の物件を見て回ってるんですけど、私なんかが探すような物件ですから、賃貸なら月一万円以下、購入なら農地3反から5反付きで100万円以下、なんて言うムチャクチャな話です。

そりゃ無理だろー、って思うでしょ?探せばなくはないんですよ。
まあ、大抵がワケアリですけどね。床抜けてるとか、水出ないとか・・・・
意外とあるのが「風呂なし」ってヤツなんですけど、田舎の山ん中で風呂なしでどうやって暮らしてたんだろう?って想像すると面白くなってきます。
「キッチンなし」なんてのもあります。

そう言う買い手の付かないような物件は破格ですね。
一番すごかったのは、家屋敷、倉庫、蔵に農地1000坪付いて10万円ってのがありましたからね。賃貸じゃありませんよ、売り物件ですよ。
これは既に売れてたので残念でしたけど・・・・こんなのすぐ売れますよね。物件も立派なものでしたし。

物件探しは先ず自治体の空き家情報などを探します。
当然、問い合わせは役所の方にして、役所の人に案内してもらうんですが、私が卑屈になっているのかもしれませんけど、高齢者予備軍の白髪のオヤジなんかが行くとあんまり嬉しそうじゃないですね。
若い人に来て欲しい、って小さい字で首筋辺りの目立たないけど見えるところに書いてある感じです。
まあ、デッカイ字でほっぺたにあからさまに書いてあるわけじゃありませんからね。イヤな感じはしませんよ。
「だろ〜なぁ」くらいです。

農業関係では、新規就農で補助があるのは「認定就農者」です。
コレはやめた方がイイですね。やり手の足りない産業で「認定」した人にしか援助しないなんてオカシイですよ。
ますますやり手が居なくなるし、型にはめていてはせっかくの新規参入の人たちが自由に活動できません。
新発想が入ってこない産業は衰退します。
その「認定」の資格にも「45歳以下」なんて書いてあります。ムカッ!!
まあ、若い人が来てくれれば子供も生まれて人口増えるし、その子供がまた住み続ける事で地域が維持出来ますからね。
正常なサイクルを復活させる事を狙っているワケです。

毎年、人口を1%増やせば地域人口が維持できる、って説もありますよ。
そりゃ確かにそうでしょ。
でも、1%増えますか?
1%って言ったら人口1万人の町や村で100人ですよ。
毎年100人増えますか?毎年ですよ。ムリッ!!

近年移住者が増えていると言われる鳥取県の実績を見てみましょう。
58万9千人近い人口の鳥取県で、移住者誘致目標は2000人だそうです。(実績は半分くらい)
0.35%程度です。目標値で、ですよ。実績だと0.2%行かないでしょう。
毎年1%増やすってのはけっこう大変である事が分かります。

アチコチの田舎を見て回って、どうもコレは逆を狙った方が良いんじゃないか?って思います。
高齢者を誘致してはどうでしょうか?
何故かと言うと、そもそも若者が都市へ出て行った事で過疎化した地域に若者が来るか?って事が先ずあります。
若い世代は働きもイイけど、子供を育てていかなければなりませんからお金も要ります。
特に教育費、例えば田舎の大学が大都市の大学の半額の授業料でイケるのなら良いのですが、ドコもそんなに変わりませんし、田舎は学校が少ないから通学しにくい地域もあります。
下手すると同じ県内なのに下宿しなければならなくなったりします。
すると収入の少ない田舎で収入の多い都会より教育費がかかる事になるので、これじゃ若い人は来ませんよ。
しかも、全国の田舎が若い人の誘致で取り合いしているワケですから、競争率も高くてなかなか良い人材はゲット出来ません。
そこで、チョット遠回りですけど、先ず高齢者を大量誘致してはどうでしょうか?

高齢者って言うと福祉にお金がかかったりして財政の負担になるイメージがありますけど、農業者の平均年齢は2010年で65.8歳ですからね。
裏返せば60代70代の高齢者が戦力になる事の証明です。
しかも資産を持っていたり、年金も貰えたりするワケですから「持参金付き」です。
所有者を説得して地域の空き家を格安で提供し、その代金も無利子融資などすれば効果があるでしょう。
賃貸なら貸家なんかタダで貸せば良いと思います。タダで貸しても家屋と納屋と蔵と敷地の管理、ついでに農地、耕作放棄地、農道、里道、水路の維持管理までしてもらえば、業者に頼む事を考えればお釣りが来ます。
そうやって高齢者をどんどん増やすんです。

すると病院や介護職の需要が高まり雇用が生まれます。残念だけと葬儀社もね。
他にも高齢者向きのビジネスは沢山あります。
タクシーも利用します。
高齢者だろうが赤ん坊だろうが一人は一人ですから、人口増えれば経済規模が増大します。
そうやって地域人口を増やし、自給的農業人口も増やします。

今の農業は一人が耕作すれば10人分以上の食料を楽に生産できます。
日本の人口は1億3千万人、農業人口は約200万人、食料自給率はより低く計算されるインチキ計算のカロリーベースで38%、一人が65人の食料の38%を生産しています。
このままの生産力で100%自給しようとすると526万人くらいの農業人口が必要なのですが、1億3千万人分の食料を526万人で生産すると一人で25人分くらい生産している事になります。

これが今の日本の農業の実力なんですよ。
ですから、高齢者の自給農でも10人分くらいは楽に生産できます。
9人分余ると言う事です。

自然農法だどうだと難しい事を言わなくても、タネ播いただけで肥料も農薬も何にも与えずに、一応、いちおうですけどね、コメは出来ます。
イメージ 1

これは「旭」です。晩生なので収穫はもうしばらく先です。

で、9人分余ったトコロで高齢者を誘致した時の補助の見返りとして余剰農産物をタダで提供してもらいます。
高齢者が大勢居れば居るほど、沢山の食料が集まります。
余った農産物や漁獲物を集荷販売する仕組みを作れば物流販売手数料だけで供給できるでしょう。
同じような事を自然エネルギーでも行えば光熱費も安く出来ます。
それにプラスして国や県からも協力してもらって通勤用の高速道路料金を補助すれば近場の都市で働けます。
高速道路なんて住民が増えなければどっちにしても利用者が居ないワケですから、移住者に通勤パスでタダにしたって損するワケじゃありません。
家賃タダ、食料タダ、電気代、高速料金タダ、と言う事になれば、非常に生活費が安く付きます。
東京の家賃平均はワンルームでさえ7万と言う情報もあります。
食費は抑えて5万円くらいでしょうか?四人家族で。
水道光熱費は2万くらい?
車代や高速料金は使い方次第だから別としても、生活費は少なくとも10万くらいは安く出来るんじゃないでしょうか?

え?「誰がタダで農産物を提供するんだョ?」ですか?
これがね、現在でも日本で収穫されたお米の1/3はタダで食べられてるんですよ。
「縁故米」って言うんですけどね。田舎の親御さんが町の子供達にお米を送ったり、親戚縁者や友達にあげたり、市場に出ずに縁故者の間で消費されているお米が3割もあるんだそうです。
まあ、縁故者だからあげるんですけどね。
コレをチョット方向変えると、地域での「食料ベーシックインカム」みたいな感じになるんじゃないかと思うんです。

香り米の「ひえり」は粒も穂もデッカイです。
イメージ 2

稲作は連作障害が起こらないので、ず〜っと続けて毎年収穫できます。
労力低減さえすれば、一人で皆んなのコメをず〜っと作れます。

生活費が格安な地域となると、そこの企業は給料を安く出来ます。生活費がかからないんだからね。
最低賃金を上げられると田舎の企業は大変なんですよ。
だから、田舎では逆に生活費を低減して賃金も下げればイイと思います。
賃金を下げる事ができれば、企業はより多くの人を雇用できます。
まあ、ワークシェアリングの変形みたいな事です。
そこで、労働時間を2、3割減らす条例を制定します。
「一日6時間以上の労働を禁止する」ってやるんですよ。
そしたら企業は2、3割人員を増やさなければならなくなりますけど、人件費が安ければ大丈夫じゃないですか。

これは伝説のイネ「亀の尾」です。ヒョロできでしたけど、種籾は結構たくさん採れました。
イメージ 3

台風が来そうでしたので早めに刈りました。
こんなヒョロ稲でも、2反も作れば十分あります。

こうやって人口増えて企業も増えてしかも労働時間短くなって沢山遊ぶ時間が出来るので更にレジャーや観光のビジネスが生まれる、って方向で回っていけば地方創生が実現できるんじゃないかと、毎日田舎の景色眺めながら物件探ししてて思いました。
どこかの自治体で試してみませんか?

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