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FDY家具デザイン研究所ブログ
背景はイギリス ハイウィカムチェアミュージャム 1996年頃
ジャパニーズニュースタイルのアームチェア
7月10日より取り掛かっていたアームチェアの模型が完成しました。
12月の県立美術館における作品展には実物を発表する予定にしております。
座りここち最高の和風のアームチェアが誕生します。
こうご期待!  2017年7月21日


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   大川家具職人塾
       ゴールドスミスチェアの製作指導始まる
 
   平成28年度大川家具職人塾
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 職人という言葉が軽はずみに扱われていませんか?  
 かつて家具やあらゆる生活用品は職人によって作られていた。
 職人をめざす若者に知ってもらいたいきわめるということ
 ウィンザーチェアは高度な技術を持った職人集団によって作られたもの
 なのです。

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FDY家具デザイン研究所ホームページ
2017年4月一部リニューアルしました。

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北部九州を襲った豪雨による被害は想像に絶するものがある。
本来、大雨による洪水であれば家が流されたり、主に水による被害のはずであるが、今回、新聞やテレビで報道される映像を見ていると流木の量に驚かされた。上流の山崩れによるものであることはいたる所に見かけられる山崩れの跡がそれを示している。その山崩れにより流されてきたおそらく杉材と思われる材木の太さに驚かされたのも今回の特徴ではなかろうか?ひところの水害による木材の量と太さの違いが、映像だけでは断言できないにしてもあきらかに違っている。思い出されるのは20年ほど前になるが、杉などの針葉樹の植林地が問題になっていたことがあった。針葉樹は根が浅く大雨などに弱いと言われていた。早急に広葉樹林に変えなければ危険が増すと言われていたことを思い出す。幾度かそれらしき災害を経験はしながらも幸い今日まで、そうたいしたことは起こってはなかった。しかし専門家の中では注意がうながされていたはずであるが、今回やっぱりか?と思わざるを得ない巨木と化した杉などの流木はそれと同時に運ばれた土砂の量にも驚かされた。たいていの洪水は水が引けばどろをはげばなんとかなるようなものであるが、今回の現状からするととんでもない量となっている。今までに誰も経験をしたことのないものである。専門家でさえお手上げ状態ではなかろうか?戦後間もない頃、国を挙げて植林に取り組んだと言われている。戦後焼野が原と化した街を復興させるために成長の速い杉などの針葉樹を全国いたるところに植林をしたと言われている。それはおそらく住宅資材を目的としたものであった。しかし現実は野放しの状態と化してしまった。それは外材への依存によるものであった。外材に頼るしかない北欧の家具が流行することによって、その形だけではなくよその国の材木を使うことまでもが真似されるようになってしまった。その結果、南洋諸国の木材を切りつくし輸出禁止されるまでにしてしまった。一方で自国の木材は放置されるといった身勝手な考え方のツケが今回の流木による災害へと繋がったと考えるのは私の個人的見解でしかないのであろうか?私は最近富に感じるようになったのは、戦後アメリカの庇護のもとで奇跡的復興をとげることができたが、それは経済的豊かさを求めたものであって、そのためになおざりにされてきたことがいかに多かったか?戦後70年にして思い知らされることがなんと多いことか!山林の放置一つとってみても災害復興など急を要することにはその対応力はついたとしても長期を要するものには一切と言って良いほど無政策というのが今の日本の実態ではないのか?政治家が自分の身の回りのことにしか目を向けなくなってしまった。国家百年の計を語ると言うと現実的でないと笑われてしまうような現実。そろそろ本当の意味での長期的な戦略を持った復興が必要ではないか?そういう意味で言うならば今からが本当の戦後日本の復興と言えるのではないだろうか!
2017.07.14 こうへいのひとりごとより
追記:
多少専門的なことになるので、これはあくまで私個人の想像をはみでることがないことをお断りしておくが、杉は昔、日本のいたるところに見られた一本杉のようにお互いに間隔を置いて植えられれば2.30年で20セン30センチにまで成長する。70年もすれば元口70センチの杉に成長しているはずである。京都の北山杉に見られるように床柱に適した柱にするにはある程度密集させて成長させる必要がある。おそらくそれを見本に今日のような杉林が造成されたと考えられる。したがって、20年、30年で建築材として利用されることを前提にしていたのではないか?少なくとも50年の内に植え替えられておかなければならないことになる。しかし戦後70年がたち放置されたままの杉が成長しすぎてしまっているのではないか?本来70センチ以上になっているはずの杉が元口30,40センチの径に抑えられている上に大量に植えられているために自重がかさなり、水分を含んだ土が耐えられなくなるという二重のことがらによることが想定される。


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平成29年度大川家具職人塾

第7回目、8回目
7月22日(土)、23日(日)

 第7回目7月22日(土)
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第5回目、6回目
7月8日(土)、9日(日)

 第5回目7月8日(土)
  4回目の続き、臼堀チョウナによるシートの座刳り、
 1日中座刳りで終わる
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 参照:ウィンザーチェア物語

 第6回目7月9日(日)
 仕事に熱中のあまり撮影を忘れてしまったために画像はありません。
  アーム、アームサポートの帯鋸による木取り
  ステックの木取り
   豆鉋による丸棒削り
 







第5回、6回目を前に脚4本と貫3本をそれぞれ4人分FDY工房にて旋盤加工しました。
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第3回目、4回目
6月24日(土)、25日(日)

第3回目6月24日(土)
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臼堀チョウナとモッタの練習用に盤木を加工
新人には鉋がけの練習になる
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臼堀チョウナの練習
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シートの裏面のボブテール部分の面取りには特に注意を要する
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モッタによるシート裏面の面取りのあとは
ノミできっちりさらう

第4回目6月25日(日)
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臼堀チョウナはシートの座り心地を決定する
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笠木へのスティックのホゾ穴あけ
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テレビボードの部材もそろう



第1回目、2回目
6月10日(土)、11日(日)

第1回目
6月10日(土)
大川インテリア研究所にて入塾式
10:00〜
大川商工会議所へ移動
10:30〜12:10
ウィンザーチェアとゴールドスミスチェアについてレクチャー
 参照:以下をクリック
 
大川インテリア研究所にて実習開始
13:00〜17:00
 ウィンザーチェア図面の見方
  盤木から木取る予定であったが55ミリ厚×600ミリ正方の楠よりシート
  と笠置を切り出す。
 帯ノコにて木取り
   アーム、アームサポートの木出し

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帯鋸による形取り
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シートと笠置がそろう
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参照:
FDY研究所ホームページ
 


第2回目

6月11日(日)
9:00〜10:00
 各自、鉋がけ、刃研ぎ練習
10:00〜
 ボール盤によるシートへの脚、スティックのホゾ穴あけ

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まずシートの裏面に脚のホゾ穴をあける
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次にシートの表麺にスティックのホゾ穴をあける
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最後にダブテール部分にバックスティックのホゾ穴をあける
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シートの裏面の縁にに沿って20ミリの位置に面取りのために線をひく
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モッタで面取りをした状態



大川家具職人塾にて
ウィンザーチェア「ゴールドスミス」チェアの制作指導始まる!

本年度大川家具職人塾の開校が事情で遅れておりましたが、6月10日、11日第二土日開校となっています。「ゴールドスミスチェア」が大手家具メーカーの新製品として登場する時代、昨年の約束とおり、大川にこそ職人技の伝統を根付かせるべきという当職人塾の趣旨に従い、以前からウィンザーチェアを作ってみたいという塾生の希望にもこたえるべく「ゴールドスミスチェア」をイギリスの伝統的製作法を学びつつ、イギリスのアルチザンの指導のもとで実際に体験したように指導する私も一緒に作るという方法を取ることにしました。こうご期待!

2017年5月20日



某企業のゴールドスミス ウィンザーチェアのこと
先日(5月14日)、機会あって福岡市天神の家具のデパート[ViVi」で当研究所のメインページにあるゴールドスミスウィンザーチェアを名のるものを飛騨の家具メーカーの出店先で見かけた。昨年から話題になっていたが、今回初めて実物に出くわすこととなった。イギリス現地に赴いて実測の結果出来上がったというだけあって、私の見るかぎりではあるが、形態はイギリス本場のウィンザーチェアメーカーのゴールドスミスチェアよりも現物に近いものとなっていた。機械ではできないところなどにきちっとした加工を加え工業生産品としてさすがにウィンザーチェアの生産として知られていた企業らしく美しく仕上げられていた。しかし材料(ウォルナット)などやはり英国ウィンザーチェアの原則とはかけはなれたものであり、ゴールドスミスチェアの当時の職人によってつくられた人間味豊かな表情とでも言うものは手仕事、手加工でもってしても表現するのは難しい、いわんや機械では?というのが今回の完成品を見させていただいた感想であった。今回当研究所HPにあるゴールドスミスチェアのディテ−ルを大きく拡大で見れるようにしましたので以下をご覧になっていただきたい。


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ターニングチズルについて
以前から下のターニングチズルをどこか鍛冶屋を探して作ってもらうことを考えていたのですが、昨年、11月のこと思い切って新潟県の燕市にある「平出」さんに図面と図を送って製作してもらうことにしておりましたところ今年になって、ようやく完成品が送られてきました。(さかのぼって確認してしてみると平出さんにお願いしたのは昨年9月のことでした。以来鍛冶屋さんのケガとかで、製作が遅れていたので、今年まで時間がかかってしまったのでした。)先週、そのための柄を旋盤で作り、刃を装着するする段階までこぎつけました。昔、ウィンザーチェアの脚などを削る旋盤工のことをボッチャー(bodger)と呼んでいました。彼らの使うバイトのことをターニングチズル(Turning Chisel)と呼び、これ1本でウィンザーチェアの大方の脚は削られていました。来週には柄を取り付けて実際に削る練習をしたいと考えています。
こう!ご期待!

   危険ですので未経験者の方は絶対に真似しないで下さい!

※ターニングチィズル(Turning Chisel)と呼びますが一般的なノミと区別するためにチゼルと発音する場合があります。
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3月3日(金) 速報!
昨日、午後よりスモーカーズボウの脚に挑戦しました。
脚の径(66ミリ)が多きいだけに、刃物がすぐに回転に取られてはねられるために非常に怖い!途中刃物の跡で傷だらけになりましたが、なんとか最後の仕上げてご覧のようになりました。相当の経験と熟練が必要!
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3月2日(木)午後
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3月3日(金)午前
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3月3日(金)午後 完成 回転中
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静止状態
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拡大1
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失敗の刃の跡が生々しい!
3月2日(木)
スモーカーズ・ボウのスピンドル1本を完成してみました。
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回転中
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ほとんどペーパーなしで仕上がっている。
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今日3月1日(水)
ターニングチズルでウィンザーチェアのスモーカーズ・ボウのスピンドル径40ミリを実際に削ってみました。非常に難しい!径が30ミリ以内の部材と40ミリ以上では難しさが格段に違うことがわかりました。
しかし、17世紀18世紀当時のアルチザンが使用していたという事実は確証できました。当時はおそらく森の中で、未乾燥の柔らかい材を削っていただろうと考えられます。現在の乾燥しきった硬いタモには難しいことがわかりました。どちらにしても相当な経験がなければターニングチズルを使いこなすことは難しいだろうということも判明しました。
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無事,柄の装着ができました。
2月27日(月)

ターニングチズル(Turning Chisel)の柄を装着後、桧を削る実験をしてみました。以下のようになんとか削れる見通しがたちました。

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ターニングチズル(大)
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ターニングチズル(小)



この記事に

大川家具職人塾


平成28年度大川家具職人塾
第二課題カップボード製作

平成28年度第39回、40回目(最終回)
平成29年
3月25日(土)
 午前:
  塗装素地調整
 午後:
  サンジング吹き付け
3月26日(日)
  最終吹き付けと
  扉、引出の取っ手、蝶番の取り付け
  ガラスの取り付け
  完成
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完成品
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終了証書授与式に臨む大川家具職人塾受講生5人のメンバー
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大川商工会議所会頭から全員に終了証書が手渡された
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大川インテリア研究所に展示されたカップボード
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大川商工会議所にて一時展示されるカップボード

歴史をつなぐ!大川家具職人塾
この職人塾も2年を経過し、3年目を迎えようとしています。職人としての取り組みは芸術家が己の才能を活かして個性的家具を作るのとは異なります。しっかりとした技術を学び伝統ある家具を作れるようになることが目的であります。技術を学ぶとは教えてもらうことではありません。道具を通して木と対話することであり、木から学ぶ姿勢が大切だということです。私はそのことを心情として来ました。職人塾という機会にめぐまれたもののそういったことを伝えることのできる場所がありませんでした。幸い、昔、諸先輩たちの力で立ち上げられた大川インテリア研究所に残る歴史ある工房を使用できる偶然に出くわすことができたのでした。遠い昔の伝統よりも大川にはまだ身近に、つい最近の歴史の足跡が残されています。新しいデザインに翻弄されていく一方で、そういったものが忘れ去られようとする中、大川家具職人塾に引き継がれるものが見いだされて来たことに感涙の思いであります。塾生諸君にはそいう歴史をつなぐ使命感を持っていただきたいし、誇りを持っていただきたい。それこそがこの職人塾の開校を決断された大川商工会議所会頭以下職員皆さんの望まれることではないかと推察しているしだいであります。
2017.03.28 
平成28年度大川家具職人塾終了にあたって



平成28年度 第37回、38回目
平成29年
3月11日(土)
3月12日(日)
カップボードの組み立て
引出組み立てと取り付け
引き戸、開き戸の取り付け
組み立て完了
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引出しの組み立て
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引出しの取り付け
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引出し取り付け完了、後は前板の面取り
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B班カウンテー付きカップボード、組み立て終了
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A班カップボード組み立て終了
次週塗装

いよいよ次週で今季の終了となります。生徒諸君のアンケートを読ませていただきました。おおかた良かったという結果に安堵しております。しかし昔の職人の世界を垣間見た者として、言わせていただくと、職人の世界はこんな悠長な世界ではなかったということです。どういうものであったかは話で伝わるものではありません。今回、前期は5名20回でカップボードを1台仕上げ、後期は同じ20回で本格的なカップボード2台を私を加えて6名で同じ時間で完成させたことになります。3名で20日間かかって1台完成させたことになります。それでも実際に食っていける量をこなすには遅すぎます。職人の仕事がいかに早かったか!次期3期目にはもっと早くなるのでは?指導する私が追いつかなくなることを期待しております。
アンケートの中で、分業で関われなかった工程や、良し悪しの原因、対策を理詰めで説明がなかったのが残念という貴重な反省の言葉がありました。まさしくそれが職人の世界を体験した証拠でもあります。職人の世界は見て覚えよ!決して教えてもらえない、俺の仕事を見ておけ!しかし盗ませてくれる世界でもあります。先輩たち、あるいは師匠の一挙手一投足を見落とすまいとする姿勢が必要とされるのです。これが一般的な教え方と職人塾の異なるところではないかと思っております。又、この大川家具職人塾が職人集団としての歩みを始めた証でもあります。





平成28年度 第35回、36回目
平成29年
2月25日(土)
2月26日(日)
カップボードの組み立て
天板とカウンター(上部底板)の取り付け

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下部、天部分の鉋による水平さらいA班
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カウンター(上部底板)の取り付け調整B班
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天板の取り付けB班
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天板の取り付けA班
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引出前板調整B班
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引出側板調整B班
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カウンター(上部底板)の取り付けB班
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ロッキングマシンによる側板板と向う板の組手加工
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ダブテールマシンによる引出前板と側板の蟻接加工
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ダブテールマシンによる前板と側板の調整には微妙な調整が必要なため、
意外と時間を要していまい、引出の組み立て加工に入る
直後に時間となり次週となる

平成28年度 第33回、34回目
平成29年
2月11日(土)
2月12日(日)
カップボード組み立て開始
組み立ての準備に多くの時間を費やしたが、組み立てにはそれほど時間はかからない。実は組み立てより以上にその準備こそが重要な時間であったことを塾生自身が体験することができたはず。それを経験できることが、この職人塾の存在する意義でもある。ある程度の経験でも丁寧に作りさえすれば誰でも家具の一つや二つは作ることができるようになる。しかし昔からの伝統的でオーソドックスな家具を作るには、経験して見なければ伝わらないものが多くある。その意味で職人の道は孤独でもある。この経験が次の段階を目指すモチベーションに繋がることに期待したい。
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本来箱物家具の組み立てには、木工用プレスがあるのが
あたりまえである。塾生にはシメハタで苦労をかけた。
しかしこれも経験、経験に勝る先生はない。


平成28年度 第31回、32回目
平成29年
1月28日(土)
1月29日(日)
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毎回、仕事始めには鉋やノミの研ぎと削りの練習から入る。
研ぎ場が少し狭いかも?
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組み立て準備が整い次週には組み立てに入れるだろう!


平成28年度 第29回、30回目
平成29年
1月14日(土)
1月15日(日)
先回に引き続き1班、2班ともそれぞれ部品加工と組み立て準備で終了
写真を撮る間がないほど作業に集中した2日間だった。



平成28年度 第27回、28回目
平成28年
12月10日(土)
12月11日(日)
1班、2班とも引く続き側板、ガラス戸、引き戸の框組加工と組み立て作業
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鏡板と框の間にはどうしてもわずかな段違い(メチガイ)が生じる
それをさらう(浚う)には高度な鉋の技術が必要となる
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平成28年度 第25回、26回目
11月26日(土)
午前:9:00〜
大川市役所と大川商工会議所の計らいで大川市現代の名工の
家具工房見学が実現しました。
家具工房「西田」
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昭和38年〜40年代にかけて大川家具職人の修業を実際に経験
された現代の匠と呼ばれる西田さんの当時の話と作品の説明に
塾生達は熱心に聞き入っていた。

「桐里工房」
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大川に唯一残る伝統的桐箪笥「桐里工房」の3代目
稗田社長は福岡県「現代の名工」に認定された。
工場では本当の職人が育っている現場を案内して
いただき塾生達は心から感激していた。
参照:桐里工房
午後:13:00〜
側板框と鏡板の組み立て仕上げ
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11月27日(日)
9:00〜10:00
鉋かけ、刃研ぎ練習
10:00〜
はじめにひとこと:
柳宗悦は昭和17年〜18年頃に執筆された「手仕事の日本」の前書きの中で以下のように述べている。
西欧では機械の働きが余りに盛んで、手仕事の方は衰えてしまいました。・・・・・それで各国とも手の技を盛り返そうと努めております。
なぜ機械仕事と共に手仕事が必要なのでありましょうか。機械に依らなければ出来ない品物があると共に、機械では生まれないものが数々あるわけであります。凡てを機械に任せてしまうと、第一に国民的な特色あるものが乏しくなってきます。機械は世界のものを共通にしてしまう傾きがあります。それに残念なことに、機械はとかく利得のために用いられるので、出来る品物が粗末になりがちであります。それに人間が機械に使われてしまうためか、働く人からとかく悦びを奪ってしまいます。こういうことが禍いして、機械製品には良いものが少なくなってきました。これらの欠点を補うためには、どうしても手仕事が守られねばなりません。・・・・

アメリカのある経済学者の名言
今や人間は自分の召使いとして生み出した仕組みの召使いである。思考も、行動も 
We are becoming the servants in thought, as in action,
of the machin、we have created to serve us. NHKテレビテキストより

参照:機械と人間の関係 のページ

午前:11:00〜
框と鏡板の加工と組み立てと仕上げ

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平成28年度 第23回、24回目
11月12日(土)
9:00〜10:
鉋かけ、刃研ぎ練習
10:00〜
框組部品の加工
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鏡板
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11月13日(日)
9:00〜10:
鉋かけ、刃研ぎ練習
10:00〜
朝の鉋がけ練習(毎回9時から10時)
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鉋がけの練習の合間に薄削り合戦
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側板框組開始
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平成28年度 第21回、22回目
10月22日(土)
10月23日(日)
大川市木工祭りをはさんで約1月後の職人塾となった。

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平成28年度 第19回、20回目
9月24日(土)
9月25日(日)
10月8日(土)〜20日(月)開催の大川木工祭りに出展がきまった。課題1のカップボードのガラスの取り付けとガラス戸蝶番の取り付け、引出しとガラス戸の取っ手取り付、裏板の取り付けなど
引き続き課題2カップボードの製作

※ 今回カメラを忘れたために映像がありません。
次週に課題1カップボードの完成品の写真と今週の課題2カップボード製作終了分の写真を掲載することにしています。

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第一課題カップボード完成品

およそ半世紀前までの大川には数多くの職人が現役で働いておりました。16、17才の弟子入りから20代の弟子あがりが居て、30、40代の中堅に、工場長クラスの上に60代から80代のベテランが「50、60はまだ若僧70で一人前」と言いつつ働いていた時代でした。その家具職人の世界を垣間見たことのある者として、思い越して見ますと、当時の大川の家具と言えば量産を考えたフラッシュ構造の家具が主流で、重くて古臭い家具に対して軽くて使い勝手の良い大川家具として全国に知られておりました。今日、フラッシュ構造と言えばパーティクルボードを芯にした簡単に機械加工できる代物ですが、当時のフラッシュは職人の技術によって本物の木と見まがうほどのすごいものでした。今回展示のカップボードは一部棚板等にその技術を生かしておりますが、全体は和を主にした民芸家具などに見られる框組によるホゾ接ぎを主にして、台輪部分にはフラッシュ構造から生まれたデザインを取り入れ、今ではレール付になってしまったヨーロッパスタイルの引出しに対して、当時大川のメーカーには必ずと言って良いほど置かれていたダブテールマシンを復活させ、前板とカキ板(側板)、向こう板の接合に蟻接ぎと組手接ぎを取り入れ、引出しの取り付け加工技術をマスターすることに力点を置きました。
木材に関しては日本を代表する家具産地、大川の家具にふさわしくするために福岡県産材の桧を地元の木材市場より取り寄せて使うことを主眼として来ました。ご承知のとおり、桧は軽くて丈夫な日本を代表する高級建築材、そんじょそこらの家具に使用することはためらわれてしかり、しかし、間伐材を使うことで可能になるのではということで、以前から実験、使用してきた経験から、70年から80年に近い材で30〜40センチあれば、節の合間を使用して家具に応用することが可能なことを実証してまいりました。周知のことですが、桧を使いこなすには日本の道具特に台鉋を使いこなすことが必須条件となります。塾生諸君には毎回、最初に鉋の刃研ぎから鉋がけの特訓を経て今回の製品に到達しました。
本当に職人と言われるまでには1年や2年の修業で足りるものではないかも知れませんが、その成果の一端を発表し、皆様に見ていただくのは当然のことではないかということで今回の発表となりました。まだまだ逆目の痕とか面取りのムラなどが見られますが、次の機会にはもっと完成度の高いさらなる上級を目指して塾生たちの研鑽は続いております。
次にご期待を!



平成28年度 第17回、18回目
9月10日(土)
9月11日(日)
第1課題カップボードは初めての実製品でもあり、上下を2班に分けて製作するという変則的なもので、まだまだ未熟な点が目立つものであった。その反省点を踏まえ、第2課題カップボードは1班、2班それぞれでカップボード一台を完成させることにした。したがって第一課題の失敗箇所などを反省して、今度は完璧な製品を目指すこととする。そのため指導する側も製作に積極的に関与するため、今後製作プロセスの写真はその日その日の終了時のコマ撮り写真となる。



木取りと墨付けで終了
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引出とガラス戸の取っ手の旋盤がけ(FDY工房にて)
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取っ手の完成

この記事に

平成28年度大川家具職人塾

第15回、16回目
8月27日(土)
8月28日(日)
第一課題カップボード完成

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棚受けダボの取り付け
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ガラス戸のガラスと引手、ガラス戸の取り付けと
引出の引手の取り付けを残し、一応の完成をみた。

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第13回、14回目
7月 23日(土)
9:00〜10:00
 鉋がけと刃研ぎの練習と与えられた角棒から33ミリ×33ミリ
 ×330ミリの角棒に鉋と手ノコで仕上げて、そのあとTの字に
 手ノミでホゾ加工する
10:00から本作業
 カップボードアンティーク色着色
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7月 24日(日)
9:00〜10:00
 鉋がけと刃研ぎの練習
 
10:00から本作業
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2班、吹き付けウレタン塗装1回目
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課題2、カップボードの荒木取り開始
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第11回、12回目
7月 9日(土)
9:00〜10:00
 鉋がけと刃研ぎの練習
  課題:
10:00から本作業
 カップボード上段の組み立て
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7月10日(日)
9:00〜10:00
 鉋がけと刃研ぎの練習
  課題:
10:00から本作業
 カップボード上段の組み立て
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第9回、10回目
6月25日(土)
9:00〜10:00
 鉋がけと刃研ぎの練習
  課題:
10:00から本作業
 カップボード上段の組み立て
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框組側板棚受けダボ
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6月26日(日)
9:00〜10:00
 鉋がけと刃研ぎの練習
 課題:
10:00〜本作業
カップボード下段の組み立て
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下段引部分
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第7回、8回目
6月11日(土)
9:00〜10:00
鉋がけと刃研ぎの練習
 課題:与えられた角棒から33ミリ×33ミリ×330ミリの角棒に鉋と手ノコで
 仕上げて、そのあとTの字に手ノミでホゾ加工する
10:00から本作業
 カップボード下部の框組側板
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カップボード下段、側板框組組み立て
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カップボード上段、框組側板、鏡と框
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カップボード上部トップ(天板)の支輪の接着
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側への墨付け
6月12日(日)
9:00〜10:00
鉋がけと刃研ぎの練習
 課題:与えられた角棒から33ミリ×33ミリ×330ミリの角棒に鉋と手ノコで
 仕上げて、そのあとTの字に手ノミでホゾ加工する
10:00から本作業
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側へのホゾ穴加工終了引き戸鴨居、底板取り付け部分のホゾ穴やその他裏板取り付け部分のサクリなど次回には組み立て可能なところで終了


第5回、6回目
5月28日(土)
9:00〜10:00
鉋がけと刃研ぎの練習
 課題:与えられた角棒から33ミリ×33ミリ×330ミリの角棒に鉋と手ノコで
 仕上げて、そのあとTの字に手ノミでホゾ加工する
10:00から本作業
今日のひとこと
 日本独特つまり大川独自のデザインを生み出すには、一般的には流行を追ったり、
 新規なデザインを考えようとするが、この職人塾では何年かけてでも伝統を踏まえ
 た独自なものを生み出す苦悩を体験することが大切である

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カップボード下段引き戸格子、ホゾ穴
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上段側板框
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上段ガラス戸ガラス抑え溝カット
5月29日(日)
9:00〜10:00
鉋がけと刃研ぎの練習
10:00から本作業
今日のひとこと:
 西欧の道具と日本の道具の違い
 西欧の道具は職人を助けるためのもの
  したがっていろんな工夫がされており誰でも使えるように考えてある
  ひとの力に任せて使うものが多い
  多くが機械へと進化していった。
 日本の道具は職人が助けられるためのもの
  したがって形がシンプルであり使いこなすには時間の必要がある
  人の力半分で、あとは道具に頼る
  昔のままのものが多く使われなくなっていった。
  日本の鉋やノコを使いこなすには己の力半分、道具の役割半分の考えで使うこと
  が大切
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框部材の加工
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側板框材
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引き戸框
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上段底板
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上段天板、支輪
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下段側板框材組み立て準備




平成28年度大川家具職人塾開始
第1回、2回目
4月23日(土)10:00から大川家具職人塾新塾生5名の入塾式が福岡県工業技術センターインテリア研究所にて開催されました。
  1.一流職人への道をめざす
  2.未来に向けて苦しみを喜びに、一流とみなされるまで頑張る
  3.伝統の中から新しい道を見つける
以上の訓示の後、作業室に移動して平成28年度職人塾1回目がいよいよ始まりました。今年は人数を厳選して昨年からの3名に新しく2名の新人を迎えることになりました。心機一転、徹底して鉋の技術を身に着けるべく、塾生は9時に集合、鉋、ノミの刃研ぎと練習後、10時より実習に入ります。

4月24日(日)には早速9時から始めて、一人一人鉋のかけ具合や刃研ぎなどの指導から入りました。新人の一人はすでに経験者でもあり、鉋のかけ方もほとんどできており、若手の方も一応鉋がけはできることがわかりました。しかし本当に鉋がけができるようになるにはまだまだやってみるしかありません。1年の間に与えられた桧の角材がなくなってしまうまで、砥石がすり減ってしまうまで、それは振り返ってみた結果であり、そうしなければならないでできることではありません。次に大川家具職人塾塾生全員自分の木槌を作ることから始めました。
昔、大川の家具職人として最初にするのは木槌を作ることからでした。
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第3回、4回目
5月14日(土)
カップボードの製作
木取り機械加工
 帯鋸にて縦ワキ、手押し鉋盤、自動鉋盤
天板、上段底板2枚、下段底板の3枚剥ぎ合わせ

5月15日(日)
墨付け
天板、上段底板、下段底板の鉋がけ

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今時、箱物の天版や底板に無垢板を使う家具などあり得ないが、この職人塾ではあえてそれに挑戦することにした。
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無垢板の両面に鉋がけして加工するのは大変な仕事であったが、現在では銘木の大木をワイて高級塗装を施したはやりのカウンターを加工するワイドサンダーにかければ簡単である。しかしここ実習場では手押鉋盤(300ミリ幅)と自動鉋盤(600ミリ幅)で削るために、まず手押鉋盤と自動鉋盤でそれぞれの部材を30ミリ厚にしてPIボンドとポニークランプで剥ぎ合わせなければならない。その後仕上がり27ミリ厚にするためには最初に片面だけを鉋で仕上げて、残り片面を自動鉋盤で削り、最後に両面に仕上げ鉋をかけなければならない。
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上図は片面を真平らに仕上げたところ
この後、自動鉋盤にて27ミリよりわずかに厚めに削り、
再び鉋で両面を仕上げなければならない
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片面だけ鉋で仕上げるにしても、真平らに仕上げるにはそれ相当の
技量がなければならない。鉋屑を見れば技量の良し悪しがわかる
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框組の縦框、横框のホゾ接
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天板を無垢板にすることで側面に小口が出る。それを隠すためと、反りを防止するためにハシバミが必要となる。その寸法をきめるために時間をかけた討議がなされた。天板の反りを防ぐには蟻接ぎが必要となるが、その分、余裕に両端30ミリは必要である。そうなるとハシバミが不要になり、練り付け材で小口面を隠すことになる。そうすると支輪との関係がおさまらない。結論として、30ミリ×40ミリのハシバミを取り付け、支輪と留め接合することで決着した。結局、天板はダボ接となるがしかたがないという結論に達した。上段の底板もそれに準ずることになる。

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大川家具職人塾 37回目、38回目(最終回)
3月26日(土)
3月27日(日)
 17時:終了証書授与式
 大川家具職人塾最終回終了後、大川商工会議所会頭より塾生一人一人に終了証書が手渡されました。
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B班b、組み立て
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組み立て前には必ず、一度仕上げ鉋を入れておかなければならないが、
組み立てをあわてた結果、表に傷が出てしまっている
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引出し取り付け
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B班b、一応組み立て完成
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B班a、吹き付け塗装後引出取っ手の取り付け
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B班a、完成
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A班b、引出し前板面取り加工
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仕上げ鉋がけ
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A班b、開き戸付き飾り棚完成
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A班a、
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A班a,引き戸付き飾り棚完成
第一期大川家具職人塾終了にあたり:
大川家具職人塾も最終回となりました。皆さんの今日までの歩みを一週間の授業に換算しますと5週以上の実習をしたことになります。この経験は大川家具職人塾でしかできないものでもあります。今後の皆さんの人生にとって職人塾一期生として自信を持って進まれんことを切に希望いたします。来期からはさらなる高みをめざして再出発しますが、それは大川家具職人の復権に繋がる真剣勝負でもあります。

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大川家具職人塾終了証書授与式記念写真(塾生11名、内欠席者2名)
後列左から二人目より山崎商工会議所部長、古賀木らくな故郷プロジェクト委員長、
津村商工会議所会頭、園田商工会議所副会頭、山口工業技術センター所長
2016.03.27


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大川家具職人塾 35回目、36回目
3月12日(土)
3月13日(日)
続、一年を振り返って:
1年を通して見て、私なりのやり方で家具の成り立ちや作り方など、ベーシックなところを一応習得させることができたと考えています。まず、募集の段階では経験者という条件でしたが技術の優劣があり、二つのグループ、仮にA班とB班に分けて指導してきました。しかし、やはり多人数を相手にしていたために必要な指導を見落としてしまっていたことなど、たとえば仕上げ鉋を入れなければならないところをいつの間にか組み立ててしまい、ペーパー仕上げになってしまうことなどがありました。特に次の段階のどこでどのような使い方をするかなどは少人数でしか指導しようがありません。その結果、自然とB班の指導の方が多くなり、その間A班の指導がおろそかになる。上級者にはそれなりのシビアな指導が必要なのですが時すでに遅し。要所、要所で適切な指導をしておかなかったがために最後まで見過ごさざる得なかったことなど心残りなことが多々ありました。今回の経験を活かして再度正しい鉋のかけ方、どの段階で鉋をかけ、仕上げ鉋を入れるかなど、又、刃の研ぎ方から鉋台直し、刃の裏出しなども、次回は人数を絞ることで、より具体的な指導ができるのではないかと思っております。技術の優劣よりも向上心が重要です。繰り返しになりますが、まずはこの職人塾の中から我こそはと思う方の応募を期待しております。

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A班a、引き戸付き飾り棚、敷居の溝がわかる
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B班b、遅ればせながら組み立てに入る
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台輪と引出の部品木取りに入る
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A班b、扉合わせ
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上扉の加工と合わせ
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A班a,
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ひとこと感想:
ちなみにA班の家具を教育的観点で採点しますと75点から85点それ以上90点を付けても良いほどですが、職人が作る製品のレベルで採点すると、やっと合格できるかできないか、60点ぎりぎりか70点から良くて75点ということになります。職人として認められるにはなお一層の熟練が求められます。
2016.03.15




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