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FDY家具デザイン研究所ブログ
背景はイギリス ハイウィカムチェアミュージャム 1996年頃
2018年度大川家具職人塾

  2階を展示場にしてこれまでの作品を展示、
 いつでも誰でも見学できるようになります。
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 第3回目
 2018年6月9日(土
  作業台の制作
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  新人:
   木槌の制作
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50年前(昭和43年)のころ、大川の家具職人が
最初に作るのがこの木槌でした。


第4回目
 2018年6月10日(日
  作業台の制作


第1回目
 2018年5月26日(土
  10時〜
  開校式:大川商工会議所
  小保地区新しい工場へ移動
     作業台の制作
   新人:鉋がけの練習

第2回目
 2018年5月27日(日)
     作業台の制作
   新人:鉋がけの練習

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大川家具職人塾

 平成29年度大川家具職人塾

    
    ゴールドスミスチェア ウィンザーチェア の制作指導始まる
 
 
 平成28年度大川家具職人塾
     17回〜40回目  

    平成27年度大川家具職人塾


 「ウィンザーチェアについて」
クリックでOK
   ウィンザーチェア物語  全20項目
 ウィンザースツールの作り方  1〜11項目
 英国ウィンザーチェアの鉛筆画資料による解説  1〜14項目
 
「鉋の話
クリックでOK
      鉋の歴史
 鉋台と鉋のかけ方                      
  
「職人について」
  右下、ブログ内記事検索に黄色字部分を入力してください
 (クリックするだけでもOKです)
 職人道                      
 私の考える職人とは                
 職人という言葉が軽はずみに扱われていませんか?  
 かつて家具やあらゆる生活用品は職人によって作られていた。
 職人をめざす若者に知ってもらいたいきわめるということ
 ウィンザーチェアは高度な技術を持った職人集団によって作られたもの
 なのです。

(マイオピニオン)
 クリックでOK 
  以心伝心                     
 戦後70年に思う                 
 日本人としての道徳心               
      個性とは

FDY家具デザイン研究所ホームページ
http://www.fdyamanaga.jp/

FDY工房ホームページ

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スティックボウバックアームチェアの模型制作


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実物            1/5模型

1996年スティワートリンフォード社に於いて名アルチザンのピータースミス氏の補助の元で制作したのこの繊細な椅子はユーyew(一位)の木でできており、ブナで模型を作るのは不可能と思っていましたが今回16種全ての模型を作ることにしたために思い切って制作することしました。先に述べたように1/5模型を作るのは実物を作るのとおおよそ同じようなもので、当時イギリスで制作したころの感覚がよみがえってくるようでした。

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曲木
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全部品
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完成

ウィンザーチェア ホイールバックチェアの模型制作

FDY家具デザイン研究所では英国ウィンザーチェアの16種16脚のすべてに1/5模型を作って来たつもりでいました。ところが実はいくつかの椅子に模型がないことが判明しました。それは同じ類型のものにはその必要がなかったからです。しかし16脚のウィンザーチェアのうち4脚に故あって欠損が生じてしまいました。そこで、今回その全体像を模型で一望できるように1/5模型を制作することにしました。そのホイールバック・ウィンザーのアームチェアとサイドチェアの模型制作プロセスをわかり安く報告することにいたしました。1/5模型を作るのは実際に制作するのとほぼ同じ工程を通ることで、実際に作る上での演習にもなるのです。


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実物           1/5模型
ホイールバックサイドチェア

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実物           1/5模型
ホイールバックアームチェア

第1回目 部品をそろえる。
まず、1/5図面より厚み幅にあわせて部材(ブナ)を揃える。
 シート:5ミリ厚 90ミリ幅 200ミリ長
 アーム&アームサポート: 5ミリ厚 25幅  300ミリ長さ
 スプラット: 2ミリ厚 25ミリ幅 220長さ
 ボウ: 6ミリ×6ミリ 320ミリ長さ  2本
 クリノリンストレッチャー: 6ミリ×6ミリ 320  1本  
 スティック:3、5ミリ×3、5ミリ 220ミリ長さ  7本
 
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 脚:9ミリ×9ミリ 長さ85ミリ   8本
 貫:8ミリ×8ミリ 長さ55ミリ   5本
  ※ 旋盤は失敗のために余分に取っておくと良い

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1/5模型部品図
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それぞれの部材に部品図を貼り付ける
※上記写真の部品とは必ずしも一致しておりません
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ミシンノコにて切り出す
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アームチェアシート、サイドチェアシート裏
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アームチェアシート、サイドチェアシート表
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ホイールバックスプラット
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背ボウの曲げ型
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曲木の準備
第2回目 曲げ
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帯鉄(ベンディングストラップ)
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スティームボックス
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お湯が沸騰後湯気が湯滴となってしたたり落ちるようになって
10分後取り出す
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背ボウと下はクリノリンストレッチャー曲げ型
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まずセンターを固定してベンディング開始する
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曲げバックボウとクリノリンストレッチャー
第3回目 シートへのホゾ穴あけとサクリ 
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ボール盤によるホゾ穴あけ
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裏面より脚の5ミリホゾ穴
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表麺スティック3ミリの穴あけ
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シートの堀り
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シート下側面の面落とし
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シート裏面
第4回目  スプラットの加工
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ミシンノコ刃の通し穴
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仕上がり
Sorry, now work is delay.
第5回目 脚、貫の旋盤加工
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材の中心にあらかじめキリ穴を付けておく
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旋盤にセットする
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ゴージであらかじめ必要な径に削る
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必要な個所に鉛筆で線を付ける
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ターニングチズル一本で削れる
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部品すべてが揃う
第6回目  スティックの削りとバックボウへの取り付け穴あけ
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スティックは豆鉋にて3ミリ角棒より削り出す
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削りくず
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あらかじめガイドホールを開けておく
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第7回目  組み立て準備
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H型ストレッチャー
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クリノリンまたはカウホーンストレッチャー
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第8回目  組み立て
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完成

ウィンザーチェアという椅子は世界中にあまたと存在していますが実はウィンザーチェアが誕生したと言われるイギリスの18世紀当時のウインザーチェアにはゴールドスミスチェアとかコムバック、ボウバック、ラスバックなどの名前で呼ばれるためにウィンザーチェアという名前の椅子は存在しないのです。18世紀当時、イギリスで作られていたウィンザーチェアの中でも代表格でもあり、最もポピュラーになったと言われるのがホイールバック・ウィンザーチェアです。しかし実際の名はホイールバック・サイドチェアであり、ホイールバック・アームチェアなのです。
※以上の理由でネット上でウィンザーチェアと検索してもイギリス本場のウィンザーチェアを見ることはできないのです。

参照:FDY研究所ホームページ ウィンザーチェアとはのページ

使用した工具並びに電道具
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卓上ボール盤
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卓上ミシンノコ
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卓上旋盤




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山永耕平家具作品展

12月17日(日)山永耕平家具作品展無事終了いたしました。
  多くに方々にご観覧いただきました。特に小学6年生の集団に出くわし、
  楽しんでもらえたことは未来の大人達の印象に残れたことの方が意味が  
      あるようでうれしく感じました。

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例年になく今年の12月は冷たく風の強い天候のなか多くの方々にご来場いただきました。また、現代家具のルーツを探る講演には特に天候の悪いなか遠方よりお越しいただき最後まで拝聴いただき暑く感謝申し上げます。

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会期にあわせて作品集が完成しました。

  

12月12日「山永耕平家具作品展始まる」
非常に寒い中ご来場いただきありがとうございました。

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12月12日(火)〜17日(日)
福岡県立美術館 1階展示室

講演
現代椅子のルーツを探る
現代に残るただ一脚の椅子 ゴールドスミスチェア

日時:平成29年12月16日(土)13時〜15時
場所:福岡県立美術館4階 視聴覚室 入場無料

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2017年度大川家具職人塾

39回目
   2018年
 3月25日(日)
 大川インテリア研究所から新天地に引っ越しました。
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午後4時よりインテリア試験場に於いて
2017年度大川家具職人塾終了式がとり行われました。


37回目、38回目
 2018年
 3月10日(土)、11日(日)
 最終塗装仕上げ完成
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テレビボード
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カウンター
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テーブル
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カウンターとヒノキノイスhighのセット
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ヒノキノイスとテーブルのスセット
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テーブルとゴールドスミスチェア
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35回目、36回目
 2018年
 2月24日(土)、25日(日)
   塗装
   テーブル、カウンター、テレビボード
 ゴールドスミスウィンザーチェア、ヒノキノイス law&high

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サンジングシーラーの吹き付け
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塗装を待つ椅子たち
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途中かねてから望んでいた大川木工産業資料館大川商工会議所津村会頭のご紹介で古賀委員長と見学することができました。

 大川市榎津長町に昭和61年7月まであった旧松本タンス店洋家具部の
一部を縮小して再現したもの

大正11年、松本由太郎によって家具製造に加工機械が最初に導入された。
 手押し鉋盤、カッター盤、角のみなど

この記念すべき機械設備は世界有数の家具産地である大川にとってかけがえのに歴史遺産であり、我が国木工産業にとっても貴重な産業記念である。と当時かかわられた九州芸術工科大学の宮内せ瓩聾譴蕕譴討い襦

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ベルトコンベアの元となるモーター今でも使用できるという
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イギリス製角のみ機(非常に高価であったという)
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19世紀当時の西欧の木工場と思われる
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以前に柳宗悦の「手仕事の日本」を紹介したことがある。
職人にとって当時機械は失業のモトであり、恐れた職人達から悪意にみちた中傷があびせられたという
※コメント
しかし今では機械の便利さを一番知っているのは職人であり機械を使えるのも職人である。ただし機械に頼りすぎると自己否定となる。そもそも機械の利便性は過酷な労働を強いられた職人が求めたものでもあった。それを知った職人は2度と元には戻らない、それに付け入るようにして機械化が推し進められて行ったとい言うのもうなずける話である。




33回目、34回目
 2018年
 2月10日(土)、11日(日)
 テーブル、カウンター、テレビボードの完成

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テーブル完成
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カウンター
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テレビボード完成
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カウンター完成
新規性やアイディアを求めて斬新なデザインの開発合戦が繰り広げられているのが大川家具の現状であるが、桧の味わいと日本伝来の鉋とノミから生まれる研ぎ澄まされた形態であればそれほどデザインに凝らなくとも斬新なデザインが生まれるのではないか?それが職人塾に求められている使命ではないだろうか・・・・
2018.02.12




31回目、32回目
 2018年
 1月27日(土)、28日(日)
    テーブルとカウンターの仕上げと組み立て

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テーブル脚
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テーブル天板
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テーブル幕板
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カウンター天板面取り
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テーブル幕板
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大川家具職人塾も3年を経過しようとしています。福岡県産の桧を使った家具を作ることで日本の鉋とノミを使いこなす技術の向上にも繋がるし、日本の伝統的家具を復活させるという二重の効果が期待されます。ヒノキノイスとテーブルとカウンターの桧の家具セットが完成することで、そろそろその置き場と展示場所が足りなくなっています。次年度の大川家具職人塾は心機一転、新天地での開校となりそうです。乞うご期待!



29回目、30回目
 2018年
 1月13日(土)、14日(日)
      ヒノキノイス Low とHigh 組み立て完了

ヒノキノイス LOW
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ヒノキノイス High
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テレビボード組み立て完了
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カウンター&テーブルの木取り開始
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カウンター側板のはぎ合わせ


27回目、28回目
  12月23日(土)、24日(日)
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ヒノキノイス low
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ヒノキノイス high
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ヒノキノイス High
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ヒノキノイス  Low 
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ヒノキノイス High  組み立て
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テレビボード
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25回目、26回目
  12月9日(土)、10日(日)
   職人塾も3年目になると職人集団の様相を呈するようになってきた。
 分業のどの部分を担当するか、おのずときまってくるし、仕事も早くなる。

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ほぞ穴の底さらえ
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シートの尻型にはウィンザーチェアに使った臼堀チョウナを使用
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部品を現寸図に合わせてみる
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帯鋸による笠木のアール

テレビボードも順調に進み引き戸調整に入った

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23回目、24回目
11月28日(土)、29日(日) 
 カメラを忘れたために両日とも写真はなし
 23回目11月28日(土)
  前回に続き墨付けで終わる

 24回目11月29日(日)
  角のみによるホゾ穴あけ
  接合部加工始まる
 
 カップボード
  天板鉋がけと取り付け 
 


21回目、22回目
11月11日(土)、12日(日)
両日とも墨付けで終わる。
 
 椅子の墨付けには原寸図(以降現場では現寸とする)がなければならない
 最初に現寸図の見方から入った。
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テレビボードの天板
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19回目、20回目
10月28日(土)、29日(日)
後期課題ヒノキノ椅子、テーブル、カウンターの荒木取り開始

 日本一家具産地の大川にふさわしく日本のイメージを出すべきというのが職人塾の当初
 らの狙いでもあった。その日本のイメージを出すには日本を代表する桧を使うべきである
 ということから福岡県産の桧を利用して来た。
 そのためには日本独特な引く式の鋸や鉋を使う必要がある。それを使いこなすにはそれ相
 当の熟練が要求される。そのため塾生達はそれなりに修練を重ねてきた。
 本職人塾も3年目の後半になり、本格的な家具作りに取り組めるようになってきた。そこ
 で一つの空間を想定して椅子6脚(Low4,High2)にテーブルとカウンターを作ることに
 なった。
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椅子を作るには原寸図が欠かせない
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テーブル、カウンター用部材
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昔見られた職人集団が復活したようであった。

テレビボードは引き続き組み立て中
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この記事に


北部九州を襲った豪雨による被害は想像に絶するものがある。
本来、大雨による洪水であれば家が流されたり、主に水による被害のはずであるが、今回、新聞やテレビで報道される映像を見ていると流木の量に驚かされた。上流の山崩れによるものであることはいたる所に見かけられる山崩れの跡がそれを示している。その山崩れにより流されてきたおそらく杉材と思われる材木の太さに驚かされたのも今回の特徴ではなかろうか?ひところの水害による木材の量と太さの違いが、映像だけでは断言できないにしてもあきらかに違っている。思い出されるのは20年ほど前になるが、杉などの針葉樹の植林地が問題になっていたことがあった。針葉樹は根が浅く大雨などに弱いと言われていた。早急に広葉樹林に変えなければ危険が増すと言われていたことを思い出す。幾度かそれらしき災害を経験はしながらも幸い今日まで、そうたいしたことは起こってはなかった。しかし専門家の中では注意がうながされていたはずであるが、今回やっぱりか?と思わざるを得ない巨木と化した杉などの流木はそれと同時に運ばれた土砂の量にも驚かされた。たいていの洪水は水が引けばどろをはげばなんとかなるようなものであるが、今回の現状からするととんでもない量となっている。今までに誰も経験をしたことのないものである。専門家でさえお手上げ状態ではなかろうか?戦後間もない頃、国を挙げて植林に取り組んだと言われている。戦後焼野が原と化した街を復興させるために成長の速い杉などの針葉樹を全国いたるところに植林をしたと言われている。それはおそらく住宅資材を目的としたものであった。しかし現実は野放しの状態と化してしまった。それは外材への依存によるものであった。外材に頼るしかない北欧の家具が流行することによって、その形だけではなくよその国の材木を使うことまでもが真似されるようになってしまった。その結果、南洋諸国の木材を切りつくし輸出禁止されるまでにしてしまった。一方で自国の木材は放置されるといった身勝手な考え方のツケが今回の流木による災害へと繋がったと考えるのは私の個人的見解でしかないのであろうか?私は最近富に感じるようになったのは、戦後アメリカの庇護のもとで奇跡的復興をとげることができたが、それは経済的豊かさを求めたものであって、そのためになおざりにされてきたことがいかに多かったか?戦後70年にして思い知らされることがなんと多いことか!山林の放置一つとってみても災害復興など急を要することにはその対応力はついたとしても長期を要するものには一切と言って良いほど無政策というのが今の日本の実態ではないのか?政治家が自分の身の回りのことにしか目を向けなくなってしまった。国家百年の計を語ると言うと現実的でないと笑われてしまうような現実。そろそろ本当の意味での長期的な戦略を持った復興が必要ではないか?そういう意味で言うならば今からが本当の戦後日本の復興と言えるのではないだろうか!
2017.07.14 こうへいのひとりごとより
追記:
多少専門的なことになるので、これはあくまで私個人の想像をはみでることがないことをお断りしておくが、杉は昔、日本のいたるところに見られた一本杉のようにお互いに間隔を置いて植えられれば2.30年で20セン30センチにまで成長する。70年もすれば元口70センチの杉に成長しているはずである。京都の北山杉に見られるように床柱に適した柱にするにはある程度密集させて成長させる必要がある。おそらくそれを見本に今日のような杉林が造成されたと考えられる。したがって、20年、30年で建築材として利用されることを前提にしていたのではないか?少なくとも50年の内に植え換えられておかなければならないことになる。しかし戦後70年がたち放置されたままの杉が成長しすぎてしまっているのではないか?本来70センチ以上になっているはずの杉が元口30,40センチの径に抑えられている上に大量に植えられているために自重がかさなり、水分を含んだ土が耐えられなくなるという二重のことがらによることが想定される。



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平成29年度
大川家具職人塾
ウィンザーチェア「ゴールドスミス」チェアが完成

第17回目、18回目
10月14日(土)、15日(日)
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4脚の椅子が完成
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ゴールドスミスウィンザーチェアの完成

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トーマス・クリスピン著の「英国ウィンザーチェア」に紹介されている上の
写真と比べていただきたい。
カップボードもいよいよ組み立てに入った。
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第15回目、16回目
10月7日(土)、8日(日)
今回は大川木工まつりにあわせて第一土、日に開校することになった。
1日に3度のバスツアーに一回20名の方々が職人塾見学に訪れたことになる。大川家具職人塾の過去2年間の作品の公開と300年前のイギリスで作られていたゴールドスミスウィンザーチェアの制作現場の公開は大川、いや日本でも初めてであることに驚きをもって見学いただき塾生達も誇りもって対応していた。ツアーのなかでも関心度の高い見学になったのではないだろうか! 
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仮組の椅子
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桧のテレビボードも順調に進んでいる。
桧の家具も大川家具職人塾が取り組む目玉の一つ
桧の家具はペーパー仕上げでは本当の家具とは言えない。日本の台鉋を使って初めて桧の家具と言える。道具は新しい降ろしたてのうちは道具とは言えない。職人が使いこなして初めて道具となるということを忘れてはならない。そのために職人は一に研ぎ、二に研ぎ三に研ぎするのである。
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第13回目、14回目
9月23日(土)、24日(日)

  第13回目
  9月23日(土
  ゴールドスミスチェアのシートの抉りは座りここちを決定する重要な部分であ
  る。再度体験するために楠の盤木から切り出す作業から始めた。   

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  部品の仕上げが全て終わり組み立てに入る準備が整う

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脚の差し込み部分はあらかじめ大きめにしたある。
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差し込み部分をホゾ穴に合わせてヤスリで調整する。
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組み立て仮組
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   カップボード
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  第14回目
   9月24日(日
    写真撮影に失敗のためデータなし
 


第11回目、12回目
9月9日(土)、10日(日)

   第11回目
     9月9日(土)
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テレビボード側板鏡板
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報告:
9月7日(木)、8日(金)
日本民芸館(ウィンザーチェア)展、東京家具博物館、高島屋に於ける柳宗悦と民芸家具展をめぐって
今回の小旅行で日本には蒐集家などに昔から愛されて来たウィンザーチェアと松本民芸のような歴とした職人集団によって作られてきたウィンザーチェアの二つの潮流があることがわかりました。それにしても本当の英国ウィンザーチェアはごく一部にしか知られていないというのが現実、多少大げさな言い方になりますが、大川商工会議所の勇断によって開校されたこの大川家具職人塾に於いてのゴールドスミスウィンザーチェアの制作体験は本物のウィンザーチェアがいかなるものか?を知る機会として我が国初のものでははないか!と言って過言ではありません。
20年に及ぶ文献と実際に作って見るという英国ウィンザーチェアの形態分析研究の結果、ウィンザーチェアは量産家具として当時のジョイナー(指物師)とターナー(旋盤工)が集まって初めて誕生した量産家具の一つであることが明らかになってきました。その17世紀後半から18世紀初頭にかけて作られたと思われる世界にただ1脚残ったゴールドスミスウィンザーチェアをこの職人塾で追体験するなかで、当時の職人達によって失敗を繰り返しながらこうしたら良い、こうしたらいけないなど相談をしながら作られていったのだろうということが想像できるのです。
2017.09.12

第12回目
     9月10日(日)
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第9回目、10回目
8月26日(土)、27日(日)

   第9回目
     8月26日(土)
   シートの座面の仕上げにはディスクサンダーを揃えていただいた。

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先回からの続きアームのラップジョイント

 第10回目
  8月27日(日)

  側面のアームサポートの取り付けが思っていたよりも手間取った。
  脚貫にホゾ穴あけにはボール盤があればOKであるが脚の回転を固定するクレー
  ドルという当て木が必要である。
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ボール盤脚貫の穴あけ
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ひとこと:
8月27日(日)の朝、始業時間前、大川木材市場に立ち寄り社長の江頭弘智氏より朝倉、日田地方を襲った豪雨災害について職人塾塾生にとっても重要な事柄について木材をあきなう立場からのご意見を伺ってきた。なぜあれほどの木材が流木と化したか諸説あるだろうが、やはり針葉樹の根はりが浅いことによるそうだ。針葉樹の根は浅く根はりも広くないが広葉樹は深く広くはることによって真砂土のような土壌でも底の粘土質にまで届く。そのために昔から山などの斜面に植える場合は上部と下部に広葉樹を帯状に植え、その中間に針葉樹林を作るのが常識であったそうだ。また特に強調されていたのは実生という植え方があり、傾斜地など根を深くする必要があるときは「実生(みしょう)」で植えなければならない。実生とは接ぎ木とか苗植えするのではなく、実から植えること、そうすれば多少年月がかかるが15年もすればしっかりと根をはり、むしろ実生の方が早く育つということであった。戦後早く建築材を成長させるためにそれを無視して植栽されたそうだ。おまけに間伐がされないままに放置されたために土壌に日光が射さず、水を保存する機能も低下するなど、多くのことが重なって今回の災害へと繋がったということであった。今回、非常に参考になった話は、有明海を汚されてしまった漁業関係の方々がどういう方策をとったか、それは山をきれいにしようと立ち上がったということであった。東北地方など海を汚された漁業の方々が山を保全することで海がよみがえったという話を聞いたり読んだりするが、我々木を加工する立場にある塾生諸君が参考にすべきことがらが沢山ある話であった。


第7回目、8回目
7月22日(土)、23日(日)

 第7回目
  7月22日(土)
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第5回目、6回目
7月8日(土)、9日(日)

 第5回目7月8日(土)
  4回目の続き、臼堀チョウナによるシートの座刳り、
 1日中座刳りで終わる
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 参照:ウィンザーチェア物語

 第6回目7月9日(日)
 仕事に熱中のあまり撮影を忘れてしまったために画像はありません。
  アーム、アームサポートの帯鋸による木取り
  ステックの木取り
   豆鉋による丸棒削り
 







第5回、6回目を前に脚4本と貫3本をそれぞれ4人分FDY工房にて旋盤加工しました。
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第3回目、4回目
6月24日(土)、25日(日)

第3回目6月24日(土)
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臼堀チョウナとモッタの練習用に盤木を加工
新人には鉋がけの練習になる
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臼堀チョウナの練習
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シートの裏面のボブテール部分の面取りには特に注意を要する
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モッタによるシート裏面の面取りのあとは
ノミできっちりさらう

第4回目6月25日(日)
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臼堀チョウナはシートの座り心地を決定する
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笠木へのスティックのホゾ穴あけ
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テレビボードの部材もそろう



第1回目、2回目
6月10日(土)、11日(日)

第1回目
6月10日(土)
大川インテリア研究所にて入塾式
10:00〜
大川商工会議所へ移動
10:30〜12:10
ウィンザーチェアとゴールドスミスチェアについてレクチャー
 参照:以下をクリック
 
大川インテリア研究所にて実習開始
13:00〜17:00
 ウィンザーチェア図面の見方
  盤木から木取る予定であったが55ミリ厚×600ミリ正方の楠よりシート
  と笠置を切り出す。
 帯ノコにて木取り
   アーム、アームサポートの木出し

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帯鋸による形取り
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シートと笠置がそろう
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参照:
FDY研究所ホームページ
 


第2回目

6月11日(日)
9:00〜10:00
 各自、鉋がけ、刃研ぎ練習
10:00〜
 ボール盤によるシートへの脚、スティックのホゾ穴あけ

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まずシートの裏面に脚のホゾ穴をあける
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次にシートの表麺にスティックのホゾ穴をあける
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最後にダブテール部分にバックスティックのホゾ穴をあける
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シートの裏面の縁にに沿って20ミリの位置に面取りのために線をひく
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モッタで面取りをした状態



大川家具職人塾にて
ウィンザーチェア「ゴールドスミス」チェアの制作指導始まる!

本年度大川家具職人塾の開校が事情で遅れておりましたが、6月10日、11日第二土日開校となっています。「ゴールドスミスチェア」が大手家具メーカーの新製品として登場する時代、昨年の約束とおり、大川にこそ職人技の伝統を根付かせるべきという当職人塾の趣旨に従い、以前からウィンザーチェアを作ってみたいという塾生の希望にもこたえるべく「ゴールドスミスチェア」をイギリスの伝統的製作法を学びつつ、イギリスのアルチザンの指導のもとで実際に体験したように指導する私も一緒に作るという方法を取ることにしました。こうご期待!

2017年5月20日



某企業のゴールドスミス ウィンザーチェアのこと
先日(5月14日)、機会あって福岡市天神の家具のデパート[ViVi」で当研究所のメインページにあるゴールドスミスウィンザーチェアを名のるものを飛騨の家具メーカーの出店先で見かけた。昨年から話題になっていたが、今回初めて実物に出くわすこととなった。イギリス現地に赴いて実測の結果出来上がったというだけあって、私の見るかぎりではあるが、形態はイギリス本場のウィンザーチェアメーカーのゴールドスミスチェアよりも現物に近いものとなっていた。機械ではできないところなどにきちっとした加工を加え工業生産品としてさすがにウィンザーチェアの生産として知られていた企業らしく美しく仕上げられていた。しかし材料(ウォルナット)などやはり英国ウィンザーチェアの原則とはかけはなれたものであり、ゴールドスミスチェアの当時の職人によってつくられた人間味豊かな表情とでも言うものは手仕事、手加工でもってしても表現するのは難しい、いわんや機械では?というのが今回の完成品を見させていただいた感想であった。今回当研究所HPにあるゴールドスミスチェアのディテ−ルを大きく拡大で見れるようにしましたので以下をご覧になっていただきたい。

9月10日12回目にアームの仮組の最中、予期していたことではあったが、ふとしたことでアームの接合部分が折れてしまう失敗があった。充分に注意をしておれば大丈夫なはずだったが、もともとゴールドスミスチェアのアームは3個の部品をラップジョイント「相欠き継」という接合法でできているために構造上そう強くはない。木目を選んで組めば問題はないが、製品として耐えうるには多少問題が残る。そのためスティワート・リンフォード社のゴールドスミスチェアのアームとアームサポートは分厚く作られている。そのことが実際のゴールドスミスチェアと形態が異なるところでもある。その点飛騨のゴールドスミスチェアはフィンガージョイントという工学的技法を使い、より現物に近い形態を保っている。工業製品である以上、強度試験等クリアーしていると思われるが、老婆心ながら気になるところだ。歴史的にはそれを補強するためにカラーを加えるやり方が一般的になりキャプテンクックチェアが生まれ、その発展系としてスモーカーズボウが誕生したと考えられる。FDY工房でゴールドスミスチェアの製品化を躊躇した理由のひとつがこのアームの弱点であった。そのためにカラーをつけて製品化したのがFDYのキャプテンチェアである。
2017年9月14日追記


この記事に

ターニングチズルについて
以前から下のターニングチズルをどこか鍛冶屋を探して作ってもらうことを考えていたのですが、昨年、11月のこと思い切って新潟県の燕市にある「平出」さんに図面と図を送って製作してもらうことにしておりましたところ今年になって、ようやく完成品が送られてきました。(さかのぼって確認してしてみると平出さんにお願いしたのは昨年9月のことでした。以来鍛冶屋さんのケガとかで、製作が遅れていたので、今年まで時間がかかってしまったのでした。)先週、そのための柄を旋盤で作り、刃を装着するする段階までこぎつけました。昔、ウィンザーチェアの脚などを削る旋盤工のことをボッチャー(bodger)と呼んでいました。彼らの使うバイトのことをターニングチズル(Turning Chisel)と呼び、これ1本でウィンザーチェアの大方の脚は削られていました。来週には柄を取り付けて実際に削る練習をしたいと考えています。
こう!ご期待!

   危険ですので未経験者の方は絶対に真似しないで下さい!

※ターニングチィズル(Turning Chisel)と呼びますが一般的なノミと区別するためにチゼルと発音する場合があります。
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3月3日(金) 速報!
昨日、午後よりスモーカーズボウの脚に挑戦しました。
脚の径(66ミリ)が多きいだけに、刃物がすぐに回転に取られてはねられるために非常に怖い!途中刃物の跡で傷だらけになりましたが、なんとか最後の仕上げてご覧のようになりました。相当の経験と熟練が必要!
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3月2日(木)午後
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3月3日(金)午前
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3月3日(金)午後 完成 回転中
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静止状態
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失敗の刃の跡が生々しい!
3月2日(木)
スモーカーズ・ボウのスピンドル1本を完成してみました。
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回転中
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ほとんどペーパーなしで仕上がっている。
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今日3月1日(水)
ターニングチズルでウィンザーチェアのスモーカーズ・ボウのスピンドル径40ミリを実際に削ってみました。非常に難しい!径が30ミリ以内の部材と40ミリ以上では難しさが格段に違うことがわかりました。
しかし、17世紀18世紀当時のアルチザンが使用していたという事実は確証できました。当時はおそらく森の中で、未乾燥の柔らかい材を削っていただろうと考えられます。現在の乾燥しきった硬いタモには難しいことがわかりました。どちらにしても相当な経験がなければターニングチズルを使いこなすことは難しいだろうということも判明しました。
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無事,柄の装着ができました。
2月27日(月)

ターニングチズル(Turning Chisel)の柄を装着後、桧を削る実験をしてみました。以下のようになんとか削れる見通しがたちました。

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ターニングチズル(大)
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ターニングチズル(小)



この記事に

大川家具職人塾


平成28年度大川家具職人塾
第二課題カップボード製作

平成28年度第39回、40回目(最終回)
平成29年
3月25日(土)
 午前:
  塗装素地調整
 午後:
  サンジング吹き付け
3月26日(日)
  最終吹き付けと
  扉、引出の取っ手、蝶番の取り付け
  ガラスの取り付け
  完成
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完成品
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終了証書授与式に臨む大川家具職人塾受講生5人のメンバー
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大川商工会議所会頭から全員に終了証書が手渡された
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大川インテリア研究所に展示されたカップボード
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大川商工会議所にて一時展示されるカップボード

歴史をつなぐ!大川家具職人塾
この職人塾も2年を経過し、3年目を迎えようとしています。職人としての取り組みは芸術家が己の才能を活かして個性的家具を作るのとは異なります。しっかりとした技術を学び伝統ある家具を作れるようになることが目的であります。技術を学ぶとは教えてもらうことではありません。道具を通して木と対話することであり、木から学ぶ姿勢が大切だということです。私はそのことを心情として来ました。職人塾という機会にめぐまれたもののそういったことを伝えることのできる場所がありませんでした。幸い、昔、諸先輩たちの力で立ち上げられた大川インテリア研究所に残る歴史ある工房を使用できる偶然に出くわすことができたのでした。遠い昔の伝統よりも大川にはまだ身近に、つい最近の歴史の足跡が残されています。新しいデザインに翻弄されていく一方で、そういったものが忘れ去られようとする中、大川家具職人塾に引き継がれるものが見いだされて来たことに感涙の思いであります。塾生諸君にはそいう歴史をつなぐ使命感を持っていただきたいし、誇りを持っていただきたい。それこそがこの職人塾の開校を決断された大川商工会議所会頭以下職員皆さんの望まれることではないかと推察しているしだいであります。
2017.03.28 
平成28年度大川家具職人塾終了にあたって



平成28年度 第37回、38回目
平成29年
3月11日(土)
3月12日(日)
カップボードの組み立て
引出組み立てと取り付け
引き戸、開き戸の取り付け
組み立て完了
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引出しの組み立て
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引出しの取り付け
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引出し取り付け完了、後は前板の面取り
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B班カウンテー付きカップボード、組み立て終了
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A班カップボード組み立て終了
次週塗装

いよいよ次週で今季の終了となります。生徒諸君のアンケートを読ませていただきました。おおかた良かったという結果に安堵しております。しかし昔の職人の世界を垣間見た者として、言わせていただくと、職人の世界はこんな悠長な世界ではなかったということです。どういうものであったかは話で伝わるものではありません。今回、前期は5名20回でカップボードを1台仕上げ、後期は同じ20回で本格的なカップボード2台を私を加えて6名で同じ時間で完成させたことになります。3名で20日間かかって1台完成させたことになります。それでも実際に食っていける量をこなすには遅すぎます。職人の仕事がいかに早かったか!次期3期目にはもっと早くなるのでは?指導する私が追いつかなくなることを期待しております。
アンケートの中で、分業で関われなかった工程や、良し悪しの原因、対策を理詰めで説明がなかったのが残念という貴重な反省の言葉がありました。まさしくそれが職人の世界を体験した証拠でもあります。職人の世界は見て覚えよ!決して教えてもらえない、俺の仕事を見ておけ!しかし盗ませてくれる世界でもあります。先輩たち、あるいは師匠の一挙手一投足を見落とすまいとする姿勢が必要とされるのです。これが一般的な教え方と職人塾の異なるところではないかと思っております。又、この大川家具職人塾が職人集団としての歩みを始めた証でもあります。





平成28年度 第35回、36回目
平成29年
2月25日(土)
2月26日(日)
カップボードの組み立て
天板とカウンター(上部底板)の取り付け

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下部、天部分の鉋による水平さらいA班
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カウンター(上部底板)の取り付け調整B班
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天板の取り付けB班
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天板の取り付けA班
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引出前板調整B班
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引出側板調整B班
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カウンター(上部底板)の取り付けB班
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ロッキングマシンによる側板板と向う板の組手加工
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ダブテールマシンによる引出前板と側板の蟻接加工
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ダブテールマシンによる前板と側板の調整には微妙な調整が必要なため、
意外と時間を要していまい、引出の組み立て加工に入る
直後に時間となり次週となる

平成28年度 第33回、34回目
平成29年
2月11日(土)
2月12日(日)
カップボード組み立て開始
組み立ての準備に多くの時間を費やしたが、組み立てにはそれほど時間はかからない。実は組み立てより以上にその準備こそが重要な時間であったことを塾生自身が体験することができたはず。それを経験できることが、この職人塾の存在する意義でもある。ある程度の経験でも丁寧に作りさえすれば誰でも家具の一つや二つは作ることができるようになる。しかし昔からの伝統的でオーソドックスな家具を作るには、経験して見なければ伝わらないものが多くある。その意味で職人の道は孤独でもある。この経験が次の段階を目指すモチベーションに繋がることに期待したい。
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本来箱物家具の組み立てには、木工用プレスがあるのが
あたりまえである。塾生にはシメハタで苦労をかけた。
しかしこれも経験、経験に勝る先生はない。


平成28年度 第31回、32回目
平成29年
1月28日(土)
1月29日(日)
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毎回、仕事始めには鉋やノミの研ぎと削りの練習から入る。
研ぎ場が少し狭いかも?
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組み立て準備が整い次週には組み立てに入れるだろう!


平成28年度 第29回、30回目
平成29年
1月14日(土)
1月15日(日)
先回に引き続き1班、2班ともそれぞれ部品加工と組み立て準備で終了
写真を撮る間がないほど作業に集中した2日間だった。



平成28年度 第27回、28回目
平成28年
12月10日(土)
12月11日(日)
1班、2班とも引く続き側板、ガラス戸、引き戸の框組加工と組み立て作業
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鏡板と框の間にはどうしてもわずかな段違い(メチガイ)が生じる
それをさらう(浚う)には高度な鉋の技術が必要となる
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平成28年度 第25回、26回目
11月26日(土)
午前:9:00〜
大川市役所と大川商工会議所の計らいで大川市現代の名工の
家具工房見学が実現しました。
家具工房「西田」
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昭和38年〜40年代にかけて大川家具職人の修業を実際に経験
された現代の匠と呼ばれる西田さんの当時の話と作品の説明に
塾生達は熱心に聞き入っていた。

「桐里工房」
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大川に唯一残る伝統的桐箪笥「桐里工房」の3代目
稗田社長は福岡県「現代の名工」に認定された。
工場では本当の職人が育っている現場を案内して
いただき塾生達は心から感激していた。
参照:桐里工房
午後:13:00〜
側板框と鏡板の組み立て仕上げ
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11月27日(日)
9:00〜10:00
鉋かけ、刃研ぎ練習
10:00〜
はじめにひとこと:
柳宗悦は昭和17年〜18年頃に執筆された「手仕事の日本」の前書きの中で以下のように述べている。
西欧では機械の働きが余りに盛んで、手仕事の方は衰えてしまいました。・・・・・それで各国とも手の技を盛り返そうと努めております。
なぜ機械仕事と共に手仕事が必要なのでありましょうか。機械に依らなければ出来ない品物があると共に、機械では生まれないものが数々あるわけであります。凡てを機械に任せてしまうと、第一に国民的な特色あるものが乏しくなってきます。機械は世界のものを共通にしてしまう傾きがあります。それに残念なことに、機械はとかく利得のために用いられるので、出来る品物が粗末になりがちであります。それに人間が機械に使われてしまうためか、働く人からとかく悦びを奪ってしまいます。こういうことが禍いして、機械製品には良いものが少なくなってきました。これらの欠点を補うためには、どうしても手仕事が守られねばなりません。・・・・

アメリカのある経済学者の名言
今や人間は自分の召使いとして生み出した仕組みの召使いである。思考も、行動も 
We are becoming the servants in thought, as in action,
of the machin、we have created to serve us. NHKテレビテキストより

参照:機械と人間の関係 のページ

午前:11:00〜
框と鏡板の加工と組み立てと仕上げ

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平成28年度 第23回、24回目
11月12日(土)
9:00〜10:
鉋かけ、刃研ぎ練習
10:00〜
框組部品の加工
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鏡板
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11月13日(日)
9:00〜10:
鉋かけ、刃研ぎ練習
10:00〜
朝の鉋がけ練習(毎回9時から10時)
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鉋がけの練習の合間に薄削り合戦
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側板框組開始
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平成28年度 第21回、22回目
10月22日(土)
10月23日(日)
大川市木工祭りをはさんで約1月後の職人塾となった。

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平成28年度 第19回、20回目
9月24日(土)
9月25日(日)
10月8日(土)〜20日(月)開催の大川木工祭りに出展がきまった。課題1のカップボードのガラスの取り付けとガラス戸蝶番の取り付け、引出しとガラス戸の取っ手取り付、裏板の取り付けなど
引き続き課題2カップボードの製作

※ 今回カメラを忘れたために映像がありません。
次週に課題1カップボードの完成品の写真と今週の課題2カップボード製作終了分の写真を掲載することにしています。

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第一課題カップボード完成品

およそ半世紀前までの大川には数多くの職人が現役で働いておりました。16、17才の弟子入りから20代の弟子あがりが居て、30、40代の中堅に、工場長クラスの上に60代から80代のベテランが「50、60はまだ若僧70で一人前」と言いつつ働いていた時代でした。その家具職人の世界を垣間見たことのある者として、思い越して見ますと、当時の大川の家具と言えば量産を考えたフラッシュ構造の家具が主流で、重くて古臭い家具に対して軽くて使い勝手の良い大川家具として全国に知られておりました。今日、フラッシュ構造と言えばパーティクルボードを芯にした簡単に機械加工できる代物ですが、当時のフラッシュは職人の技術によって本物の木と見まがうほどのすごいものでした。今回展示のカップボードは一部棚板等にその技術を生かしておりますが、全体は和を主にした民芸家具などに見られる框組によるホゾ接ぎを主にして、台輪部分にはフラッシュ構造から生まれたデザインを取り入れ、今ではレール付になってしまったヨーロッパスタイルの引出しに対して、当時大川のメーカーには必ずと言って良いほど置かれていたダブテールマシンを復活させ、前板とカキ板(側板)、向こう板の接合に蟻接ぎと組手接ぎを取り入れ、引出しの取り付け加工技術をマスターすることに力点を置きました。
木材に関しては日本を代表する家具産地、大川の家具にふさわしくするために福岡県産材の桧を地元の木材市場より取り寄せて使うことを主眼として来ました。ご承知のとおり、桧は軽くて丈夫な日本を代表する高級建築材、そんじょそこらの家具に使用することはためらわれてしかり、しかし、間伐材を使うことで可能になるのではということで、以前から実験、使用してきた経験から、70年から80年に近い材で30〜40センチあれば、節の合間を使用して家具に応用することが可能なことを実証してまいりました。周知のことですが、桧を使いこなすには日本の道具特に台鉋を使いこなすことが必須条件となります。塾生諸君には毎回、最初に鉋の刃研ぎから鉋がけの特訓を経て今回の製品に到達しました。
本当に職人と言われるまでには1年や2年の修業で足りるものではないかも知れませんが、その成果の一端を発表し、皆様に見ていただくのは当然のことではないかということで今回の発表となりました。まだまだ逆目の痕とか面取りのムラなどが見られますが、次の機会にはもっと完成度の高いさらなる上級を目指して塾生たちの研鑽は続いております。
次にご期待を!



平成28年度 第17回、18回目
9月10日(土)
9月11日(日)
第1課題カップボードは初めての実製品でもあり、上下を2班に分けて製作するという変則的なもので、まだまだ未熟な点が目立つものであった。その反省点を踏まえ、第2課題カップボードは1班、2班それぞれでカップボード一台を完成させることにした。したがって第一課題の失敗箇所などを反省して、今度は完璧な製品を目指すこととする。そのため指導する側も製作に積極的に関与するため、今後製作プロセスの写真はその日その日の終了時のコマ撮り写真となる。



木取りと墨付けで終了
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引出とガラス戸の取っ手の旋盤がけ(FDY工房にて)
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取っ手の完成

この記事に

平成28年度大川家具職人塾

第15回、16回目
8月27日(土)
8月28日(日)
第一課題カップボード完成

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棚受けダボの取り付け
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ガラス戸のガラスと引手、ガラス戸の取り付けと
引出の引手の取り付けを残し、一応の完成をみた。

この記事に

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