GW前半は肌寒く、天候にも恵まれなかった。
後半に入り天候が回復し、気温もぐんぐんと上昇した。
令和最初の憲法記念日となった今日、各地で夏日を記録した。
「時は来た」
私は物置から釣り道具を引っ張り出した。
「ドバミミズ」の右に出るものなし。
横に広い日本の東西を問はず、定石とされている。
ドバミミズとは、腐った枯葉などの下に生息する比較的大型のミミズ。
「フトミミズ」として釣り具店で販売されているが、とても高い。
だから大抵の場合、うなぎ釣りはドバを採取するところから始まる。
自宅からほど近い林道に向かった。
ここは、ドバが枯渇する梅雨明け後でも採れる絶好のポイント。
通りかかる車が次々と向けてくる、怪しい人を見るような目を無視して、道路脇に積もった枯れ葉をほじくった。
この時期はまだ、サイズが小さいであろうことは予想していた。
しかし、一匹も見つからないとは想像だにしなかった。
昨年のお盆前に、地域の清掃活動で林道脇の落ち葉をキレイにさらったのが原因であろう。
いきなり出鼻を挫かれた。
私は第2のポイントに向かった。
第2ポイントでは、いるにはいたがミニサイズのドバばかりだった。
数も少なく、エサに使えそうなサイズは採り尽くしてしまったかもしれない。
決して乱獲したわけではない。
針に刺ささらないような小さいドバは採らなかった。
しばらくすれば、今日見逃してやったドバたちが釣りエササイズに成長するだろう。
開幕戦だからとて、肩肘は張らなかった。
今日の釣行が何分の一に当たるのか、現時点では知る由もないが、特に重要視はしなかった。
竿先に付けた鈴が何度か微かに音を立てた。
極細サイズのうなぎが釣れた。
もちろん、リリース。
この連休中に、もう一回ぐらい出陣できるだろうか。
そのときは、釣り具店でミミズを買うとしよう。
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