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二千数十回目の聖夜
毎年、世界のどこかで、幾人の人がこの日を迎えて祈り続けてきたのか
喜びと悲しみ
富と貧しさ
一致と孤独
平和と戦乱
生と死
如何なる時もあらゆる場所で数え切れない人々がイエズスを心に向い入れて来た聖夜
この日を祝い、祈りを捧げて希望を主に賭けてきた
無力な生まれたばかりのイエズスを抱く無力で育てる術を知らない人との出会いの夜
奇跡のように主と一致した者もいるだろう
主を知らぬままに死を迎えた人もいるだろう
信仰の輝きを見出した賢人もいるだろう
主の沈黙の内に孤独に離れていった人もいるだろう
多くの人がこの聖夜のたびに主が顧みられることを願い続けてきた
そして主よ、あなたは幾人の人を顧みられたのか
全ての人、それとも一握りの人
この世の全ての人を顧みられたのか
だれも顧みられていないのか
小さなときから教えられてきた
弱く貧しいものは救われる、天の国はその人のもの
マッチを売っていた少女も
犬と共にいた少年も
ツバメと共に全てを捧げた銅像も
この日に回心した金貸しも
ママのところに行きたいと願った孤児も
皆あなたの愛のうちに天へと昇られた話ばかり
主よ、私たちを顧みられる日はいつのことか
この聖夜がただの祝いやお祭りならば祈りの時の価値は無い
主よ、あなたと真剣に向き合える数少ない機会だからこそ人々は教会へと向かう
たとえ病気の床の上でも
牢獄の中であろうとも
戦場や荒れ果てた荒野の真ん中でも
沢山の仕事の合間であろうとも
あなたに賭けた人々は手を合わせ、主の祈りと共にあなたに愛を捧げる
主よ
このまま沈黙が続くのならば、それも生涯最後の日まで耐えましょう
このまま顧みられることがなくとも心臓の動く限り待ち続けましょう
私の愛があなたに届いていると毎年いや毎日、勝手に自惚れましょう
The procession to Calvary
街を歩く人々の微笑み、幸せの満ち溢れた親子や恋人達の姿のなかを
あなたから頂いた巨大な十字架を背負い今夜は教会へ向いましょう
力の限り歩きましょう
気力の限り立ちましょう
大きな声であなたをたたえて歌いましょう
二千数十回目の聖夜
聖堂には香の薫り
沈黙の内に私たちの心に主がこられる
アーメン
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アーメン!
2009/12/24(木) 午前 11:56 [ 近い人 ]
Amen.
2009/12/24(木) 午後 7:13 [ - ]