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ドイツレクイエム第6曲にテノールが歌う
“私たちにとってこの地上は永遠の都ではない、来るべき都を捜し求めるのだ。”
ヘブライ13:14、
そして神の計画が告げられる
審判のラッパの音と共に生者も死者も甦るという聖書の言葉が遂に成就するときが来る
受難曲コーラルを思わせる美しい旋律に乗せて復活の勝利を賛美する
死は勝利の中に呑み込まれた
“死よ、おまえの勝利はどこにあるのか”
“死よ、おまえの刺はどこにあるのか”
“1コリント15:55”
キリストの受難と十字架の死によって贖われた私達は、キリストの復活により死に打ち勝ち、
永遠の命を授かる
私達は天の国の婚礼に招かれた者、この希望があるから今をこの流刑の世を生きていける
この曲の私達に告げ知らせることは“主に結ばれて死ぬ者は幸い”
ドイツレクイエムは死者のためではなく、この世に生きる者への哀れみと慰めと慈しみの歌
優しく美しい主への祈りの歌
主が愛する私達のために用意した試練を、苦しみながら悲しみながら耐えながら
貧しく生きる私達を主イエズスは寄り添うように慰められる
そして私達は彼の期待に応えて彼が私達の内に育まれた種をまく
涙を流しながら種まく者は、やがてイエズスの掟がこの世に豊かに実るのを喜ぶ
互いに愛し合いなさい、彼の愛が私達の内から全ての人達のために噴き出すのを
イエズスは喜ばれる私達ははかない野の花、しかしキリストの香り香る花
私達キリストに結ばれた者は、たとえ今日食べる糧が無くとも、足や腕が動かなくとも彼のために働く
それが祈るだけでも、隣人を微笑むだけでも、救援活動に参加するだけでも、
ミサにあずかるだけでもかまわない
自分が持てる命と時間と全てを捧げて彼のために働く
また一人また一人私達の苦しみと悲しみ、喜びと感謝を通してキリストに出会う人が必ず現れる
教会の違いを超えて私達が兄弟姉妹になり、互いに愛し合い、人々にイエズスを示すものになる
聖霊が私たちを選び、私たちを支えている
彼から離れること無く彼と共に生きる
バッハ受難曲の最後にキリストの復活を期待しながらも、
私達の罪をあがなうために死に渡されたイエズスを埋葬し別れを告げた私達は、
讃歌で救い主の復活を宣言し、ドイツレクイエムで主の救いの御業をたたえる
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