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電気回路では、一部をブラックボックスとして 一つの大きな内部抵抗つき電源と見なすことが出来ます。 そのような回路に等価変換できることをテブナンの定理といいます。 それでは例のごとく、?部分の電流を求めてみましょう。 今回はテブナンの定理を使います。 このように、赤い四角で囲んだわけのわからない部分をブラックボックスとして 右の図のようにシンプルに、1個の抵抗、1個の電源、という回路に 置きかえてしまうことにします。そうすれば?部分の電流は簡単に求まりますね。 そのためには、抵抗と電源の値を求める必要があります。 抵抗は、上図のように電源を開放した状態の合成抵抗を求めればOKです。 単なる並列ですから、これは(2×1)/(2+1)=2/3 Ωですね。 電圧は上図の回路における、端子間電圧を求めることになります。 分圧により、1Ωに掛かる電圧を求めてみましょう。 このループ全体の電源は4+3=7Vですから、 1Ωに掛かる電圧は1/(1+2)×7=7/3 Vとなります。 よって、端子間電圧は4−7/3=5/3 Vとなります。 以上から、このような等価回路を作ることができます。 これなら?部分の電流を求めるのは簡単ですね。 (5/3)/(1+2/3)=(5/3)/(5/3)=1Aと求めることができます。 テブナンの定理は複雑な回路をシンプルに表現できるメリットがあります。
等価回路を作るのはちょっとめんどくさいですが、 シンプルな回路を作ることができるので、考えることが少なくて済むかもしれません。 |
└電気回路
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電気回路の記事は相当久しぶりの投稿になりますけど、 内容自体は以下の記事の続き(?)です。 同じ回路のある経路での電流を求める色んな方法の紹介です。 ?部分は何Aでしょう? 今回は重ね合わせの理を使って求めてみます。 電気回路ではこのように、電源が複数ある場合は 電源が1個ずつの回路に分解して考えることができます。 それぞれで求めた電流を足し合わせると、なんと電源が複数ある場合の電流と 一致するという性質があります。これを重ね合わせの理といいます。 電源が1個しかない回路の電流を求めるのは簡単ですよね。 合成抵抗を求めたら、オームの法則を活用すれば求めることができます。 今回はこれを使って電流を求めてみましょう。 まず一つ目の、3Vの電源しかない回路です。合成抵抗から求めましょう。 まずは右側の1Ωの並列ですから、和分の積で(1×1)/(1+1)=1/2 Ω ちなみに同じ抵抗の並列であれば、単純に割り算するだけでも求まります。 例えば10Ωが5つ並列してたら、全体の抵抗は10÷5=2Ωになります。 この場合は1Ωが2つ並列してるから、1÷2=1/2 Ωということですね。 次に2Ωとの直列なので、合成抵抗は2+1/2=5/2 Ωです。 すると全電流は3/(5/2)=6/5 Aとなりますね。 後は?部分の電流を求めればいいわけですが、これは分流で求まります。 aΩとbΩの抵抗が並列しているとき、aΩ側に流れる電流は、 全電流をIAとするとbI/(a+b) Aとなります。 求めたい部分の反対側の抵抗を掛けるのが分流でしたね。 なので、今回は1×(6/5)/(1+1)=3/5 Aとなり、 向きが逆なので−3/5 Aとなります。 この場合は同じ抵抗の並列ですから、単純に6/5が半分になって3/5 AでもOKです。 次に二つ目の、4Vの電源しかない回路です。これも同様にして求められます。 2Ωと1Ωの並列なので、(2×1)/(2+1)=2/3 Ω さらに1Ωとの直列なので、合成抵抗は1+2/3=5/3 Ωです。 全電流は4/(5/3)=12/5 Aとなりますね。 後は?の部分の電流を分流で求めると、2×(12/5)/(2+1)=8/5 Aになります。 重ね合わせの理より、もとの回路の電流は−3/5+8/5=1Aとなりました。 二つの回路の解析をしなきゃいけないので面倒ではありますけど、シンプルなやり方ですよね。
複雑な回路を解析するのがイヤだぞという場合には重宝します。 |
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久我山無双できたけれど……東方と同等かそれ以上に難しくなっちゃったかもしれない。 まあ、ネタがメインなのでゲームの難易度はどうだっていいです^^ ネタとして人のために、ゲームとして自分のために、です。 ホワイトボードがファンゴさんによってNanさんだらけにされてしまい、 とても奇妙なものになってしまっていました……なんだこれは。 ログの超微分の公式が読めない、分からない^^ xlogxの下にイモとか書いてあります。どうしてこうなったんだろう…… さて、ホワイトボードにあった回路も Nanさんの実名でいっぱいになってしまっていますが^^;電気回路の続きを書きます。 ↑まず、ループを考えます。2つできます。 ループ1に流れる電流をI1、 ループ2に流れる電流をI2、とします。 前回と違うのは、枝路それぞれに電流を決めるのではなく、 ループに流れる電流を決めます。 こうすると、求めたい電流はループ2を流れている電流なので、 I2になりますね。 あとは枝路電流法と同じように、キルヒホッフの法則で式を立て、 連立方程式を作って解くだけです。 枝路電流法と違って文字が1つ少ないのが利点です。 ループ1での方程式を考えると、こうなります。 3+4−(I1+I2)−2I1=0 真ん中の線路では2つのループが重なっているので、 それぞれ足したもの(向きが逆なら引いたもの)が、流れる電流になります。 これを整理すると…… 3I1+I2=7 になります。これが一本目の式です。 ループ2での方程式を考えると、こうなります。 4−(I1+I2)−I2=0 これを整理すると…… I1+2I2=4 になります。これが二本目の式です。 この2本の連立方程式を解けばいいので、 この場合は網目電流法の方が簡単になります。 3I1+I2=7 I1+2I2=4 求めたいのはI2だけなので、I2だけ求めます。 クラメルの公式で解いてもいいですが、なんかこの場合は ふつうの加減法とかでできそうですね。 I1を消去します。 3I1+I2=7 −)3I1+6I2=12  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ −5I2=−5 I2=1 すぐでてきてしまいました。答えは1Aになります。 あっけなかったですが……まあ、たしかに
このような回路の場合、網目電流法で解くとラクになります。 また次も違う方式で解いてみます。 |
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なんと訪問者様が15000人を超えました。 毎度見ていただきありがとうございます。 久しぶりに電気回路を書きます。 オームの法則V=RIを利用すれば、 ここに流れている電流がいくらか、というのを知ることが出来ます。 ↑この回路図の右側にある「1Ω」に流れる電流を求めましょう。I[A]とします。 解法は実は色々あって、状況に応じて使い分けることになります。 いずれにせよオームの法則を利用します。 まずは代表的な、キルヒホッフの法則から紹介します。 <キルヒホッフの電流則> 入ってくる電流を正、出て行く電流を負とすると、 一点に入ってくる電流の総和は0になる。 <キルヒホッフの電圧則> 起電力を正、電圧降下を負とすると、 そのループの始まりと終わりの電位差は0になる。 言い換えると、電流則とはこういうことです。 ↑この点に入ってくる電流は1Aと2Aと3Aとすると、全部で6A 流れてくることになります。 なので出て行く電流の和も当然6Aで、 この場合は4Aと2Aが出て行っています。 途中で電流が勝手に増えたり減ったりしないということです。 また、電圧則とはこういうことです。 ↑右下の点をスタートとして、一回りします。 これをループとか閉回路とか呼んでいます。 このループの合成抵抗は、直列なのでただの足し算。 3Ω+2Ω+1Ω=6Ωです。 電池(起電力)は4V+2V=6Vなので、 オームの法則より、I=V/R=6/6=1Aの電流が このループに流れていることになります。 では出発してみましょう。 スタート時点の電位は0Vです。 まずは4Vの電池があるので、4V上がって+4Vになります。 次に3Ωの抵抗があります。オームの法則より、3Ω×1A=3V 3V下がって+1Vになります。 次に2Ωの抵抗があります。オームの法則より、2Ω×1A=2V 2V下がって−1Vになります。 次に1Ωの抵抗があります。オームの法則より、1Ω×1A=1V 1V下がって−2Vになります。 最後に2Vの電池で回復し、2V上がって0Vになってゴールします。 スタートとゴールはどちらも0Vになっているということです。 まあ、当然といえば当然です。 さっきの問題を枝路(しろ)電流法で解いてみます。 ↑上の一点に注目します。 左側から入ってくる電流をI1、下側から入ってくる電流をI2とし、 右側へ出て行く電流をI(この問題の答え)とします。 向きは実は好きな向きでいいのです。 間違った向きだったとしても、答えがマイナスとして出てくるだけなので、 何も障害はありません。 キルヒホッフの電流則から、 I1+I2=I が成り立ちます。 入ってくる電流の和と出て行く電流の和は当然同じです。 次にキルヒホッフの電圧則を使います。 未知数I1、I2、Iの3つなので、方程式が3つないと解けません。 ループを2つ決めることになります。 これもなんでもいいです。ノリで決めてください。 例ではとりあえず、ループ1、ループ2を↑のように決めました。 ループ1での方程式を考えましょう。 3Vからスタートし、次に4Vがあるので、更に増えます。 次に1Ωの抵抗が見当たります。 電位がいくら落ちるかというのは電流が分からなきゃいけません。 ここに流れる電流はさっきI2と仮定したので、 オームの法則より、1[Ω]×I2[A]=I2[V]落ちます。 次に2Ωの抵抗が見当たります。 ここに流れる電流はさっきI1と仮定しましたが、向きが逆です。 なので、マイナスを付けて、 オームの法則より、2[Ω]×(−I1[A])=−2I1[V]落ちます。 マイナス落ちる、ということは増えるということです。 この答えが0になるのですから、式にすると、 3+4−I2+2I1=0 ということになります。 ループ2での方程式も同じように考えます。 まずは4Vからスタート。 次にある1Ωの事情はさっきと同じで、I2[V]落ちることになります。 次は右側の1Ωへ行きます。ここに流れる電流はI[A]と仮定したので、 オームの法則より、1[Ω]×I[A]=I[V]落ちます。 よって式にすると、 4−I2−I=0 ということになります。 これで3本の式が揃いました。3元連立方程式です。 I1+I2=I 3+4−I2+2I1=0 4−I2−I=0 求めたいのはIだけなので、I1、I2をわざわざ出す必要がありません。 色んな解き方がありますが、クラメルの公式が簡単だと思います。 ↑まずは文字と定数項に分けます。 そうすると、このような行列にすることができます。 数字だけの3次行列は、係数だけとったものです。 文字がない部分は0にすれば良いです。 このときIだけ求めたい場合は、このようになります。 分母はさっきの3次行列を行列式にしたもの。 分子も似ていますが、3列目だけ定数項の行列になっていますね。 Iがあったのが3番目なので、3列目が定数項の行列になります。 この行列式を展開すれば完成です。 行列式というのは、行列だと外側()で覆っていたものを||にしたものです。 これは展開することによって普通の数字にすることが可能です。 3次の行列式の展開方法です。 図のように右下へななめに掛け算して、 行き止まりになったら図のようにジャンプします。3つずつ掛け算します。 それを足していきます。 次に左下へななめに掛け算します。こちらは引き算します。 なので↑この場合は45+96+84−105−48−72=0となります。 では問題の方も解いてみましょう。 慣れると簡単ですが、慣れるまでは面倒だし大変だと思います。 まずは分母から。 0があるとラクですね。 −1+(−2)+0−0−0−2=−5 次は分子 −4+0+0−0−(−7)−8=−5 ということで、 I=(−5)/(−5)=1と出てきます。 答えは1Aでした。 3元連立方程式を解く時点で大変だったと思います。 慣れちゃえばそうでもないのですが……^^; 同様の方法で、I1とI2も出せます。
I1=−2A I2=3A となれば成功です。I1がマイナスということは、 仮定した向きの反対が正解だったということですね。 |
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