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数年後に、憲法「改正」のための国民投票が実施されたとします。
その結果、反対票が「過半数」を占め、憲法「改正」が否決されたとします。
でも、これで、いわゆる‘護憲派’は、万々歳なのでしょうか??
「憲法が変えられなくてよかったね!」
「九条は今のままでホッとしたね!」
・・・と手放しで喜んで、枕を高くして寝られるのでしょうか?
答えは残念ながらNOです!
なぜなら、否決されたのは、あくまでも発議された「憲法改正案」に対する“承認”なのです。
“承認”が否決されたのであって、憲法“改正”することが否決されたのではありません!!
否決された場合は、【九条を世界遺産にする!】とか
【憲法の三大原理には手をつけない!】とか
【権力者への縛りをもっと強める方向でしか改憲できない!】とかの取り決めが出来ていれば、別ですが・・・。
この辺りのことは、下記の既記事をご参照ください。
『要注意!!「国民投票」のカラクリ・・「改正するか、しないか」ではなく、「承認するか、しないか」』(http://blogs.yahoo.co.jp/ff6988m/46394356.html )
なので、たとえば、一年後にまた別の「憲法改正案」が発議され、国民投票が実施されることもありうるのです(極論か?でも、ないとは言えない)。
さらに、国会内に常設されている【憲法審査会】の憲法解釈機能も見逃せません。
「集団的自衛権の行使」を認める解釈を【憲法審査会】でしてしまえば、国民投票の否決なぞ、痛くも痒くもないというか・・・。
今まで通り、既成事実先行で、どんどん事が運べてしまいます。
「今の憲法のままでよい」という人たちにとって、この法案は何も得をすることはありません。
・・・どころか、踏んだり蹴ったりの内容です。
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4日、私が世話人をしている「九条の会・流山」主催の集会、ジャーナリスト・斎藤貴男さん憲法講演会で、斎藤さんが、あなたのこの記事で述べられた同じ主張を述べて「違憲の改憲法案を絶対に阻止しよう」と語りました。その前日の3日、松戸の憲法集会で、作家の早乙女勝元さんも、同法案の危険性を強調し、「結局、有権者一人ひとりが試される」と結ばれました。私たちブロガーもオチオチしてはいられませんね。
2007/5/5(土) 午前 6:41 [ yfq**494 ]
「国民投票は国民の主権の行使だから、改憲に反対の人は、国民投票で反対すればよい」、という暢気なことを言っている場合ではないですね!国民主権を踏みつぶす、言論弾圧法案です。
2007/5/5(土) 午後 9:05 [ どんぐり ]
私も当初から、この記事で述べられた同じ主張を述べてました・・・とえばっても仕方ないんですが、反対論が法案のテクニカルな次元に嵌ってるんですよね。左翼も「円くなった」なという印象です。最初から米国の意向にも沿った政治的な攻撃な訳で、たんなる手続法でないことから突き出していくべきです。それと、現行憲法の「改正限界」をめぐる議論や、立憲主義の否定なども暴き出しましょう。
2007/5/8(火) 午前 0:45
改憲がいよいよ現実の政治スケジュールにのったためか、同志TOCKAさんや、伊藤真さんなんかの「憲法や法哲学に詳しい素人」の主張を最近よく目にします。国民投票法や憲法9条の改正が「現行憲法の改正限界」や「立憲主義の否定」になるのかどうか、そも「改正限界」や「立憲主義」とはどのようなもので、その判定基準や誰が有権解釈者なのか等々どんどん議論しましょう♪・・そうすれば「改正限界論」や「立憲主義」が現在日本で語られているようなものではないことが誰の目にも明らかになると思いますから(^^)/
2007/5/8(火) 午前 1:05 [ KABU ]
他人様のブログですが、お待ちしておりました(笑)。賛成ですね♪。以前KABUさんの結論を示してもらい、理解したつもりです。が、世間の議論自体がその水準に達していない。つまり、その法哲学的な議論と政治的な議論自体が、不足していると思います。その上で、有権者は判断すべきだと思います。KABUさんも、最低投票率云々の議論だけでは、つまらんでしょう?(笑)
2007/5/8(火) 午前 1:25
他人様のブログですが、こちらこそ(^^)/・・実際、最低投票率云々の議論だけではつまらんですし、最近、お恥ずかしながら(?)保守側ではまたぞろ「旧憲法75条違反や制憲議会(=第90回帝国議会)の資料が情報公開されGHQの強制・強迫・脅迫が自明になるにおよび現行憲法は無効」というトンデモ議論がリバイバル中。思うところがあり、この自己の保守願望をドイツ民法流の法律用語を散りばめて謳いあげるこのトンデモ説を私は征伐するつもりです。私のような改憲派にとっても迷惑ですから。
2007/5/8(火) 午前 6:37 [ KABU ]
TOCKAさん、KABUさん、こんにちは。私は、そもそも「日本の最高権力者」(99条を先頭切って遵守すべき)である安倍さんが、憲法「改正」を言うのは、とんでもないと思っています。また自民党の新憲法草案の内容は、「権力者を縛る」ものから「国民を縛り統治しやすくする」ものへ立憲主義の根底を覆しています。
2007/5/9(水) 午前 10:38 [ どんぐり ]
>KABUさん、管理人さん、ココでは最後にします。とくに新左翼側ですが、単に「法も階級支配の道具」という認識で、私を含め(笑)、国家論や経済学ばかりやってきたという反省があります。確かに直接は政治的な攻防ですが、他方で法を本質的に捉え返す必要を感じます。私は専門外=素人で現在サーベイ中ですが、ブログではとりあえずココを注視しています。 http://blogs.yahoo.co.jp/andy96champ/32352548.html
2007/5/13(日) 午前 10:51
TOCKAさん、貴重なブログを教えていただきありがとうございます。新憲法制定は、現憲法96条の範囲外なのですね。そして誰が憲法を制定するのか?という問題も根本にある・・・。「改憲」を装った新憲法制定はまずいと思います。
2007/5/14(月) 午後 4:10 [ どんぐり ]