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「Yahoo!みんなの政治 政治記事読みくらべ 」(2007年3月15日)で、『国民投票法案の中身を知っていますか』が目につきました。
とくに、私がどうしても引っかかる「憲法審査会」の問題点を、指摘している箇所がありましたので、転載して紹介します。
(ビデオニュース・ドットコム(外部サイト))
マル激トーク・オン・ディマンド 第308回(2007年02月23日)
ゲスト:井口秀作氏(大東文化大学法科大学院助教授)
〜 以下転載〜
「国民投票法案」という呼称自体に、「国民の意思を直接反映させられますよ」といった雰囲気作りをしようという意図を感じるという井口氏は、
「実際には、(十人十色の)国民の意思が、そのまま投票結果に反映されるなどということは、ありえない。国民投票で実現されるのは、あくまでも国会が発議した改正案に賛成か反対かの表明のみだ。」と釘を刺す。
それにしても、仮に今回の法案が、単なる「手続き法」だとして、憲法の制定以来60年間作られてこなかったものを、なぜ今作る必要があるのだろうか。
井口氏は、この法案が定めている「憲法審査会」の設置が、大きな意味を持っていると指摘する。
改憲の機運が、国会内で高まってきたとはいえ、その中身をどのように変えるのかという意見は、自民党内、民主党内でも拡散してしまっているのが現状だ。
国会の発議に必要とされる衆院、参院それぞれの3分の2以上の賛成を、一党のみで獲得する可能性はほとんどない。
そこで、政党の壁をまたいで、上から改憲案を打ち出すことができる「憲法審査会」を設置することによって、国会発議の可能性を、大きく広げようとしているというわけだ。
そして、それはもちろん、憲法改正という目標があってのことだという。
「憲法審査会」の役割は、それだけではない。
審査会の持つ「憲法解釈機能」により、「集団的自衛権の行使はできない」という内閣法制局の見解を超えて、実質的な改憲が成し遂げられる可能性もあるというのだ。
先に、現実のほうを変えて、既成事実を作ってしまい、後から改憲案を提出するというような事態になれば、仮にその改憲案が国民投票で否決されても、実質的には意味が無いということになる。
「こういう方向に行くのが最悪なパターンだし、その最悪なパターンなほうに走り出すという気がする」と、井口氏は危機感をあらわにする。
〜以上転載〜
たしかに、自民党の「新憲法草案」を始め、すでにいくつかの「憲法改正案」が発表されています。
しかし、これらはあくまでも『私的』なもので、「憲法改正案」として一つにまとめるのは大変なことでしょう(党利党略に振り回されたりして・・)。
でも、超党派で国会内に「憲法審査会」を設置し、そこで「改正案」を作り、可決し、ついには‘発議’にまで持っていけるとしたら、改憲作業にとって、こんなに手早くスムーズなことはないのです!
さらに、「審査会」の持つ「憲法解釈機能」も見逃せません。
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この記事は、07年3月17日の再掲です。
2009/5/2(土) 午後 4:47 [ どんぐり ]
「憲法改正」の具体的な方法・手順、私もどうするのかわかりません。
憲法は、「変えなければならない」という大きな機運が国民の間になければ変えるべきではないと思います。
2009/5/8(金) 午前 10:08
海の向こうさん、国民からではなく、権力者側からの改憲機運に不気味なものを感じます。
権力者にとって今の憲法は縛りがきつすぎるということなのでしょう。とくに9条の縛りをすっきり取り払いたいのだと思います。
2009/5/10(日) 午後 0:51 [ どんぐり ]