はんのき日記 PART2

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続・北朝鮮の現状は?

昨年の秋に9年ぶりに北朝鮮を訪問した米津篤八氏のレポートの続きです。
米津氏が撮られてきた約40分の映像を見ながら報告を聞きました。

金正恩がこれまでに何人もの側近や身内などを粛清してきたことなど、
恐怖の独裁者という事実は、もちろん否定できません。
しかしその上で、金正恩のこの間の施政やこの国の現状について知っていく
ことは、東アジアの今後の動向を把握するためにも必要なのではと思います。
米津氏は北朝鮮を[独裁的な福祉国家]と言っていました。
私の勝手なイメージでは、江戸時代の徳川軍事独裁政治を思い浮かべました
(的外れか?)。

まず確認したいこと。
★朝鮮半島の南北分断の下地を日本の侵略加害行為がつくった。
★北朝鮮との国交のある国は、現在164カ国。(世界の80%以上)
★食糧自給率95%(偏りはあるとしても)。日本は約30%。

久しぶりの訪朝の感想として、米津氏は以下の5点をあげました。
1.生活レベルの急速な向上・質のよい国産品
2.金正恩委員長への支持率7割以上か? ←有言実行による
3.地方も経済が活性化中
4.科学技術の発展・民生部門のめざましい発展
5.交通・エネルギー面の向上

【教育・福祉】
1990年代後半(飢餓の酷い時期)から、継続的に人道支援してきた2つ
の孤児院(育児院)は、いずれも大きく立派な設備の充実した(プール付き)
建物に建て替えられていた。以前よりも収容の子供の数は減り、衛生管理が
行きわたり、スタッフも多く、皆健康そうだった。
日本の幼稚園・小学校・中学校に当たる教育施設もゆったりとした建物。
医療費・教育費無料(社会主義国だから当たり前か)。
孤児に対して、12年間の義務教育期間をすべて寝食付きで保障している。
教育費無償なので、意思と能力に応じて大学に進学する孤児も多い。
育児院の壁には、金正恩の次の言葉が掲げられている。
「元山育児院は資本主義がまねすることも、つくることもできない、
朝鮮式社会主義の優越性をはっきり示す証言者」
国家プロジェクトとして弱者のための福祉政策に取り組んでいる。
日本では、教育・福祉・医療など目先の利益(お金儲け)につながらない(政治
家にとってあまり票に結びつかない)取り組みは、二の次・三の次・・・。
ダウン症・自閉症・ろうあなど様々なタイプの障がい児のための障がい児回復院
が2013年に開館した。ヨーロッパ・オーストラリア・カナダなどの海外の
専門家の指導も受ける。

【民生部門・科学技術経済の発展・食糧事情】
ISO22000(食品安全の国際標準規格)を取得する企業も多くなっている。
従業員の福利厚生も充実。生産工程のコンピューター化が進行中。
国産品の充実(米津氏は朝鮮で購入した900円の靴を履いていた)。
電気自転車やスマホがほぼ一家に一台あり、バッテリーももちろんある。
スマホで読書。中国経由でUSBで韓流ドラマなど見られる。
15万人収容のスタジアム入場の際は、QRコードの座席カード。
8ギガのUSBが内蔵されていて、中国語と英語で馬息嶺スキー場の宣伝動画。
地方は農業中心。一定のノルマを果たせば、それ以上の生産物は自由に
売ってよいとなったため、地方も経済が活性化している。
大豆の生産を重視し、豆乳・豆乳ヨーグルトは平壌市内の小・中学校に配布。
2015年に平壌子ども食料品工場の設備が近代化し、現在のミルク生産量
は、35〜40トンとなり、国内の粉ミルクの需要を満たせるようになった。
2016年、科学技術殿堂オープン。科学大国を目指す朝鮮の象徴的な施設。
科学技術の普及・振興のための電子図書館機能を備える。全国各地のコンピュ
ーターから接続して知識・情報を得ることができる。併設したホテルに宿泊して
講義を受けることができる。 


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