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昨日、予定通り、学力テストが実施されましたね。
文部科学省が配布したプリントを見ると、学力テスト(正式には『全国学力・学習状況調査』)の目的として、以下の二点があげられています。
※調査の目的※
○全国的な義務教育の機会均等と水準向上のため、児童生徒の学力・学習状況を把握することにより、教育の結果を検証し、改善を図る
○各教育委員会、学校等が全国的な状況との関係において、自らの教育の結果を把握し、改善を図る
二点とも「改善を図る」となっています。
でも、『誰が』『何を』『どのように』、「改善を図る」のかは、分からな〜い!
先週、市の教育長に直接お会いして、この点を問いましたが、残念ながらはっきりとした回答はいただけませんでした。
とくに、一つ目の目的では、主語がありませんが、おそらく国か地方自治体ということになるのでしょうか?
テスト結果が思わしくなかった学校に対しては、どんな「改善を図る」処置をとるのでしょう。
フィンランドの例にならって、教員の重点配置や予算の重点配分を実施し、学力の底上げを図るのだとよいのですが・・。
今後導入されそうな「教育バウチャー制(学校選択制・学校予算の傾斜配分)」「学校選択制」「教職員評価制度」「教員免許更新制」など・・が、どうしてもチラチラします。
国がこれから積極的に推し進めようとしている教育施策は、ほとんどが“競争原理の導入”によるものです。
教育に市場原理や経済効率を取り入れるのです。
今回の学力テストが、ズバリ!その一環であることは言うまでもありません。
学力テストだけしか見ないと、「ただでテスト受けられるんだから、お得だわ〜。」という風についつい受け止めてしまいますね。
市の教育長は、こうも言っておりました。
「私見だが、生徒質問紙(家庭環境調査)の質問はあまりよくない。子どもが答えにくいのが多い。」
「でしたら、学力テストはけっして強制ではないのですから、以前から私たちが要請しているように、拒否されたらよいではないですか?」
「いや、もう間近に迫っていることだし、今年は実施する。なんでもそうだが、最初にやるときは完璧ではない、何回か実施していく中で、改善されていくものだ。」
つまり、子どもたちは実験台ということね〜。
9月頃、結果が出ますが、『誰が』『何を』『どのように』、「改善を図る」のか、行く末をきっちり監視しなければなりません。
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