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25万通におよぶ外交文書の公開。
ウィキリークスの「ウ」の字も知らなかった私にとっては、最初は何のことかピンときませんでした。
この話題が出た直後だったか、小西克哉(元TBSラジオ「ストリーム」の国際ジャーナリスト)が、「もっとどんどん情報を流したらいい、大歓迎でしょ。その上でどうするかが政府の仕事」みたいな趣旨のコメントをラジオでしていました。
常日頃、お役所の情報公開に対する姿勢に大きな疑問を抱いている私にとっては、直感的にですが、「同感!」と思ってしまいました。
世界規模のウィキリークスの件とは比べものにならないことですが、ここ2〜3年、お役所に対していろいろと情報公開請求・情報提供要求せざるを得ない状況に見舞われました。
そのとき実感したのは、誰のための情報公開・情報提供か?ということでした。
情報公開制度そのものを批判はしませんが、この制度にかこつけて、本来すぐに窓口で情報提供しても良さそうな事柄さえ、「情報公開請求してください」と言われ、請求手続きから開示までに1ヶ月半もかかることがしょっちゅうでした。
物事にはタイミングというものがあります。
時期に遅れて開示されても、時すでに遅し、意味が半減してしまうことがあります。
また、明らかに複数の人が同じ文書を請求しているにもかかわらず、請求すると必ず「開示するか、しないか」の判断のために、2週間かかります。
条例では「15日以内」となっていますが、必ずたっぷり2週間です。
初めの一人が開示OKとなったのなら、次の人の場合、2週間待たせなくてもすぐに「開示する」と判断できてもよさそうなのに・・・(無駄な仕事をしていないか?)。
さらに、「第三者情報」が混ざっていると、そこから1ヶ月以上待たされます。
そんなこんなで、「知りたい!」と思った情報内容を知るのに、一ヶ月半待たされ、何度微妙なタイミングを逃したことか。
情報公開する担当課がわざと開示を送らせているとしか思えない体験を、ここ数年、いやというほど味わいました。
ウィキリークスのことに話を戻しますと、、天木直人氏が12月5日のブログで次のように述べています。
「ウィキリークスが世界をひっくり返そうとしている。
これからどんどんと機密情報が公開されて騒ぎが本格化するだろう。
それにともなって賛否両論が戦わされるだろう。
それをどう評価するか。
それは取りも直さず、評価する者が、権力者側に立つか、
それとも弱者の側に立つか、その正体を見せる事である。
私はもちろん反権力の立場だ。
アサンジ氏を「弱者に代わって不義を討つ」英雄だと思っている。
彼の最大の目的は、何の抵抗も出来ずに不合理に殺されていった
顔の見えない無数の弱者の無念を晴らすことだ」
「権力者側に立つか、それとも弱者の側に立つか」
「お役所の組織防衛の立場に立つか、市民の側に立つか」
権力者側の「寄らしむべし、知らしむべからず」というやり方は、権力者への不信感を生み出すだけだと思います。
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