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「世界」の9月号の「内橋克人×アーサー・ビナード」(137〜150頁)から、
ほんの一部を転載(修正あり)します。 そうとは思っていましたが、あらためて『アメリカの[奥の院]に支配されている日本』と いうことを突きつけられ、 愕然とします。 もちろん支配されているのは原発問題に限らずです。 ビナード 核について本当のことを伝えようとするのは、ダビデとゴリアテの戦いを超える ような挑戦です。しかも原子力の鎧をまとった核開発の巨人って、なかなか表に出てきま せん。仕組みを卑怯にも、幾重にも隠しますね。 内橋 アメリカの[奥の院]、つまり最強の権力構造というものを、どうとらえますか? アメリカでは、CSIS(米戦略国際問題研究所)をはじめとするシンクタンクは 大統領がいかに代わろうとも変わらず、時代を超えて生き続ける。 …シンクタンクは今回のTPPもNAFTAもすべてその下敷きをつくった。 ビナード アメリカ国民の99%が閉め出された「奥の意思」で、ものごとが決められていく。 ・・・1947年、トルーマン政権下、国家安全保障法が成立、それによって、日本国憲法 と入れ替わるようにして、アメリカ合衆国憲法が殺される。 CIAという存在自体が憲法違反の組織がつくられ、陸軍省がより巨大な国防総省 (ペンタゴン)になっていく。そこが一つの大きな法的・組織的な変わり目だった。 ・・・マンハッタン計画という核開発の巨大なペテンの中で、アメリカ国民は蚊帳の外に 締め出されたまま、一部の人たちが決定権を掌握するカラクリができあがった。 ・・・100年、1000年の単位で世界を支配していくプランがマンハッタン計画で練られ、 ロードマップがつくられ、1945年8月6日・9日はそのほんの一部の公式発表の日だった… 内橋 日本では原発再稼働、推進論が安倍政権になってあからさまに表明されるようになった けれども、アメリカの底知れぬ国家意思からすればかわいらしいもの。 日米核燃料サイクルの中での必然の結果に過ぎない。 ビナード その通りです。日本企業による原発輸出も同じ。日本政府は「トップセールス」 とか言うけれども、核ビジネスの中では東芝、日立、三菱重工もみんな孫請けで、 安倍政権がやっているのは「下っぱセールス」です。 彼らが中心になって動いていると考えると、本質を見失ってしまう。 内橋 日本の原発輸出の背後にアメリカの意思、許容、それあっての安倍政権の行動と いうこと。 ビナード 「奥の意思」だと思います。 さらに、9月16日の東京新聞の3面。 「安倍政権 再稼働へ突進]の記事の下に『米の圧力も後押し』というコラムが載っています。 安倍政権が原発推進路線を突き進む理由の一つには米国の圧力もある。 福島第一原発の汚染水漏えい問題が大きな問題となっていた8月末にも、 米国の保守系シンクタンク代表が来日して安倍晋三首相に早期の原発再稼働 を迫り、首相も前向きに応じた。 米国の保守系有力シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)のハムレ所長が 8月30日、官邸で首相と面会し、「日本経済を安定させるには原発再稼働が必要だ」 と早期の再稼働を要求。首相は「大変有益な話だ」と述べた。 当時、福島原発の汚染水が地下水と混じり、海に流出している問題が深刻化。 会談の2日前には、原子力規制委員会がタンク事故の評価を国際的な尺度でレベル1 からレベル3(重大な異常事象)に引き上げていた。 CSISはキッシンジャー元国務長官をはじめ米政府元高官らが理事や顧問を務め、 外交・安全保障政策で米政府に影響力を持つ。 ハムレ氏は民主党政権が2030年代の原発ゼロ目標を打ち出した際には「代替 エネルギーへの幻想が大きすぎる」と批判。原発を維持する方針に転換した安倍 政権を評価し、5月にも来日して首相と面会していた。 (金杉貴雄)
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原子力発電
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ツイッターから拝借。 ↑このポスター、ほしいね。 |
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日本のあちこちで地震が多発するにもかかわらず、 |
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以下、転載です。・・・やっぱりね、と思います。 |
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↑3.11直後の1号機の写真。すべてメチャクチャ。 |


