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今朝のモーニングバードで、どなたかが「アメリカが認めてくれれば・・」
というような言い方をしていました。
誰もが皆うすうす気がついているはずで、今さら言うのもなんですが
日本はアメリカの支配下にあり、独立国ではありません。
そんなはずはないだろうと、言われる方には、ぜひ「日本はなぜ、『基地』と
『原発』を止められないのか」(矢部宏治著)のご一読をお薦めします。
そして、今朝の天木直人氏メルマガの内容も、『アメリカの圧力』が指摘
されています。
そもそも残虐非道なテロの大親分はアメリカであり、
イスラム国はそんな親分に逆らう子分みたいなものでは?
天木直人のメルマガ2015年1月29日号
【テロ死刑囚の解放に踏み切ったヨルダンの衝撃】
これから書くことは、誰も書かない事だ。書けない事だ。
「パイロットと交換にテロ死刑囚を釈放する用意がある」
このヨルダン情報相の発言をヨルダン国営放送が流した事を知って、
私は身震いするほどの興奮を覚えた。
これはヨルダンにおける「アラブの春」になるかもしれないと。
その理由はこうだ。
パイロットと死刑囚の交換交渉は、今に始まった話ではなく、パイ
ロットが墜落して捕虜になって以来続けられていた。
それがまとまらなかった最大の理由は、テロに屈するなという米国の
圧力があったからだ。
ヨルダンだけの判断だったらとっくにパイロットは死刑囚と交換に解
放されていたに違いない。
米国の圧力でヨルダン国王が踏み切れなかったのだ。
ところが、今度の邦人人質事件で、後藤氏と死刑囚の交換がイスラム
国から持ち掛けられ、日本政府の強い要請でパイロットより後藤氏の解
放が優先されるという懸念がヨルダン国民の間に広がった。
この国民感情を放置すればヨルダン国にまで怒りが及ぶ。
それをおそれたヨルダン国王が、パイロットと死刑囚交換に踏み切っ
たのだ。
もちろん、米国は反対した。
しかし、おそらくヨルダン国王はこう米国に答えたに違いない。
このままでは私は危うくなる。ヨルダンに「アラブの春」がくれば、
一番困るのは米国ではないのか、と。
このアブドラ国王の言葉の前に、オバマは黙らざるえなかったに違い
ない。
パイロットと死刑囚の交換が優先されるのか、それともパイロットと
後藤氏がともに解放されるのか。
それは私にはわからない。
しかし、ヨルダンがテロ死刑囚解放に踏み切れば、イスラム国は条件
次第では二人をともに解放する。
そういう形で今度の人質事件が終わる気配が見えて来た。
是非ともそうなってもらいたいものだ。
そうなった場合の敗者は米国だ。
そして、もっと惨めな敗者は日本だ。
勝者はヨルダンとイスラム国である。
ヨルダンは自国民の救済を優先して米国に対する自主外交を取り戻した。
国民と国王が一体となり、ヨルダンにおける「アラブの春」を食い止
めた。
いや、正確に言えばその必要性がなくなったのだ。
米国は、テロと譲歩したヨルダンの自主外交を防ぎとめることが出来
なかった。
ヨルダンに「アラブの春」が起きて、ヨルダンに反米の嵐が巻き起こ
れば元も子もなくなるからだ。
ひるがえって日本はどうだ。
ヨルダンに後藤氏の救済を頼んだが、米国から、「ヨルダンを困らせ
るな」と一喝されて黙り込み、その後はなす術がなかった。
結果的には、ヨルダン国王の英断のおかげで、後藤氏の救済が達成さ
れるかもしれない。
ヨルダンと日本は、ともに米国の支えが無ければ政権が持たない米国
の属国のような国だ。
しかし、日本は自主・自立した外交を取り戻すことにおいて、ヨルダ
ンにも先を超されたのだ。
その違いの最大の要因は、自国民を救う事を最優先して国王に詰め
寄ったヨルダン国民の強さと、お上に従い続ける日本国民の弱さであ
る。
今度の人質事件の結末には、さらにおまけがつく。
ひょっとして、今度の事件をきっかけに、ヨルダンはイスラム国に対
する敵対を止めるのではないか。
アラブの為政者は、みな反民主的であり保身優先だ。
しかし、アラブの民はお互いに通じるものがある。
ヨルダン国民は、テロとの戦いは、米国とイスラム過激派の戦いに過
ぎず、その戦いの犠牲者になるのはアラブの民だと分かっている。
そんな米国のテロとの戦いに付き合うのは間違いだとアラブの民が気
づき、支配者に迫る、支配者もまたそれに従わざるを得なくなった時、
アラブの有志連合は崩れる。
イスラム国は、アラブに敵対することなく、欧米旧植民地国との戦い
に徹するようになる。
これこそが、今度の人質事件におけるイスラム国の狙いだったのでは
ないか。
もし事態が私の想定通り動くなら、今度の事件の最大の勝者はイスラ
ム国であるということになる。
そしてそれは、イスラム国問題の解決につながることにもなる。
すなわち、イスラム国問題は、決してこれ以上世界を混乱に陥れる問
題に発展すせず、米国とその追従国とイスラム過激派との戦いに限定さ
れていくことになる。
当事者が限定される戦争は、必ず国際社会の圧力で収束に向かう。
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