日本映画の女優たち

グッドモーニングショー(君塚良一監督) 10月8日公開!

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うつ病と闘うのではなく、うつ病と前向きに付き合っていくために、夫婦が出した答とは、、、。
− 宮あおいの瞳に自然とにじみ出る涙は、夫を想う妻のリアルな愛情表現の形 −
 
お弁当を作っている時は、それを食べる瞬間を、あるいは食べてもらう瞬間を想像しながら、
いろんな思いを込めて作るのが、お弁当づくりの楽しみだと思います。ところが冒頭、
自分のお弁当を作っているツレ(堺雅人)は、なんとも浮かない顔をしています。
見た目はとても美味しそうなお弁当なので、ツレの料理の得意さや器用さが伺えますが、
お弁当のデキとは裏腹に、ツレ自身は朝からまったく元気がないようです。
ゆっくりと近づいてきたイグ(ペットのイグアナ)に残り物の野菜を食べさせると、
「その食欲、うらやましいよぉ」と、ぼそりとつぶやのです。
 
うつ病患者という難役を演じる堺雅人は、終始うつむきかげんで、眠そうな目が印象的です。
会社では生真面目すぎるが故に、自らの立場を精神的にも苦しめてしまっているようです。
そんなツレと5年目の夫婦生活に入っているのが、妻のハル(宮あおい)です。
売れない漫画家のため家事も仕事もマイペースのようですが、ツレがうつ病と診断されると、
その兆候に気付かなかった自分に反省するのです。それでも母親(余貴美子)に相談したり、
うつ病の本を読んだりしながら、苦しんでいる夫を支えていこう決心し、
「会社辞めちゃえば」とツレに提案するのです。もちろんツレは反対しますが、
「会社辞めないなら離婚する!」とハルは宣言するのです。一見無茶な要求にも聞こえますが、
これもハルのツレに対する愛情なのですから、、、。
 
宮あおいの見せるツレとの接し方。その気持ちの微妙な変化の表現もさすが天才女優で、
当初は心の風邪のようなものだと高を括っていたハルも、ツレの言動がさらに不安定になると、
自ら出版社に出向き、「ツレがうつになりまして。仕事をください!」と編集者に直訴します。
急に明るくなったり、一転落ち込んだりという、激しい感情の変化を見せる堺雅人と共に、
随所で二人の熱演が光っている点も見逃せません。さらに、ハルのナレーションと、
ハルの描くツレのイラストや吹き出しのカットも効果的に挿入され、
その癒し系のイラストが、終盤にはファンタジー的なシーンも生み出してくれました。
 
うつ病に苦しむ夫と、その夫を支えながら働く妻の、夫婦の闘病物語としての一面もありますが、
決して暗い映画ではありません。宮あおいと堺雅人が持っているゆったりとした雰囲気と、
時にコミカルに表現される二人の会話が、夫婦の生活空間を明るいものにしてくれました。
 
それでいて、うつ病と闘う人に、またうつ病の人を支えている家族に対して、
「あ・と・で」という優しいメッセージを、頑張らなくてもいいんだという温かいメッセージを、
しっかりと投げかけてくれる夫婦の、理想的なラブストーリーに仕上がっています。
 

<映画の次回作情報>
 
宮あおい
天地明察(滝田洋二郎監督)
2012年秋公開  共演:岡田准一、佐藤隆太、市川亀治郎、市川染五郎、中井貴一、松本幸四郎 他
 
わが母の記(原田眞人監督)
2012年公開予定 共演:役所広司、樹木希林 他

 
余貴美子
RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(蔵方政俊監督)
12月3日公開  共演:三浦友和、小池栄子、中尾明慶、吉行和子、塚本高史、岩松了、西村雅彦 他
 
あなたへ(降旗康男監督)
2012年秋公開  共演:高倉健、ビートたけし、田中裕子、佐藤浩市、草剛、綾瀬はるか、浅野忠信 他
 

閉じる コメント(36)

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hideawayさん♪、確かにテーマは重いのですが、
感動的な夫婦のラブストーリーに仕上がってましたね。
二人の間の空気は、本当の夫婦のようでしたね。

2011/10/19(水) 午前 0:45 ffa**77

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ミニドラゴンさん♪、やはり主演の二人の好演が感動を高めてくれましたね。
何事もあせらずマイペースが、心と体の健康の秘訣かもしれませんね♪。

2011/10/19(水) 午前 0:48 ffa**77

ほんと あおいさんが いろんな顔をみせてくれて 幸せになりました(^^♪あの映画は、マリア様のようなあおいさんという声を聞いて 観る気がしなかったのですが、あおいさんの ボサボサ頭での怒り様に 拍手でした。

2011/10/19(水) 午後 4:18 たんたん

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たんたん先生♪、キレて怒るシーンも、宮あおいの見せ場でしたね。
本作でも、随所で見事な感情表現が光ってましたね♪。

2011/10/20(木) 午前 1:04 ffa**77

幹男は晴子がいたからこそうつ病と真正面から戦えたのでしょうね。お互いの協力しての生活が良く描かれていたと思いました。うつ病を知るうえでもためになる作品でしたね。トラバさせてくださいね。

2011/10/22(土) 午前 0:24 いっちー

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佐々部清は半落ち以来のヒットじゃないでしょうか?

2011/10/22(土) 午前 1:29 mossan

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いっちーさん♪、夫婦の協力、まさに愛をテーマにした作品でしたね。
うつ病に関しては知らないことが多いので、患者や介護する家族の辛さを、
多少なりとも知ることができる作品だったと思います♪。

2011/10/23(日) 午前 1:43 ffa**77

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もっさん♪、本作がどこまでヒットするか、それはまだわかりませんが、
佐々部監督は、半落ち以降の作品も、数字的にはヒットにつながりませんが、
カーテンコールや夕凪の街桜の国など、僕は好きな作品も多いです♪。

2011/10/23(日) 午前 1:47 ffa**77

欝病と闘うのではなく、向き合って…頑張らないぞ!!がよかったですね^^
深刻なテーマなのに、和んで観られましたし、癒されてしまいました^^;
この二人は、ゴールデン・コンビですよね〜お似合いです❤
何時治るんだろう?とかクヨクヨしないで、自分達流の夫婦でいいのよねv
TB下さり、有難うございました。こちらからもお願い致しますね<m(__)m>

2011/10/24(月) 午後 1:45 ふぇい

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フェイさん♪、うつ病という深刻なテーマを扱いながら、
夫婦のラブストーリーに仕上げたシナリオと佐々部清監督の演出が良かったですね。
二人の熱演、そして役者としての相性の良さが見られましたね♪。

2011/10/25(火) 午前 1:00 ffa**77

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これを観てうつの実態がわかるわけじゃないけれど、知るためのきっかけにはなりますね。
うつ病という病がようやく日本でも認知されていますが、まだまだ偏見がありますし、そういうのを無くすためにもこういう作品が生まれたのは意義のあることだと思います。
TBお願いします。

2011/12/28(水) 午後 10:05 かず

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かずさん♪、うつ病と闘うというよりも、うつ病とつきあっていくということを、
教えてくれる作品で、温かい夫婦関係も一つのテーマになってましたね♪。

2011/12/29(木) 午前 0:45 ffa**77

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映画を観るすこし前に本屋さんで原作本を立ち読みしていたので、
もっと笑いが多い作品かと思っていたのです。
そしたら結構現実的でしたの、最初微妙な印象でしたね。

でもラストのほうでは、原作漫画の映画化とはちょっと違うな
と納得してみましたのでなかなかよい仕上がりだったと思いました♪

2012/2/8(水) 午後 10:45 エルザの大聖堂への行列に並ぶ人

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エルザさん♪、二人の熱演が映画を感動作にしてくれたと思います。
笑いはなくても暗くなくて、夫婦のラブストーリーに仕上がってましたね♪。

2012/2/9(木) 午前 1:31 ffa**77

最後に梅沢さんにリンクする展開もなかなか良かったです。
ただ単に病を題材にしただけではなく夫婦愛がしっかり描写されていてよかったです。TBお返しさせて下さいね。

2012/5/7(月) 午後 7:12 るぃ

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るぃさん♪、そうですね。ウツの原因を作った?ような相手をここに登場させて、
ひとこと言わせるというのは、なかなかの演出でしたね。
美しい夫婦愛の映画として、二人の熱演が光りましたね♪。

2012/5/8(火) 午前 0:12 ffa**77

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これ、良かったです。
宮崎あおい、かわいいですね。着ている洋服もかわいくって、おうちもいいし。イラストが空を飛ぶシーンはうるうるきました。
うつの苦しみも伝わってきたし、グーな映画でした。

2012/10/5(金) 午前 8:58 iruka

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irukaさん♪、イラストが宙を舞うシーンですね。ファンタジックでしたね。
堺雅人、宮あおい、ともに熱演でしたね♪。

2012/10/6(土) 午前 1:21 ffa**77

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宮あおいは、表情が豊かで、やはりすごいですね。

半沢、いや堺雅人は、静の演技ですが、元気になった時と落ち込んでいる時の落差の演技もさすがですね。

TBさせてください。

2013/10/29(火) 午後 8:21 fpd

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fpdさん♪、この作品でも宮あおいが素晴らしかったですね。
もちろん堺雅人も両極端なる人物像を熱演でしたね♪。

2013/10/29(火) 午後 11:04 ffa**77

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