日本映画の女優たち

グッドモーニングショー(君塚良一監督) 10月8日公開!

全体表示

[ リスト ]

風立ちぬ

 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
夢の師が教えてくれたのは、夢を形にすることの大切さと、夢が形あるものを壊してしまう矛盾か。
− 瀧本美織の声優初挑戦、病と闘いながら一人の男性を愛するヒロインの、切ない声の魅力 −
 
子供の頃は、眠っている間に見る夢が不思議でした。ある時は自分が行きたい場所にいたり、
またある時は、自分が会いたい人、たとえば好きな人が自分と友達のような関係だったり、、、。
もちろん楽しいことばかりではなくて、怖い夢を見た記憶もあります。
 
でも、見続けたい夢というのは、いつも一番いいところで目が覚めてしまうもの。
一方の怖い夢は、危ないと思った瞬間に目が覚めて、夢でよかったと胸をなでおろすものでした。
 
この映画も、主人公の堀越二郎(声:庵野秀明)の夢のシーンから始まります。眠っている時の夢は、
時として自分の将来の夢と重なったりするものです。二郎の夢も将来の道しるべになっていました。
 
二郎は、子供の頃から夢の中にカプローニ伯爵(声:野村萬斎)というイタリア人が登場していました。
カプローニは飛行機の設計家で、いつも夢の中で豪華な飛行機に乗せてもらう二郎ですが、
飛行機の主翼の上に立たせてもらって眼下を見渡すという、夢ならではの体験もします。
そんな夢の師の影響もあり、二郎も、やがて飛行機の設計家になる決心をするのです。
 
カプローニは、いつも夢の王国へ二郎を迎えてくれますが、ある時、教えてくれました。
飛行機は風に乗って飛ぶ美しい夢の乗り物である反面、町を焼いてしまう乗り物にもなり得ることを。
そして、飛んで行ったまま、戻って来ない飛行機もたくさんあることを。、、、。
 
皮肉にもその言葉通り、堀越二郎が後に設計することになる零戦は、戦地に向かったまま、
帰って来られないものも多く、それどころか帰らぬ決意で飛び立って行ったものもあったのです。
 
また物語の中では、タイトル通り「風」が随所でキーポイントになります。
二郎の伴侶となる菜穂子(声:瀧本美織)との出会いも、そして再会も、風の吹いているシーンでした。
帽子が飛ばされそうになったり、風の流れで火の手が向きを変えたり、パラソルが強い風に飛ばされたり、
夢の中の飛行機はもちろん、紙飛行機も風を切って飛んで行きます。
そしてカプローニはいつも言っていました。「まだ風は吹いているかね?」と。
 
戦時中という時代背景ゆえ、戦闘用の飛行機を設計しなければならなかった二郎ですが、
病に苦しんでいた菜穂子も二郎の飛行機の成功を望み、それを信じていました。
ある時、夢の中のカプローニは、菜穂子を称して美しい風のような人だと言います。
つまり二郎が愛したのは、風に乗って飛ぶ美しい形をした飛行機であり、
菜穂子という風のように美しい女性だった、ということになるのでしょうか、、、。
 
もろくも壊れていく飛行機を描写し、はかなくも散っていく命にも焦点を当てながら、
生きるというテーマを中心に据えた本作は、思い描いた夢を信じることと、
愛する人を守ることの大切さも教えてくれる大人のラブストーリーに仕上がっています。
 
 
<映画の次回作情報>
 
瀧本美織
貞子3D2(英勉監督)
8月30日公開  共演:瀬戸康史、平澤宏々路、石原さとみ、大沢逸美、山本裕典、田山涼成 他 
 
大竹しのぶ
女たちの都〜ワッゲンオッゲン〜(祷映監督)
10月公開予定  共演:松田美由紀、杉田かおる、西尾まり、ブラザートム、遠藤憲一、中村有志 他
 

 

閉じる コメント(22)

主人公の生きた時代が時代だけに…飛行機を作りたいという夢にまい進するも、
図らずも零戦を作ることになってしまった。。
考えさせられることも多いですが、、この時代があって今があるのですものね。
飛行機は当たり前に空を飛び、結核も不治の病ではなくなった…
こういう時代があったことをこれから大人になる子供も知るべきと思います。
喫煙の問題が取りざたされてますが、今は「禁煙」が当たり前でも、この時代は逆でしたから^^;
正しい目で鑑賞すればいいと思いました(笑)
堀辰雄の「風立ちぬ」を巧くはめ込んでいて、堀越二郎と溶け合って〜
完全オリジナル作品になってますね♪ TBこちらからもお願い致します<m(__)m>

2013/8/17(土) 午前 9:46 ふぇい

宮崎駿映画というと 「ナウシカ」からずぅーっと ひたすら空を駆け巡るイメージがあり、この映画では 零戦から紙ヒコーキから いろんな素材が出てきます。あの主人公は 駿さんの分身のようにも思え また熱くなりました。今 駿映画を観れる幸福感、絶品の味わいでした。

2013/8/17(土) 午後 0:10 たんたん

アバター

ふぇいさん♪、いつも心のこもった丁寧なコメントありがとうございます。
確かに日本には戦争の時代、つまり兵器や武器を作っていた時代がありましたね。
子供たちには、そういった視点で見てもらうのも勉強になりそうですね。
時代の流れと言えば、喫煙もそうですね。
僕もたばこは吸いませんが、最近は吸わない人が増えてきましたよね♪。

2013/8/17(土) 午後 10:06 ffa**77

アバター

たんたん先生♪、なるほど宮崎駿監督と空は切っても切れない関係ということからしても、
今回はファンタジーではありませんが、宮崎監督が作るべくして作った作品と言えますね♪。

2013/8/17(土) 午後 10:08 ffa**77

評価は色々ですが、私は宮崎監督の思いを色々感じましたね〜。
飛行機の話は男性向けな感じがしましたが、そこにラブストーリーをはめて、女性にもきゅんきゅんさせる仕上がりになっていました。
瀧本美織の菜穂子さんはよかったですね〜。二郎さんの声もわたし的にはGOODでした。
ユーミンの曲はユーミンが高校生の時に作った歌だそうですが、この映画のために作られたような曲だと思いました。
また見たい作品です。トラバしていきます〜。

2013/8/18(日) 午後 1:50 nami

アバター

なみぺーさん♪、確かに飛行機だけだったら男性的な作品だったかもしれませんが、
菜穂子と出会い、愛を育む過程が丁寧に描かれていましたね。
ユーミンの主題歌は内容にぴったりでしたね♪。

2013/8/18(日) 午後 10:02 ffa**77

男と女の視点の違い、時代、価値観の違いなのか、二郎の人生の判断は微妙だったかなぁ〜。もっと2人で幸せになる方法もある気がするんだけどな・・・
宮崎アニメの新境地とでも言うのでしょうか、観るまでは心配だったけど、こういうドラマもいいですねぇ〜
TBさせてください(。・ω・)ノ゙

2013/8/20(火) 午前 9:18 ハイダウェイ

アバター

hideawayさん♪、まさに宮崎アニメの新境地でしたね。
二郎の人生は時代背景も大いに関係があって、現代なら、
二人はもっと違った生き方をしたかもしれませんね♪。

2013/8/21(水) 午前 0:51 ffa**77

顔アイコン

ジブリ作品にしては分りにくかったという印象で、(理解のために)再度観ようかなぁ!?
と思った作品ですね。正直、もっとぐわーーーっと感動とか驚きとか
惹きつけるものがあるかと思ったのですがそういう印象は無かったのが
残念です。

ラブストーリーとしては結構いい感じでした。
夜中に、仲人さんに見守られて、二人だけで嫁入りするシーンステキですね。

先日NHKでこの作品と宮崎駿の番組「プロフェッショナル」を
やっていてチラチラと観ていたらなんだか再度鑑賞したくなった
私でした(爆)

2013/8/31(土) 午前 7:37 エルザの大聖堂への行列に並ぶ人

アバター

エルザさん♪、ファンタジーではなくラブストーリーですが、
宮崎監督らしさも随所に出た作品でしたね。大きな感動はなくとも、
じわりとくる作品でしたね♪。

2013/9/1(日) 午前 2:41 ffa**77

顔アイコン

飛行機が好きででも戦争は嫌いな宮崎駿が自分のために作った映画のような気がします。いつものジブリとは違いますが、とてもいい映画でした。また観たいです。TBさせてくださいね。

2013/10/8(火) 午後 9:15 シーラカンス

アバター

シーラカンスさん♪、なるほど戦争嫌いが描く戦争と飛行機の関係を描くには、
このテーマが良かったのかもしれませんね♪。

2013/10/8(火) 午後 11:57 ffa**77

顔アイコン

この作品はなかなか理解してもらえないんだろうなと思うあたりやっぱり評価も分かれてますね。
僕はジブリが初めて実在する人物を基に作った作品のテーマがこれで凄く良かったなって思うんですが。。
TBお願いします。

2013/10/30(水) 午前 7:33 かず

アバター

かずさん♪、ファンタジーというよりも、ラブストーリーという仕上がりでしたが、
やはり大人から子供まで多くのファンを集めて、今年のナンバー1ヒットになりましたね♪。

2013/10/31(木) 午前 1:02 ffa**77

顔アイコン

まさに大人の作品でしたね!
また大好きな作品になりそうです・・・
トラバお願いします。

2013/12/1(日) 午後 0:10 mini_dragon

アバター

ミニドラゴンさん♪、宮崎アニメにしてはファンタジー要素がうすく、
もちろん子供の観客も多いのですが、大人向けの作品に仕上がってましたね♪。

2013/12/2(月) 午前 0:44 ffa**77

こんにちは。

この作品のラストで、主人公の妻が「あなた、生きて」という台詞は、元のシナリオでは「あなた、来て」であり、この時点で彼女は彼岸に旅立っているので、180度反対の意味だったようです。

台詞を変えさせたのは、録音に主人公の声役で立ち会った庵野秀明のようで、その意味では奇跡的なラストの変更でした。

キャッチコピーの「生きねば」はそのあとで決まったのでしょうね。

2014/1/2(木) 午前 7:40 [ みんけんひで ]

アバター

ひでさん♪♪、なるほどそんなエピソードがあったんですね。
台詞が変わることはたまにあるのでしょうけど、
キャッチコピーにまで、影響が及んだんですね♪。

2014/1/2(木) 午後 11:35 ffa**77

まさに宮崎アニメの集大成でしたね♪
往年の「ナウシカ」「ラピュタ」「トトロ」「もののけ」とはアプローチが違うけど、
これを最後の作品に…という意気込みはひしひしと伝わってきました。

2015/2/26(木) 午前 6:46 やっくん

アバター

やっくんさん♪、アプローチは違っても宮アニメを貫くものを感じる作品でした。
どんな映画でもヒットさせる手腕はさすがに宮アニメですね♪。

2015/3/7(土) 午後 1:23 ffa**77

開く トラックバック(10)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事