日本映画の女優たち

グッドモーニングショー(君塚良一監督) 10月8日公開!

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百円の恋

 
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ボクシングと別れた男。ボクシングに出会った女。百円コンビニが生んだ二人の愛の行方は。
− 安藤サクラ、32歳ニートのだらしなさと、演技を超えるボクシングシーンの壮絶さ −
 
中学生の頃にボクシングジムに通った経験があったという安藤サクラですが、
主人公の一子(いちこ)役は、自らオーディションに応募して勝ち取ったとのこと。
リング上での激しい戦いぶりは、本作最大の見せ場となっていますが、
そのクライマックはボクサーとしての演技を超越した生身のボクシングであり、
絞り込んだ肉体から繰り出されるパンチには、安藤サクラの女優魂が伝わってきます。
 
さて、引きこもりの一子(安藤サクラ)は、子連れで出戻って来た妹の二三子(早織)と、
まったくそりが合いません。一子の実家は弁当屋で、二三子は店の手伝いをしていますが、
一子は甥っ子(二三子の息子)の面倒を見るふりをして、テレビゲームに熱中しています。
 
一子と二三子は口喧嘩が絶えませんが、それがエスカレートして時には取っ組み合い、
殴り合いになります。一子は頭からケチャップをかけられたり、食卓もめちゃくちゃです。
そんな娘たちに母親(稲川実代子)は呆れ、「出ていきなさい!」と声を荒げる始末。
大人の女同士とはいえ、派手な喧嘩のシーンは、相手に少しも遠慮することなく、
安藤サクラ同様、ここは早織も体を張った演技を見せてくれています。
 
「私が出てく!!」と一子。「できるの!あんたに一人暮らしが!」と容赦ない二三子。
それでも独り暮らしを始めた一子は、夜は行きつけの100円コンビニでバイトを始め、
通り道にあるボクシングジムを遠目にのぞくようになります。
 
そんなある日、ボクシングジムで見かけていた狩野(新井浩文)から声をかけられ、
動物園にやってくる二人。「あのぉ、どうして私なんかを(誘ったんですか)?」。
尋ねる一子に対し、「断られないような気がした」と、狩野からはそっけない返事。
動物園でもほとんど会話もなく、いかにもつまらなそうなデートでしたが、、、。
 
数日後、狩野は一子の働くコンビニにやって来ると、お金を忘れたといって、
ボクシングのチケットをレジに置いていくのです。初めてボクシングの試合を観る一子。
狩野は一方的にやられてしまいますが、この日を最後に狩野はボクシングを辞めるのです。
新井浩文もこの役が決まってジム通い始めたとのことで、意気込みが伝わってきます。
 
その後、今度は一子がボクシングに目覚め、ジム通いを始めます。それからしばらくして、
ある朝、道端に倒れている狩野を介抱した一子。それがきっかけで同棲が始まるのです。
しかし狩野は外に女ができ、一子はあっさりと捨てられてしまうのですが、、、。
 
何があっても一子のボクシング熱は高まるばかり。安藤サクラのシャドーボクシング姿も、
確実にサマになっていきます。コンビニ内でいつの間にかシャドーをやっていたり、
エプロン姿でランニングしたり、練習もハードになり、やがて試合の日がやってくるのです。
 
本格的なボクシング映画を観ているようなスローモーションで緊張感を高める演出も効果的。
その緊迫感を緩めてくれるのが、一子の登場曲。それは100円コンビニのテーマソングでした。
「なんだ?この歌」と言うジムの会長に対し、「(しょせん私は)100円程度の女だから」。
そう答えながらも、一子はかなり気合いを入れてリングに出て行くのです。
 
ところがさすがに相手は強く、いきなり一子はダウンを食らい、その後もやられっぱなし。
家族も心配そうに観客席から見つめています。体も顔もボロボロの状態になっていく一子。
3ラウンド目、温存していた左のパンチを繰り出しますが、すぐに相手のパンチが炸裂。
崩れ落ちる一子。「立てよ!この負け犬」とリングの横で叫ぶ狩野が見えるのですが、、、。
 
ボクシングシーンは見応えたっぷりですが、決してそれだけの作品ではありません。
何かに打ち込むことによって家族との付き合い方も変わり、念願だった試合に挑むことで、
それまで味わったことのない充実感を得た一子。人間だれしも変わることができるという、
そんなヒントを与えてくれるストーリーは、シナリオも十分に練られています。
安藤サクラのガチのボクサー姿と、二人の新たな関係を思わせるラストが印象的です。
 
 
<映画の次回作情報>
 
安藤サクラ
娚(おとこ)の一生(廣木隆一監督)
 2月14日公開  共演:榮倉奈々、豊川悦司、向井理、前野朋哉、落合モトキ、根岸季衣 他
 
白河夜船(若木信吾監督)
 GW公開予定  共演:井浦新、谷村美月、紅甘、高橋義明、伊沢麿紀、竹厚綾 他

 
根岸季衣
娚(おとこ)の一生(廣木隆一監督)
 2月14日公開  共演:榮倉奈々、豊川悦司、向井理、安藤サクラ、前野朋哉、落合モトキ 他
 
でーれーガールズ(大九明子監督)
 2月21日公開  共演:優希美青、足立梨花、須賀健太、甲本雅裕、白羽ゆり、安蘭けい 他
 
種まく旅人 くにうみの郷(篠原哲雄監督)
 初夏公開予定  共演:栗山千明、桐谷健太、三浦貴大、谷村美月、永島敏行、豊原功補 他
 
 
 

閉じる コメント(12)

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この映画では、舞台挨拶に監督と安藤サクラが来ていましたが、質問者は意外なところを聞いてきました。

〜蠎蠅僚子ボクサーはうまいがプロか。(女優で、ボクシングは素人、安藤サクラと二人で練習した。
▲椒シングジムの会長のカップブードルのシーンが3箇所あり、それぞれ違った麺を食べていた。こだわりはあったか。(監督:こだわった。すべて種類を変えた。)
「0.5ミリ」と「百円の恋」の撮影時期は重ならなかったか?(掛け持ちではない。時期は違う。「0.5ミリ」がかなり前で(1年半以上前の春、つまり2年近く前)「百円の恋」は、春に準備(トレーニング)昨年夏くらいから撮影・・・といろいろ聞けました。

安藤サクラの話すときのクセ、動きなど垣間見えていい経験でした。

TBさせてください。

2015/1/26(月) 午前 8:18 fpd

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fpdさん♪、舞台挨拶はいろんなネタばれもあって、映画がさらに楽しくなりますね。
舞台やドラマに比べたら、映画がいちばん撮影とお披露目の時間が空きますよね。
安藤サクラは僕も舞台で演じている姿も観たことありますが、今は完全に映画女優ですね♪。

2015/1/27(火) 午前 1:30 ffa**77

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安藤サクラは昔実際にボクシングをやっていたんですね。長いブランクはあったとはいえ、観ていてかなり様になっていたので驚きました。
むしろ序盤のポーズも決まっていない演技の方が、大変だったりして…(笑)。
試合に臨む前の顔付きが、本当にかっこよかったです。

2015/2/2(月) 午前 5:49 出木杉のびた

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のびた先生♪、どこかのインタビューで少し経験がある程度とのことでしたが、
ボクシングの基礎はあったんでしょうね。新井浩文も役が決まってジムに通ったそうです。
そういったキャストの意気込みが素晴らしい作品を生みますね♪。

2015/2/3(火) 午前 0:47 ffa**77

いい映画でしたね〜。
久々に女優に惚れました。
あんなダルダルだった一子がボクシングを通して変わっていく様…
なにかつまづくような経験がある人ならだれもが一子に共感できる映画でした。勝ちたかった…そんな一子に私も共感しました。
あぁ〜安藤サクラ、カッコよかったなぁ〜。
トラバ返し♪

2015/2/6(金) 午前 1:07 nami

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なみぺーさん♪、安藤サクラの役にのめりこむ姿に女優魂を感じましたね。
ダルダル感も見事でしたが、ボクシングシーンのリアル感がすごかったですよね♪。

2015/2/7(土) 午後 0:04 ffa**77

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ダメ女の頑張り、たるんだ肉体をそぎ落としていく姿、安藤サクラの凄さに体感しました。TBします。

2015/2/12(木) 午後 10:27 シーラカンス

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シーラカンスさん♪、演技を超えたボクシング、演技を超えた肉体改造でしたね。
安藤サクラの女優魂が際立つ作品でした♪。

2015/2/13(金) 午前 0:37 ffa**77

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遅ればせながら、TBさせてもらいました。

2015/3/7(土) 午後 3:30 ぴくちゃあ

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ぴくちゃあさん♪♪、トラバありがとうございます♪。

2015/3/8(日) 午前 0:56 ffa**77

中学時代に経験のあるボクシング、安藤サクラはまさに自分のためにある役と思ったそうです。
凄まじい演技でしたね!肉体改造、それに何より表情・特に目つきが変わる女優魂を見ました。

2016/9/19(月) 午後 11:43 やっくん

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やっくんさん♪♪、安藤サクラのボクシングシーン。まさに演技を超えるものでしたね。
ボクシング以外のシーンでも、彼女の演技力が素晴らしかったです♪。

2016/9/25(日) 午前 0:39 ffa**77

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