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後半、1点目のゴールを決めた宮間(No.8)
延長後半、2点目のゴールを決めた澤(No.10)
粘りと技とチームワーク、まさにチーム一丸となってつかんだ初優勝。
第6回FIFA女子ワールドカップ。決勝トーナメントに入ってからも快進撃を続けたなでしこジャパンは、
決勝戦でも強豪アメリカ相手に落ち着いた戦いぶりで、怒涛の攻めにも臆せず0対0で前半を凌ぎ切り、 後半にはアメリカに先制点を許すものの、宮間のゴールで追いつき、1対1のまま延長戦に突入。 延長後半に入って1点を奪われるが、残り時間も約3分となったところで、澤が起死回生の技ありゴール。 2対2というスコアでPK戦を迎えると、ゴールキーパー海堀の好セーブに始まり、宮間、阪口、熊谷が、 落ち着いてゴールを決め、PK戦を3対1で制して見事にワールドカップ初優勝を飾った。 --------------------------------------------------------------------------------------------
第6回を迎えた女子のワールドカップ。これまで6回連続で出場を果たしてきた日本女子チーム。
しかし、過去5回はすべてグループリーグで敗退(リーグ戦4位、3位、4位、3位、3位という戦績)。 今回はグループリーグで初めて2勝(ニュージーランド戦:2対1、メキシコ戦:4対0)を挙げ、 リーグ戦2位で決勝トーナメントへの進出を決めた。 トーナメント1回戦(準々決勝)の相手は、前回、前々回と2大会連続優勝を誇っているドイツ。
スコアレスのまま延長戦に入ったが、途中出場の丸山が延長後半で待望のゴールで決め、 開催国でもあるドイツを1対0で破り、準決勝進出となった。まさに粘り勝ちである。 準決勝の相手は、これまた強敵のスウェーデン(過去に準優勝1回、3位1回)。
スウェーデンにあっさり先制されるものの、すぐさま川澄のゴールで追いつき、 後半には澤、そして川澄の2点目のゴールもあり、3対0で快勝。チームはさらに勢いに乗る。 そして迎えた決勝戦。とにかくアメリカの女子サッカーのレベルは非常に高く、
ワールドカップでも過去に優勝2回(第1回、第3回大会)、3位3回という輝かしい実績。 そんなアメリカの白い壁を打ち破ったなでしこジャパンの戦いぶりとは、、、。 --------------------------------------------------------------------------------------------
試合開始早々から、アメリカは積極的に攻撃を仕掛けてきたが、ディフェンス陣を中心とした守備と、
相手のシュートがゴールマウスをはずれる展開もあって、日本は自陣のゴールを必死に守り切った。 しかし、そんな激しい攻撃に耐えるばかりではなく、落ち着いたパス回しで相手を揺さぶり、 さらに高い位置で相手ボールを奪うなど、数少ないチャンスでも、それなりの見せ場を作った。 0対0のままスタートした後半。前半同様、日本ゴールを脅かされる場面もあったが、
アメリカもやや攻めあぐねる状態。そんな中、後半21分には丸山、永里を同時に投入し、 果敢に攻撃を仕掛けようとするなでしこジャパン。 ところが、その直後のこと。センターサークル付近で相手ボールを奪った阪口が、
前線へ走りこむ川澄へパス。そこからさらにゴール前へと走りこんだ永里へパスがつながるも、 ディフェンス陣の取り囲まれた永里は、粘りのドリブルも及ばずボールを奪われてしまう。 密集から抜け出たボールをラピノーが前線中央に大きく縦パス。これに走りこんだモーガンが、
ボールを足元に収めると、追いすがる熊谷を振り切り、ペナルティエリアまで持ち込んでシュート。 日本ゴールの右サイドネットに強烈なシュートが突き刺さり、後半24分、日本は先制を許した。 しかし、後半35分。相手陣内右サイドでボールを奪った川澄は、右サイドを上がる永里へパス。
その永里が、ゴール前で待つ丸山にセンタリング。相手ディフェンダーと競り合いとなるも、 ゴール前に詰めていた宮間の前に、相手ディフェンダーからのボールがこぼれる。 そこで宮間が落ち着いてゴールマウスに蹴りこんだ。相手キーパーの位置を見た上での一瞬の判断、 左足でキーパーの左に押し込むというテクニックが冴え、日本は同点に追いついた。 1対1のまま延長戦に入り、延長前半14分。アメリカは左サイドの高い位置からスローインを得て、
日本ゴール前で連続攻撃。左サイドからから切れ込んできたモーガンがゴール前に素早いクロス。 待っていたワンバックのヘディングシュートが、ゴールマウス中央に吸い込まれた。 延長後半、1点のリードを許したままの日本は、精神力で攻め続け、やっとチャンスがめぐってきた。
センターサークル付近からの澤の縦パスに走りこんだ近賀が、苦しい体制からも右足のシュート。 これをアメリカディフェンスが必死にクリアすることで、コーナーキックを得た。 これを蹴るのは宮間。低い弾道のボールに右足で合わせたのは澤。さすがにこのシュートには、
相手キーパーも反応できず、見事にアメリカのゴールネットを揺らした。延長後半12分のこと。 まさに土壇場で追いついた日本だが、終了間際、岩清水が自陣ペナルティエリアすぐ外でレッドカードという、
絶対絶命のピンチもあったものの、このピンチを全員の守備でしのぎ切り、PK戦に突入した。 先攻のアメリカ一人目、ボックスのシュートを、海堀が最後までボールをよく見て好セーブ。
そして日本の一人目、宮間は、ここでも落ち着いて確実にゴールを決め、流れは一気に日本に。 アメリカは二人目が枠をはずし、三人目も海堀がコースを読み切ってゴールを許さない。
一方の日本は三人目の阪口、さらに四人目の熊谷が鮮やかにゴールを決め、PK戦を3対1で勝利。 なでしこジャパンは世界の頂点に立った。 同時に澤は、本大会のMVPと得点王(5得点)にも輝いた。
MVPが示すように、本大会における澤の活躍は(メキシコ戦でのハットトリックも)素晴らしい。 しかし、守備陣が相手の攻撃に絶え、攻撃の起点となる澤にボールをフィードすることや、 澤からのパスを受けるべく、前線へと走りこむ攻撃陣のスピード、もちろん戦術を含めた、 すべてのチームワークが一つ一つの勝利につながり、最終的に優勝を呼び込んだに違いない。 まさに監督をはじめチーム全員で勝ち取った世界一の座と言えるだろう。 メンバーのみなさん、サポーターのみなさん、おめでとう!、そしてお疲れさま!!
なでしこジャパンの活躍は、日本に大きな勇気と希望を与えてくれることだろう。 先発メンバー
GK:海堀あゆみ DF:近賀ゆかり、岩清水梓、熊谷紗希、鮫島彩 MF:阪口夢穂、宮間あや、川澄奈穂美、澤穂希 FW:安藤梢、大野忍 交代メンバー
FW:丸山桂里奈(←FW:大野忍 後半21分) FW:永里優季 (←FW:安藤梢 後半21分) FW:岩淵真奈 (←FW:丸山桂里奈 延長後半14分) サブメンバー
GK:山郷のぞみ、福元美穂 DF:矢野喬子、上尾野辺めぐみ、田中明日菜 MF:宇津木瑠美 FW:高瀬愛実 |
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2011年07月18日
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