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魔法学校を舞台にした少年少女たちのファンタジーが、大人のドラマとなってフィナーレ。
シリーズ第1作「ハリー・ポッターと賢者の石」が日本で公開されたのは、2001年12月1日。
もう10年も前になりますが、同作は年末年始をまたいで観客動員が続き、最終的には、 203億円という興行収入を上げる大ヒット。2002年の外国映画の興収ランキングで第1位に輝き、 外国映画の歴代興収でも第2位(1位はタイタニック/1997年公開)を記録しています。 また、2002年11月に公開された第2作「〜と秘密の部屋」も興収180億円とその勢いを持続し、
2002年の外国映画の興収ランキングは、ハリー・ポッターのワンツーフィニッシュとなり、 華々しいハリー・ポッター時代の到来となるのです。 参考までに、全作品の年度毎の日本国内の興行収入を併せて見てみると、
第1作「ハリー・ポッターと賢者の石」・・・・・・・・・・・・203億円 (2002年1位/歴代2位)
第2作「ハリー・ポッターと秘密の部屋」・・・・・・・・・・180億円 (2002年2位/歴代3位) 第3作「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 ・・・・135億円 (2004年2位/歴代7位) 第4作「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」・・・・・・・・115億円 (2005年1位/歴代10位) 第5作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」・・・・・・ 94億円 (2007年2位/歴代21位) 第6作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」・・・・・・・・・ 80億円 (2009年1位/歴代31位) 第7作「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」・・・・・ 68.5億円(2011年上半期2位/6月現在) 第8作「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」・・・・・ ??億円 (2011年?位) となっており、興行収入額そのものは減少傾向となっていますが、常に日本国内ナンバーワンか、
それに匹敵するヒットを記録しているのも事実。これを10年の長きにわたって続けるという、 このシリーズの持つ威力は、史上最強のファンタジーと呼ぶにふさわしい作品と言えそうです。 生まれたばかりの時に両親を亡くしたハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)。 親戚の家の階段下の狭い部屋で、押し込められるようにして暮らしていました。ところがある日、 白いフクロウからの手紙を受け取り、ホグワーツ魔法学校に入学したのはハリーが11歳の時。 ハーマイオニー(エマ・ワトソン)とロン(ルパート・グリント)という友だちができ、 魔法を学びながら、三人が友情や愛情を育み成長していくという物語の始まりでした。 シリーズの流れに平行しながら、まだあどけない少年少女だった三人も、
確実に大人の男女へと成長していきました。ハリーとロンは肉体的にも精神的にも逞しくなり、 かわいかったハーマイオニーは、大人の魅力あふれる美しい女性へと変貌しました。 そんな彼らの成長を見守るのも、このシリーズの楽しみのひとつでした。 ただし、各作品の公開が前作から約1年半以上の期間が空き(1作と2作の間隔のみ1年弱ですが)、
前作の復習なしに見ると、そこまでの展開を忘れがちになります。しかしながら、 そんな細部の設定や物語の流れは気にならないほど、新作を観る度に作品に引き込まれました。 なぜならハリーの周りには、いつも何らかの罠が仕組まれ、あるいは怪しい影がつきまとい、
すべての作品において、ハリーたちは困難に立ち向かい、敵との戦いを強いられるからです。 それゆえ最終章に至るまでに、作品毎に趣向を凝らした大きな見せ場が用意されているのも、 このシリーズが人気を誇ってきた要因でもあるのです。 しかも今回はシリーズ最高最大のクライマックスにふさわしく、これまでの成長の舞台、
ホグワーツ魔法学校が一大戦場となり、ここで共に成長してきた仲間たちの助けも借りながら、 ハリーはヴォルデモート(レイフ・ファインズ)との最後の戦いに挑むことになるのです。 この一連の戦いのシーンは、さすがに見応えたっぷりです。 さらに当初から謎めいた存在だったスネイプ(アラン・リックマン)の隠されてきた過去や、
ハリーの両親の過去も明らかになることで、ハリーのすべての戦いは、ここに終結するのです。 映画史に残るシリーズの最終章、果たしてどこまでヒットするでしょうか。
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