日本映画の女優たち

グッドモーニングショー(君塚良一監督) 10月8日公開!

コラム館(演劇)

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どんまいマインド

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コミカルなキャラからシリアスな人物像まで、個性的な脇役として舞台、ドラマ、映画で、
幅広い活躍を見せる西村雅彦主演の舞台、どんまいマインド。魅力的な役者が揃い、
また今回は市川由衣の初舞台ということで、全国公演の初日に鑑賞しました。

どんまいマインドというタイトルも、どんまいは元々ドントマインドですから、
日本語に直すと、どんまいまい?、とでもなるのでしょうか(笑)。
内容はロードムービー仕立てのコメディとなっています。

♪パイナップル・プリンセスをバックに、スポットライトを浴びて登場する江田五郎(西村雅彦)。
巧みな話芸で演説している場所は、台風の非難所となっている体育館。
この年、何百号目(笑)だかの台風で、地域の住民が集まってきているようです。
五郎はパイナップル農園の社長だったのですが、台風の連続で、農園は壊滅してしまったのです。

そして避難所を出て、新たな仕事を求め、見知らぬ土地を目指して旅に出るところから
ストーリーは動き始めます。旅を共にするのは、パイナップル農園で同僚だった人たち。
伊良部幸夫(中丸新将)、豊見城章(金子貴俊)、金城雄太(脇知弘)、仲宗根つかさ(市川由衣)、
粟国祥子(芳本美代子)、そして、八重山さおり(松田美由紀)。

さおりは五郎をゴローちゃんと呼び、実はバツイチの五郎が大好きと公言しています。
元部長の伊良部は、みんなから慕われている上司であり、人生の大先輩でもあります。
全員が仲のいい元同僚同士なのですが、いくつかの恋心も気になるところです。

コメディとしては、金子貴俊、芳本美代子が笑いを誘うシーンをいくつも担当していましたが、
笑いはとにかく観客席との呼吸が大切です。アドリブの方がかなり笑えたりしますね。
ストーリーそのものは、新たな職場を点々とし、さまざまな困難を乗り越えながら、
最後には自分たちにぴったりのパートナー、ぴったりの仕事場を見つけるという成長物語。

1時間50分休憩なしの舞台ですが、まるで一つのシーンがいくつものカットでつながれるように、
数分毎に舞台が暗転を繰り返します。そして何かが起こりそうな期待感を抱かせてくれる効果音を
聞かせてくれます。ふたたび舞台が明るくなる時、ステージの中央には誰が立っているのか、
誰にスポットが当たっているのか、そのたびに全員が主役になり、そして誰もが脇役にも回ります。

しかも全員が二役以上をこなすため、暗転後の場所設定がどこなのか、七人のうち、
その場にいないのは誰なのか。そこにいない人物が、必ず別のキャラクターになって、
ステージに登場するというのも、面白いシナリオでした。

そして市川由衣は、これまでにないキャラもこなし、はじけた一面も見せてくれました。
初日が終わった後の彼女のブログでは、まだまだ先が長いので、
くれぐれもネタバレ注意でおねがいしますね〜、と書いてありました。
よって感想はこれくらいにしておきましょう。

私生活 PRIVATE LIVES

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イギリスの劇作家ノエル・カワード(1899〜1973)が1930年に書いたというラブ・コメディ。
今回、やはりイギリス人のジョン・ケアードの演出での舞台となりました。
昔からファンである中嶋朋子の舞台でもあり、公演二日目にさっそく鑑賞しました。

舞台はフランスの避暑地ドーヴィルからスタートします。海辺のリゾートホテルの
隣り合わせの二つのスイートルーム。まず、左の部屋のバルコニーに登場するのは、
エリオット(内野聖陽)とシビル(中嶋朋子)。
ハネムーンに訪れていた二人は、いきなり何度もキスを交わし、幸せそうに語らっています。
現代風に言うとエリオットはプレイボーイ風。一方のシビルは、ちょっと天然ボケ風。
ところが新婚なのに、シビルは、再婚であるエリオットの前妻のことが気になって、
どことなくぎこちなさを感じさせる関係。そのため二人は大真面目でも、
その会話の中身には、ところどころしっかりと笑いのスパイスが効いています。

続いて、右の部屋のバルコニーに現れるのは、
アマンダ(寺島しのぶ)とビクター(橋本じゅん)。
やはり新婚旅行なのですが、こちらの夫婦は奥様に力がありそう(主人が尻に敷かれてそう)です。
気の強そうなアマンダと、実直そうなビクターの会話も、ビクターが、やはり再婚であるアマンダの
前夫のことが気になっているようで、今ひとつ会話がかみ合っておらず、常に笑いが起こります。

そして、再婚者二人の前のパートナー。それが偶然にも隣の部屋にいたのです。
実はエリオットとアマンダは、5年前に別れた元夫婦だったのです。
その二人が、隣の部屋に元パートナーが滞在していることを先に知ってしまい、
幸せな雰囲気が一変し、危険な匂いが漂い始め、落ち着いたストーリーが、
にわかに賑やかになり始めます。

お互いの新しいパートナーが食事やバーに行っている間に、エリオットとアマンダは、
まだ元の相手を愛していることを確かめ合い、なんと駆け落ちしてしまうのです。
新婚旅行中の男女が、別の男女(と言っても元夫、元妻)と駆け落ち!?

パリにあるアマンダ所有のアパートの一室にしけこんだエリオットとアマンダ。
よりを戻したはずが、その関係は再び雲行きが怪しくなり、会話中心だった舞台上で、
相手に罵声を浴びせながら、ソファーやテーブルは倒され、物は投げられの大騒ぎとなります。

そこに、ハネムーン中にパートナーに逃げられた二人、シビルとビクターが追いかけてきて、
二人の喧嘩を目撃。まったくあきれて言葉も出ないまま一夜明け、
それぞれの部屋からアマンダとビクターが現れ、出て行こうとするのですが、
新婚のパートナーに引き止められ、そして、いよいよ4人が一つの部屋に揃うと、
またぞろ4人の会話がまったくかみ合わない、、、と思っていたら、
今度は別の大喧嘩が始まりました、、、。これで笑いも喧嘩も最高潮。

果たして、4人の関係はどうなるのでしょうか。
うわべだけの口げんかは、やがては本音のぶつかり合いに変わり、
そして、ラブ・コメディにふさわしい嬉しい結末を迎えることになるのです。
これはいつの時代にも、どこの国にも通用しそうな、普遍的な男女の物語。
そのハッピーエンドに大いに拍手です。


<映画の次回作情報>

寺島しのぶ : 11月15日公開 ハッピーフライト(矢口史靖監督)共演:田辺誠一、時任三郎 他
内野聖陽  : 12月06日公開 252 生存者あり(水田伸生監督) 共演:伊藤英明、山田孝之 他

舞台 フラガール

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心を揺さぶる音楽が、魂の掛け声が、感動のステージが、迫力の舞台で甦る。

2006年のキネマ旬報ベスト・テンの第1位に輝き、日本アカデミー賞最優秀作品賞など、
この年の国内映画賞を総ナメにした名作フラガール(李相日監督)の舞台化が実現。
その東京公演二日目、赤坂ACTシアターにて鑑賞しました。

オープニングは、あのジェイク・シマブクロの軽やかなテーマソングが流れ、
場内が少しずつ暗くなり、すべてのライトが消えると、一転、賑やかな音楽とともに
幕が開きました。華やかなSKDの舞台で、派手な衣裳を身にまとって踊るダンサーの中に、
平山まどか(片瀬那奈)がいました。時おり他のメンバーとは揃わないダンスが目立ち、
ステージ終了後には、いきなりクビを言い渡されます。
そこに現れたのは、炭坑の町から、ダンスの先生になってほしいと出向いてきた吉本(田山涼成)。
そしてステージが再び暗転すると、舞台のセットは炭坑の町に切り替わります。

ハワイアン・ダンサー募集のチラシを持った早苗(今井りか)が紀美子(福田沙紀)を誘います。
彼女たちの猛特訓の始まりです。舞台版の脚本は、映画版と同じ羽原大介。
パッチギ!(井筒和幸監督)やゲゲゲの鬼太郎(本木克英監督)のシナリオでも知られています。
映画版同様に、父の解雇による早苗との別れや、炭坑事故での小百合(根本はるみ)の父の死、
紀美子の母親(久世星佳)がストーブ貸り歩くシーンなど、感動的な場面を盛り込みながら、
さらに舞台用のオリジナルのエピソードも加え、紀美子の兄である洋二朗(阿部力)と
まどかの関係もまじえながら、クライマックスのフラ、タヒチアンダンスのステージへと
物語は進んでいきます。そのナマのダンスシーンの迫力は、映画版の比ではありませんでした。
総勢27名の鍛え抜かれたダンサーたちが、目の前で力強い掛け声を張り上げながら踊るシーンは、
まさに圧巻です。さすがに感涙ものでした。

主役の紀美子を演じた福田沙紀。しなるようなやわからい体を駆使して、
輪の中心で元気よく踊る17歳は、2004年にテレビドラマの3年B組金八先生でデビューした後、
ドラマを中心に活躍し、今回が初舞台にして初主演の大役を果たしました。
映画の次回作は、映画初出演にして初主演となる櫻の園(中原俊監督)。11月8日公開です。
その後は、来春公開予定のYATTER MAN〜ヤッターマン〜(三池崇史監督)で、
ヤッターマン2号(上成愛)を演じます。これは作品自体も楽しみですね。

そして、長身を生かして華麗なソロダンスを見せてくれた片瀬那奈。
1998年にモデルデビューの後、1999年にテレビドラマで女優デビュー。
ドラマや映画、CMなどで幅広い分野で活躍している26歳です。
映画の次回作は、今夏最大の話題作、3部作の第1作となる20世紀少年(堤幸彦監督)。
豪華キャストの中でも、その存在感を見せてくれるでしょう。いよいよ8月30日公開です。

カーテンコールの後にも、魅力的なダンスを見せてくれた片瀬那奈、福田沙紀、
そしてダンサーを演じたすべてのキャストに、大喝采の嵐でした。

ハイ!ミラクルズ

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近藤芳正が主宰する劇団ダンダンブエノの舞台「ハイ!ミラクルズ」を観ました。

冒頭、深夜の路上に座り込む酔っ払い男を見つけた3人は、みな40歳代の新聞配達員。
演じるのは近藤芳正、光石研、山西惇。彼ら自身の使命は町の平和を守ること。
そして新聞配達が終わる頃、疲れた表情の女性(南野陽子)が夜明けの町を通ります。
3人は彼女を「おつかれさん」と名づけ、物陰から見ながら妄想を働かせたり夢を見ます。
舞台なので、もちろん妄想も実際に演じられるわけですが、、、。

3人の配達員が営業所に戻ると、待っているのは経営者の姉弟。
姉を演じるのは女装の前田健。。弟を演じるのは酒井俊也。
社員からなにかと搾取する姉弟は、その見かけだけで笑いを誘います。
なにしろ弟は、あのヘアースタイルでまだ高校生役なのですから、、、。

その後、「おつかれさん」の素性が、パン工場で深夜勤務に励むパート社員だとわかり、
パート仲間の峯村リエも登場。工場長は光石研(二役)が演じていますが、
酒井俊也、前田健、山西惇も、それぞれ二役をこなしています。

そして登場人物が出揃うと、配達員の3人、営業所の姉弟、そしてパン工場の二人のパート社員が、
さまざまな形で交差しながら物語は展開し、金持ちでもなく貧乏でもなく、
ごくごく普通に生きていくことに幸せを感じるような、そんな結末が待っていました。

もちろん豪華なキャスト陣の演技も素晴らしく、少しの哀愁とたっぷりの笑いを誘ってくれました。
南野陽子は、もう41歳なのですが、声も表情も若かりし時となんら変わりません。
1992年には寒椿(降旗康男監督)、私を抱いて、そしてキスして(佐藤純彌監督)の2本で、
日本アカデミー賞の優秀主演女優賞の一人にも選ばれています。
光石研は、言わずと知れた名バイプレーヤー。今年も、Sweet Rain 死神の精度(筧昌也監督)等、
出演映画多数。現在も、未見ですが、ダイブ!!(熊澤尚人監督)等が公開中。
前田健は、おなじみのものまねで大ブレークしたエンターテイナー。ドラマや一人芝居でも活躍し、
この舞台でも、ミュージカル的な数シーンにおいて、振り付けを担当しています。
峯村リエは、舞台、ドラマ、映画で活躍中。今年も歓喜の歌(松岡錠司監督)等に出演。
現在も、築地魚河岸三丁目(松原信吾監督)等が公開中です。
酒井俊也も、舞台には欠かせない個性派俳優の一人。
今年は、ぼくたちと駐在さんの700日戦争(塚本連平監督)でも、コミカルな演技を見せました。
山西惇は、やはり舞台を中心に活躍、演出もこなします。大ヒットロングランの
相棒−劇場版−(和泉聖治監督)では、特命係の隣の部屋から顔を出す課長を演じています。
そして、劇団主宰の近藤芳正は、演出家としても役者としても大活躍中。
ザ・マジックアワー(三谷幸喜監督)では、本物の(笑)映画監督を演じています。

二時間ぶっ続けで休憩なしの舞台も、途中ダレることなく、観客席の爆笑も途切れることなく、
ほんとうに楽しい舞台でした。苦しい生活の中で見つける希望の光が、
毎日見かける疲れた表情の女性。彼女に純粋に恋をしてどぎまぎする中年男性。
その純情で正直な心が美しく、また平凡に生きる人間たちの、
未来に向かって生きようとする姿に、大いに共感が持てました。

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空中ブランコ

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2004年に直木賞を受賞した奥田英朗のベストセラー「空中ブランコ」。
主人公の精神科医伊良部一郎に、おなじみの宮迫博之を配して舞台化が実現。
その東京公演の最終日(5月5日)に観てきました。

人気作家だけに原作を読んでいるファンは多く、おなじみのキャラクターである伊良部一郎を、
どういった役者が演じるのかという点に最も関心が集まっていました。
この「空中ブランコ」に限らず、多くの短編小説でいろいろな患者を相手にする伊良部医師は、
とても医者の診察とは思えない独自のカウンセリングスタイルで、
どんな患者もいったんは呆れさせてしまう言動をとります。
しかしながら、なんとなく惹きつける何かを持っています。
そんな強烈な個性のかたまりとも言える人物像を、宮迫博之が笑いのセンスあふれるキャラを
生かして面白おかしく演じ、観客を吹き出させてくれるシーンを数多く生み出しました。

伊良部総合病院で注射器を武器?にするセクシー看護師マユミを演じるのは佐藤江梨子。
昨年は、腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(吉田大八監督)で見せた怖〜い女性の
演技が評判を呼びました。今回の役どころも、自らの抜群のプロポーションを
わざと見せつける看護師の白衣と網タイツが妙に似合っており、ドスの効いた声も響き渡りました。

そして伊良部先生のもとへ相談に訪れるサーカス団員の山下に坂元健児。
劇団四季出身でアクロバットを得意とする彼の役柄は、サーカスの花形でもある空中ブランコの
ベテランフライヤー。舞台に設置された空中ブランコで、運動神経の高い演技を見せてくれます。
また、山下の妻で、サーカスではアクロバットを演じるのが高橋由美子。
元アイドルという面影も残る彼女ですが、グラビアも歌手も卒業し、今では女優として、
舞台やテレビドラマ中心に活躍の場を広げています。
その他にもサーカス団の団長に酒井敏也や元曲芸師の裏方に尾藤イサオら、ベテランが脇を固めます。

物語は、空中ブランコで失敗続きの山下が伊良部の元へ相談に訪れたのをキッカケに
今度は伊良部がサーカスに興味を示し、往診を理由にマユミと共にサーカス団に入り浸り、
サーカスの表舞台にまで登場し、果ては空中ブランコまでやりたいと言い出す始末。
その流れがテンポよくコミカルに描かれる一方で、それまで閉鎖的だったサーカス団に、
伊良部とマユミが加わったことで、様々な問題を抱えていた団員たちの心に少しずつ変化が生じ、
彼らが人間的に成長していく姿も描かれていきます。

ステージ上で繰り広げられるサーカス団員たちの、本物の曲芸やアクロバット等、
見どころも満載の舞台は、この後、全国公演がスタートします。
宮迫演じるキモ〜い伊良部先生は、せわしない世の中の、ひとときのオアシスかもしれませんよ。

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