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昨年9月に始まったアジア地区最終予選も、敵地オーストラリアに乗り込んでの最終戦。
前半40分、相手ゴール前でも頼れる男、闘莉王の豪快なヘディングシュートが決まって
待望の先制点を挙げたが、後半に2点を許して悔しい逆転負けを喫した。
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スタンドを埋め尽くす7万人のオーストラリアサポーターに囲まれたアウェーでの一戦。
グループAの1位通過を賭けた試合は、日本ボールでキックオフ。
序盤には危ない場面もあったが、ゴールキーパーの楢崎を中心としたディフェンス陣の
踏ん張りで、互角の試合展開がしばらく続いた。
そしてチャンスが訪れたのは前半40分。左サイドを自慢のスピードを武器に駆け上がり、
センタリングを狙う長友が、相手ディフェンダーと競り合ってコーナーキックを得る。
中村憲剛の右足から蹴り出されたボールは、相手ゴール前、絶妙の位置に上がり、
走り込んだ闘莉王がジャンプ一番。相手ゴールキーパーとディフェンダーの間に
叩きつけるヘディングが見事に決まり、オーストラリアの厚い壁を打ち破った。
ここまでオーストラリアは最終予選無失点。その鉄壁を崩したのが、日本の壁の一角を
担う闘莉王。自陣ではもちろんのこと、相手ゴール前でも高さを生かせる男である。
しかし後半14分。日本が攻め込んだ直後のカウンター攻撃。相手ゴールキーパーが
右前方へ投げたボールを受けて右サイドを駆け上がろうとした相手に対し、
急いで戻ってボールを取りに行った岡崎がファール。そのフリーキックが
日本ゴール前に上がったところを、ケーヒルが頭で合わせてヘディングシュート。
日本ゴールの右サイドネットを揺らされ、同点に追いつかれる。
まさにカウンターからセットプレーを許し、一瞬のスキをつかれた形での失点となった。
さらに後半31分には、自陣でパスを回していた時、相手からのプレッシャーで
矢野がパスミス。相手にボールを渡してしまい、そこからカールにシュートを打たれる。
かろうじて楢崎が手に当ててゴールマウスの外へとボールをはじき出したが、
これで与えたコーナーキックからケーヒルにシュートを許し、逆転ゴールを決められた。
これも日本のミスから許した失点となり、岡田ジャパンには課題が残る。
終盤猛攻を見せた日本も得点を挙げることはできず、そのまま2対1で試合終了。
アジア地区最終予選の最後の試合で初の敗戦を喫した岡田ジャパンは、4勝1敗3引き分け。
勝ち点15で全日程を終え、オーストラリアに次ぐグループ2位での予選通過となった。
南アフリカワールドカップの組み合わせ抽選は12月4日。そして開幕は2010年6月11日。
開幕まで1年を切った今、岡田ジャパンにはまだまだ修正すべき点が見える。
先発メンバー
GK:楢崎正剛
DF:田中マルクス闘莉王、長友佑都、内田篤人
MF:今野泰幸、橋本英郎、中村憲剛、松井大輔、阿部勇樹
FW:玉田圭司、岡崎慎司
交代メンバー
FW:矢野貴章(←MF:松井大輔 後半23分)
FW:興梠慎三(←MF:橋本英郎 後半39分)
サブメンバー
GK:都築龍太、川島永嗣
DF:駒野友一、山口智、槙野智章
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