日本映画の女優たち

グッドモーニングショー(君塚良一監督) 10月8日公開!

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舞妓はレディ

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歌は賑やか、踊りは華やか、映像も色鮮やかなミュージカル・エンタテインメント。
― 上白石萌音、歌って踊って、泣いて笑って、芯の強さが光る演技に注目 ―
 
周防正行監督が20年以上も前から温めていたという企画。
それは舞妓になるという大きな夢を抱いた少女の成長物語でもあり、
日本映画界に16歳のニューヒロイン・上白石萌音が誕生した作品でもあります。
約800人の中からオーデションで大抜擢された上白石萌音(かみしらいしもね)は、
数多くの新人女優を映画界に送り込んでいる東宝シンデレラ第7回(2011年)で、
審査員特別賞を受賞したという折り紙付きの女優です。
 
『舞妓さんが一人しかいてしまへんのどす』。
そんな舞妓の百春(田畑智子)のナレーションから始まるストーリー。
京都出身の田畑智子にはぴったりの役柄ですが、実は母親が元舞妓だったとのことで、
小学校の卒業文集には「将来の夢は舞妓になりたい」と書いたというエピソードも。
田畑智子にも、春子の先輩舞妓として、歌って踊る見せ場も用意されています。
 
さて、京都の下八軒という花街(かがい)では、百春が舞妓になってもう10年。
しかし舞妓は百春ひとり。そんなある日、下八軒の万寿楽(ばんすらく)というお茶屋に、
ほっぺの赤い少女・春子が一人でやって来ます。鹿児島弁でおそるおそる、
それでいて一生懸命に訴えます。「舞妓さんさ、してくいやはんどかい」と。
 
上白石萌音は鹿児島出身ということで、鹿児島弁には不安はなかったようです。
しかし住んでいた土地が津軽であるという設定から、津軽弁も覚える必要があり、
さらに京都に来て京言葉をマスターするという役柄です。歌や踊りはもちろんのこと、
3つの方言も巧みに操った演技は、とても初主演作とは思えないほど堂々たるものでした。
特に京言葉をマスターしていくプロセスがそのままストーリーとなっているため、
敢えて不自然なイントネーションでしゃべるシーンもあり、苦労も多かったようです。
 
万寿楽の女将・千春(富司純子)は、訛った言葉ゆえ意味が伝わってこない春子を、
すぐに追い返そうとします。ところが、その場に京野(長谷川博己)が居合わせたことで、
春子の運命が少しずつ回り始めるのです。京野は言語学を教える大学教授でした。
 
目的の場所に訪れ、目的の人物に出会うことによって、人生が変わることもありますが、
目的地にたどり着く途中にたまたま立ち寄った場所、あるいはたまたま出会った人物が、
意外にもその後の人生を大きく左右すること、誰しもあるものではないでしょうか。
 
京野の協力で、舞妓の修行を始めることになる小春ですが、彼女を待ち受けていたのは、
花街ならではの厳しいしきたりと、長唄、三味線、鳴物、さらには舞踊の稽古の日々。
何度叱られてもへこたれず、時には涙を流し、また時には声が出なくなりながらも、
必死に頑張る春子に、千春も過去の思い出話で元気づけてくれたりもします。
 
そして苦しかった1年が過ぎ、やがて春子にもお見世出しという、
お客様の前へ出て、踊りを披露する日がやってくるのです。
 
「おおきに」「すんまへん」「おたのもうします」。そんな京言葉のやわらかさ、
そしてあいまいさが耳に心地よい物語は、歌と踊りにファンタジーの要素もちりばめられ、
クライマックスにはミュージカルらしく明るく楽しく盛り上がり、
思春期ならではの少女の感情も揺れ動くエンタテインメントに仕上がっています。
 

<映画の次回作情報>
 
富司純子
トワイライト ささらさや(深川栄洋監督)
 11月8日公開 共演:新垣結衣、大泉洋、中村蒼、福島リラ、つるの剛士、石橋凌 他
 
 

ルパン三世

 
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実写で生まれ変わったルパン三世、カーチェイスあり銃撃戦ありのアクション・エンタメ仕立て。
− 黒木メイサ、俊敏な身のこなしと謎を秘めた美貌でルパンを惑わせるクールビューティ −
 
時に鮮やかに、時にはド派手に狙ったお宝を奪ってしまうルパン三世と、個性的な仲間たち。
拳銃を使わせたら右に出る者はいない次元大介と、刀を武器に何でも斬ってしまう石川五ェ門。
しなやかな肉体に知性も兼ね備えた峰不二子は、ルパンを上回る知恵を働かせることしばしば。
さらに敵ながら憎めないキャラクターの銭形警部もストーリーを面白く盛り上げてくれます。
 
そんな登場人物たちのイメージは、僕にとってはやはり初期のテレビアニメの印象が強烈で、
その第1シリーズ(1971〜72年)、第2シリーズ(1977〜80年)ともに、再放送も含めて、
何度もテレビも見た記憶があります。もちろんその後も、テレビスペシャルをはじめ、
映画版も製作され続けていますが、今回は期待と不安が入り混じった実写映画化です。
 
さて、ルパン三世は世界を股にかける大泥棒。今回も東南アジアの各国が舞台となっています。
海外ロケはタイで行われたようですが、キャストやスタッフはタイだけでなく、アメリカ、
スペイン、韓国、台湾などから集結しており、まさに国際派の作品と言えるでしょう。
 
その冒頭、シンガポールの美術館で古代オリンピックのメダルを狙う峰不二子(黒木メイサ)、
ピエール、ジロー。しかし三人はチームではなく個人戦。どうやらメダル争奪戦です。
高度な警備システムの網にひっかからないよう、持てるテクニックとツールを駆使し、
天上からでメダルに手をのばす不二子。ところが次の瞬間、大爆発とともに床ごと落下。
美術館の地下でメダルを手にしたのは、もちろんルパン三世(小栗旬)。そんな大逆転も、
ルパン三世らしいオープニングですが、仲間たちとのチームプレーとは裏腹に、
巧みに仕組まれた罠と思わぬ仕掛け、そして意外な裏切りも、ルパン三世の面白さです。
 
そしてルパンの最後のお目当ては、クレオパトラの秘宝である首飾りと真紅のルビー。
次元大介(玉山鉄二)、石川五ェ門(綾野剛)らと共にそのお宝が眠る難攻不落の要塞に忍び込み、
知力と体力、そして精神力を駆使しながら最終決戦を繰り広げるクライマックスこそ、
本作最大の見どころと言えるでしょう。
 
製作発表時から、各々のキャラクターを誰がどのように演じるのかに興味が注がれていましたが、
どこまでアニメのアクションにどこまで迫ることができるのかという点にも注目していました。
まずはルパン三世を演じた小栗旬。アニメのルパンを思わせるセリフ回しも軽妙で、
それでいて映画版ならではのキャラを確立した実写版ルパン。小栗旬の代表作になりそうです。
 
次元大介の玉山鉄二は、アニメ版では顔がはっきり見えないことが多いものの、
本作では眼光も鋭いクールなキャラで、拳銃裁きも巧みに披露してくれました。
石川五ェ門の綾野剛は、身体全体から武道の精神を漂よわせ、ワイヤーアクションも冴えています。
「またつまらぬものを斬ってしまった」という決め台詞は、実写版でも健在でした。
黒木メイサは、軽快にアクションをこなせる身体能力を活かし、峰不二子を演じ切りました。
若干緊張感が緩むものの、女同士の格闘シーンもひとつの見せ場となりました。
銭形警部(浅野忠信)は、ルパンの敵になり味方にもなるコミカルなキャラクターですが、
だらしないキャラが似合う浅野忠信には、それなりにマッチしたキャラとなりました。
 
それぞれのキャラクターがアニメ版の個性を踏襲しながら、新しいキャラに生まれ変わり、
アクションには実写ならではの迫力も加わりました。往年のアニメファンには若干の違和感も残りますが、
アニメとは違った楽しみ方ができる本作。そのヒット如何によっては、続編があるかもしれません。
 
 

 

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会話がなくて解り合えない関係もあれば、言葉などなくても伝え合える想いもある。
− 心の闇に明かりを灯されたヒロインが成長する姿に見る能年玲奈の透明感 −
 
原作が発表されたのは1986年ということで、最近では減少している暴走族が登場しますが、
そのチームの一員である春山(登坂広臣)と、中学生の和希(能年玲奈)が、
偶然の出会いから惹かれ合い、お互いを大切な相手だと知ることになる物語です。
 
また同時に、和希がずっと反抗していたは母親(木村佳乃)との確執が解け、
母親として信頼するようになるまでの、和希の成長物語にもなっています。
 
さて、バイクのけたたましいエンジン音から幕を開けると、やがて聞こえてくる和希の声。
能年玲奈の静かなナレーションと共にストーリーは展開していきます。
 
ある日、自宅へ帰ってくるなり、「今日、私、万引きで捕まったよ」と淡々と母親に話す和希。
このワンシーンで、和希の母親に対する姿勢が見てとれます。その後も母親に対して、
「お前の顔なんか、もう見たくないよ!」と言ったり、時には「ババア」と呼んだりします。
 
そんな家庭環境から友達も少ない和希でしたが、転校生のえり(竹富聖花)とは気が合い、
えりに連れられて夜の湘南に出かけていった日から、和希の運命は変わるのです。
 
海沿いの道のガソリンスタンド。そこで和希は春山に出会います。和希の表情から何かを察し、
「おまえんち、家庭環境悪いだろ」と声をかける春山。初対面の男にそんなことを言われ、
春山を鋭い視線で睨み付けると、和希は思いっきり春山を殴ってしまいます。
「二度と来んな!」と春山に怒鳴られ、体を震わせて怯える和希でしたが、、、。
 
実は原作が25年以上も経って映画化された理由の一つは、主人公の和希を演じる能年玲奈が、
原作のイメージにぴったりだったからとのこと。「あまちゃん」抜きに彼女を語れませんが、
「あまちゃん」以前に、すでに本作のキャストは決まっていたとのことです。
彼女の純粋な眼差しと、その表情が醸し出す空気感が本作を誕生させたと言えるでしょう。
青春映画では常に手腕を発揮する三木監督の巧みな演出手腕も手伝って和希のキャラが確立し、
思春期の微妙な心理状態を素直に表現した能年玲奈の代表作になりました。
 
映画は中盤、和希のこんなナレーションがターンニングポイントになります。
「私はママにたった一つだけ聞きたいことがあったんだ、、、」。
 
純愛だけでなく、親子の絆、友情、そして命の尊さにまで目を向けた本作。
自分は何のために生きているのだろうかと自問した時、誰かに愛されているから、
そして誰かに必要とされているから、そう答えてみたくなる作品に仕上がっています。
 

<映画の次回作情報>
 
能年玲奈
海月姫(川村泰祐監督)
 12月27日公開  共演:菅田将暉、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓、篠原ともえ、片瀬那奈 他

竹富聖花
幼獣マメシバ 望郷篇(亀井亨監督)
 9月20日公開  共演:佐藤二朗、高橋洋、菅原大吉、盛岡冷麺、田根楽子、宍戸開 他
 
がじまる食堂の恋(大谷健太郎監督)
 9月20日公開  共演:波瑠、小柳友、桜田通、パッション屋良、ダンディ坂野、肥後克広 他
 
暗殺教室(羽住英一郎監督)
 2015年3月公開 共演:山田涼介、菅田将暉、山本舞香、優希美青、上原実矩、椎名桔平 他

 
太田莉菜
海月姫(川村泰祐監督)
 12月27日公開  共演:能年玲奈、菅田将暉、池脇千鶴、馬場園梓、篠原ともえ、片瀬那奈 他
 
 
 
 
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個性豊かなキャラが織り成すハイ・クオリティ&ハイ・スピードエンタテインメント時代劇。
− 殺j陣も見せた武井咲。それにも劣らぬキレのあるアクションを魅せた土屋太鳳 −
 
2012年に公開された前作「るろうに剣心」は、国内興行収入30億円を超える大ヒット。
海外での上映でも高い評価を受けました。ファンも待望の続編は、連続公開の二部作です。
 
今回のような前後編の二部作と言えば、昨年も「劇場版SPEC〜結〜」がありました。
このパターンの場合、前編は最終章への序章的な作りになってしまいがちです。
しかし本作は、アクションシーンも含めて十分に見応えのある作品で満足感たっぷりです。
 
さて、前作からは精神的にも大きく成長したように見えるヒロイン神谷薫(武井咲)。
セリフは少な目ですが、終盤には薙刀(なぎなた)を操った殺陣のシーンも見せてくれます。
ただ武井咲にはあまりアクション似合わず、また素早い動きにもあまり慣れていないようで、
撮影のために覚えた殺陣の手順をこなすのに精一杯という感も否めませんでした。
 
その一方で、巻町操を演じた土屋太鳳のアクションからは、彼女の身体能力の高さが伺えました。
颯爽と走る、高く跳ぶ、さらに回し蹴りの技を使って敵を倒すなど、まさに華麗なるアクションで、
演技力も備えた若手女優として、今後も注目の一人です。
 
緊張感あふれるシーンから幕を開けるストーリー。廃墟のよう場所に踏み込んでくる警官隊。
ところが、どこからともなく大勢の敵が姿を現し、警官たちが次々と瞬殺されていくのです。
最後に残る斎藤一(江口洋介)。目当ての志々雄真実(藤原竜也)との対面となります。
本作最大の敵・志々雄。燃え盛る炎の向こうに立ち、顔じゅうを包帯で覆われた異様な風貌。
存在感たっぷりの悪役ぶりで、派手なオープニングシーンを大いに盛り上げてくれます。
 
ところ変わって江戸。緋村剣心(佐藤健)は、左之助(青木崇高)や恵(蒼井優)、
弥彦(大八木凱斗)と、薫の道場で暮らすようになっており、この日は、
浅草で芝居の見物をしています。一気に場面は和むのですが、
和むと言えば剣心の、「〜でござるよ」という独特の言葉づかい。
本作のクライマックスとなるシーンでは、そのしゃべり方に苛立った志々雄が、
「ござるじゃねぇー!」と息巻くシーンもあります。
 
物語は、京都で暗躍する志々雄の息の根を止めてほしいと大久保利通から依頼された剣心が、
薫の反対を押し切って京都へ向かうところから大きく動き始めます。
その旅の途中も、剣心は操と出会って騒動に巻き込まれたり、
瀬田宗次郎(神木隆之介)との一騎打ちなど、見どころ満載です。
 
さらに逆刃刀をめぐるエピソードが盛り込まれたり、沢下条張(三浦涼介)との戦いや、
柏崎念至(田中泯)と四乃森蒼紫(伊勢谷友介)の息詰まる肉弾戦など、
激しいアクションシーンの連続で、スクリーンからまったく目が離せません。
 
そしてラストは、志々雄との決戦目前となる剣心でしたが、、、。
 
9月13日公開の「伝説の最期編」が待ち遠しいエンディング。最終章にも大いに注目です。
 
 
<映画の次回作情報>
 
武井咲
クローバー(古澤健監督)
 11月1日公開 共演:大倉忠義、永山絢斗、夏菜、上地雄輔、木南晴夏、西村雅彦 他

土屋太鳳
人狼ゲーム ビーストサイド(熊坂出監督)
 8月30日公開 共演:森川葵、青山美郷、藤原季節、佐久間由衣、小野花梨、桜田通 他
 
 
 

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幕末高校生

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現代の高校教師が見た勝海舟。その頼りなさそうに見えて町民たちから頼られる人物像の新解釈。
− 石原さとみ、時に気持ちが空回りするも、生徒を想い一生懸命に走り回る高校教師を熱演 −
 
時代劇の中でも戦国時代と共によく舞台となる幕末。本作も時代は幕末の慶応4年(1868年)、
いわゆる江戸時代最後の年。後の日本史に大きな影響を与えた人物が数多く登場する時代ですが、
本作でのメインキャラクターは勝海舟(玉木宏)となります。
 
物語は1968年に現代の高校生3人と担任教師がタイムスリップするところから始まります。
教師の未香子(石原さとみ)にとっては、勝海舟と言えば教科書に写真も載っている歴史上の偉人。
ところが想像していたヒーロー的な人物像とのギャップに、彼女はいきなり驚くことになります。
 
タイムトラベルものの面白さはいろいろあります。例えば少し前の時代に遡ってタイムトラベルし、
例えば過去をやり直すことによって今の自分を変えたいというストーリー、
あるいは自分の父親や母親の過去を知りたいための、あるいは偶然にも、
その時代へタイムスリップして自らの生誕の秘密を知る例もあるでしょう。
もちろん何百年も過去へのタイムトラベルもあります。その結果、歴史上の有名人に会えるのも、
そして実際に過去の人物と話をするのも、タイムトラベルものの魅力と言えるでしょう。
 
しかしながら、歴史に残るような大きなことをやってのけた人物に出会ったなら、
その人物に何らかの影響を与えて歴史を変えるようなことがあってはならないというジレンマも、
タイムトラベラーの宿命です。本作で江戸無血開城の数日前にタイムスリップした未香子も、
このままでは歴史通りにならないという不安に陥り、常に焦っているのですが、
そんな女性教師像を石原さとみが彼女らしく演じています。
 
さて、時代錯誤的な格好と意味不明の言葉使いから、外国人だと勘違いされた未香子と、
教え子の雅也(柄本時生)。江戸の町で捕えられて奉行所へと連れて来られますが、
「私たちはタイムスリップしてきたんです!」と訴えても信じてもらえるはずもなく、
「(タイムスリップとは)何の暗号じゃ!」と突っぱねられ、聞く耳を持ってもらえません。
そこに偶然通りかかった勝海舟。「勝海舟さんですよね!」と未香子が声をかけたことがきっかけで、
未香子と雅也は、勝の家で住まわせてもらうことになります。
 
実は二人と共に同級生の恵里(川口春奈)と慎太郎(千葉雄大)もタイムスリップしたのですが、
少しずつ時間と空間がズレた地点にやってきたことで、ストーリーに膨らみを持たせています。
また現代へ戻る時間を前もって設定されていることから、時間との戦いという側面もあります。
が、その割には緊張感が高まってこないため、現代への帰還というクライマックスも。
今ひとつ盛り上がらないのが惜しい点です。
 
それよりも、勝海舟と西郷隆盛(佐藤浩市)の、蕎麦屋での再会がいいシーンです。
「勝先生にまさかここでお会いできるとになるとは、、、来たかいがごわした」という西郷。
これといった会話もなく西郷が去った後、4年前に西郷と交わした会話を、勝が振り返ります。
そして言います。「おれは気づいた。徳川の家臣である前に日本人であるとな、、、」と。
 
敢えて勝海舟を軽そうな人間に描くことで、彼の人間性にもスポットを当てた本作。
どんな歴史上のヒーローも一人の日本人であり、そして一人の人間だと観る者に訴えかけてきます。
そして大勢から慕われる者は、皆の先頭に立って自ら動く人物でなければならないと教えてくれます。
 
そんな勝海舟の生きざまを目の当たりにした未香子は、江戸の町に言い残します。
「(現代に戻ったら)生徒たちに必要とされる教師になります、、、」と。
 
作品全体をゆるい雰囲気が支配していて、タイムスリップの面白さをフルに活かせておらず、
どうせならもっとコメディに傾倒してもよかったという印象も残ります。
いずれにしても、気軽に観ることができる作品という評価に落ち着きそうです。
 
 
<映画の次回作情報>
 
石原さとみ
進撃の巨人(樋口真嗣監督)
 2015年夏公開  共演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多、三浦貴大、桜庭ななみ 他
 

吉田羊
愛を積むひと(朝原雄三監督)
 2015年初夏公開 共演:佐藤浩市、樋口可南子、北川景子、野村周平、杉咲花、柄本明 他
 

谷村美月
幻肢(藤井道人監督)
 9月27日公開  共演:吉木遼、遠藤雄弥、宮川一朗太、佐野史郎 他
 
種まく旅人 国生みの郷 淡路島(篠原哲雄監督)
 2015年春公開  共演:栗山千明、桐谷健太、三浦貴大、豊原功補 他
 
 

 

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