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神様のカルテ2

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そばにいなくても、気持ちは寄り添える」。命を預かる医師である前に、命を尊重する一人の人間として。
− 宮あおい、どんな時も笑顔で夫を出迎え、表情だけで夫の悩みを察する、妻としての理想像 −
 
前作から2年半。栗原一止(櫻井翔)と榛名(宮あおい)の夫婦がスクリーンに帰ってきました。
2011年に公開された前作「神様のカルテ」(深川栄洋監督)は、同年の第24回日刊スポーツ映画大賞で、
宮あおいが主演女優賞、加賀まりこが助演女優賞と、ペアで女優賞に輝く作品となりました。
 
医師としてどんなに忙しい時でも、一止は榛名のことを忘れることはない。それがオープニングで、
一止が見る夢に現れています。「私はいつもおいてきぼりです」という榛名の言葉が聞こえてくるのも、
榛名といっしょにいる時間が少ないことを、一止は申し訳なく思っているからこそでしょう。
 
働きづめの一止にとって、ほんの少しの空き時間には病院でのうたた寝が日常となっているようですが、
そんな一止の前に、大学時代に同期だった辰也(藤原竜也)が赴任してくる日から本作は幕を開けます。
東京でエリートと呼ばれているはずの辰也が、なぜわざわざ地方の総合病院にやってきたのか。
その答はストーリーの中盤以降で明らかになるのですが、辰也はある事情を抱えていたのです。
 
勤務時間外でも、たとえ深夜でも休日でも呼び出しがかかるとすぐ病院へ戻ってくる一止とは違って、
辰也は定時にはそそくさと帰ってしまい、担当患者の急変による夜の呼び出しにもまったく応じません。
当然、看護師たちから非難されることになり、一止も辰也を問い詰めざるを得ません。
「主治医がそばにいるだけで(患者の)安心感が違う」。しかし辰也は何を言っても聞く耳を持たず、
ある日、辰也の態度に腹を立てた一止は、辰也の頭にコーヒーをかけてしまうのです。
 
医師と言えども人間ですから、家庭にはいろんな事情を抱えているもの。
辰也の妻の千夏(吹石一恵)も医師をしているのですが、一止が千夏のことを尋ねても、
辰也はなかなかはっきりと答えてくれません。辰也は千夏との間にどんな事情があるのか、、、。
 
映画は終盤、本作のテーマともいえる夫婦のあり方にスポットを当てていきます。
どんなことがあってもお互いを信頼し、相手の気持ちを理解した上で、支え合うのが夫婦というもの。
 
一止の少し曇った表情を見て、「何かたいへんなことが起きてるんですね」と声をかけてくれる榛名。
「榛にはかなわんな」と答える一止。喜びを膨らませてくれるのも妻なら、悩みを和らげてくれるのも、
妻としての大きな役目。宮あおいの「おかえりなさい」のひと言と穏やかな笑顔は、
それだけで一止の心を落ち着かせてくれるのです。
 
そしてストーリーで重要な役割を占める夫婦が、内科部長の貫田(柄本明)と妻の千代(市毛良枝)。
長きに渡って夫婦生活を続けてきた二人。病に倒れた貫田を看病する千代。出会いのエピソードから、
現在に至るまで築き上げてきた絆の深さが、お互いに掛け合った最後の会話に集約されていました。
この夫婦のために一止たちが用意した1分間は、大きな感動を誘う、まさに鳥肌もののシーンでした。
 
その後、自分たち夫婦の問題点が千夏の仕事への取り組み方にあると当初は考えていた辰也も、
「僕だったのかもしれない、千夏をいちばん追い詰めたのは、、、」と呟く瞬間がやって来きます。
電話で妻に語りかける辰也、ただ聞いている千夏。その瞬間、二人のわだかまりが解けていくのです。
 
主任看護師として存在感を示した池脇千鶴や、御嶽荘の新たな住人・屋久杉(濱田岳)の登場など、
個性的なキャストも揃った本作は、前作に続いて爽やかな感動作に仕上がりました。
 
電子カルテの普及が進んでいる今日にあって、手書きで詳細に記述された33人分のカルテ。
自分の病気の治療よりも患者の治療を常に考えていた一人の医師が残した神様のカルテは、
一止にとっての宝物。そしてこの神様のカルテが、また多くの命を救ってくれることでしょう。
 
 
<映画の次回作情報>
 
吹石一恵
六月燈の三姉妹(佐々部清監督)
 5月31日公開  共演:徳永えり、吉田羊、津田寛治、西田聖志郎、市毛良枝、井上順 他

 
池脇千鶴
そこのみにて光輝く(呉美保監督)
 現在公開中   共演:綾野剛、菅田将暉、高橋和也、火野正平、伊佐山ひろ子、田村泰二郎 他
 
海月姫(川村泰佑監督)
 12月公開予定  共演:能年玲奈、菅田将暉、長谷川博己、太田莉菜、篠原ともえ、馬場園梓 他

 
市毛良枝
六月燈の三姉妹(佐々部清監督)
 5月31日公開  共演:吹石一恵、徳永えり、吉田羊、津田寛治、西田聖志郎、井上順 他
 
春を背負って(木村大作監督)
 6月14日公開  共演:松山ケンイチ、蒼井優、檀ふみ、小林薫、豊川悦司、新井浩文、夏八木勲 他
 
 
 

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白ゆき姫殺人事件

 
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一人歩きする派手な妄想と、仕組まれた地味な現実がクロスするサスペンス・エンタテインメント。
− 井上真央、ひとつひとつの言葉や表情が表と裏を想像させるキャラ、その抑えた演技に注目 −
 
誰かのひとつの言動に違和感を感じた時、その人間自体が怪しく見えること、あるかもしれません。
また誰かの噂話ひとつで、その人間のイメージを確立してしまうことも、あるかもしれません。
 
人間は常に他の人間と接するものですが、誰でもちょっとしたことで敵を作る危険性があります。
お互いがその瞬間を気付けばまだよいのですが、往々にして片方は無意識だったりします。
それはネット上のつぶやきも同様です。つぶやき一つで一瞬にして多くの味方を得ることもあれば、
周囲の人間全員を敵に回すことだったあるのですから、、、。
 
冒頭、深夜の山中、惨殺された美人OLの死体が横たわっています。被害者の名前は三木典子(菜々緒)。
殺人事件の容疑者として、典子の同僚で同期の白野美姫(井上真央)の名前が浮上するのですが、
これはテレビのワイドショー番組が、事件の翌日から会社を休んでいた美姫をSさんとして取り上げ、
あたかも犯人と決め付けるような番組構成で、テレビ報道したからに他なりません。
 
そんな番組ができ上がったきっかけは、テレビ局に出入りする映像ディレクターの赤星(綾野剛)が、
元カノの狩野里沙子(蓮佛美沙子)から受けた一本の電話でした。、
「生まれて初めて警察から事情聴取受けちゃった。知り合いなのよ、被害者が」と。
 
赤星はいつもツイッターでラーメンについてつぶやいていましたが、
殺人事件ということで興味津々。ツィッターで事件についてつぶやきを始めます。
「(同僚の)みっちゃんがね、城野さんが犯人じゃないかって言うのよ」と里沙子から聞き、
警察も知らないスクープだと思い込んだ赤星は、里沙子やみっちゃん(小野恵令奈)ら、
典子の同僚たちを次々と独自に取材し、美姫を知る人たちに会っていろいろな証言を得るのです。
 
そんな中、典子や美姫の上司にあたる篠山(金子ノブアキ)が赤星に上から目線で言い放ちます。
「あいつら(女子社員)の言うこと信用しない方がいいぞ」と。さらに言いたいことを言った後、
「今の俺の話、全部本当だと思うか。大切なことを見逃すな」とも。
 
この辺りから映画を観ている方も、何が本当で何が嘘なのか、想像を巡らせることになります。
それを助長するかのように、赤星の仕事仲間の長谷川(染谷将太)がぼそっと言います。
「赤星さん、これってみんな、ほんとのこと言ってるんですかね」と。
 
しかも美姫と仲が良かった女性たちは、誰も美姫のことを悪く言う人がいません。
大学時代の親友みのり(谷村美月)は、天然記念物のような素朴さを持っていた美姫を、
「天ちゃん」と呼んでいたこと。そして篠山の話は嘘だと言うのです。
また、幼なじみの夕子(貫地谷しほり)は、唯一の味方だったと小学生時代の関係を語ります。
美姫を「アン」、夕子を「ダイアナ」と呼び合い、つらい時はお互いに想像の世界に入っていたと。
 
果たして、殺人事件の真実はどこにあるのか、、、。終盤、明らかになる事件の全貌。
ワイドショーで報道されるのは、エンタテインメント的に作り上げられた妄想の世界。
しかし仕組まれた事件の真相は、ちょっとした人間関係のもつれ、女性同士の軋轢が原因とは、、、。
 
ツイッターの文字画像をスクリーン上に展開しながら、ネット上に作り上げられる仮想現実の恐怖、
そんな虚構に翻弄される人間たちの浅はかさにも焦点を当てた中村監督の演出手法も効果的です。
 
人間誰しも敵を作ることは簡単なのかもしれません。しかしながら生涯の親友を作ることは難しい。
それでも「世界中の人間が敵になっても、俺はお前の味方だ」。そう言ってくれる親友がいれば、
どんなにつらい状況からでも人間は立ち直れる。そんなことも教えてくれる作品に仕上がっています。
 
 
<映画の次回作情報>
 
貫地谷しほり
救いたい! Doctor's wish(神山征二郎監督)
 今秋公開予定   共演:鈴木京香、三浦友和、中越典子、渡辺大、土田早苗、津川雅彦 他

 
谷村美月
FLARE フレア(大塚祐吉監督)
 4月26日公開   共演:福田麻由子、バレンタイン・バノン、広瀬アリス、玄里、山口紗弥加 他
 
スイートプールサイド(松居大悟監督)
 6月14日公開   共演:須賀健太、刈谷友衣子、落合モトキ、荒井萌、太賀、松田翔太 他
 
幕末高校生(李闘士男監督)
 7月26日公開   共演:玉木宏、石原さとみ、柄本時生、川口春奈、千葉雄大、佐藤浩市 他
 
種まく旅人 国生みの郷 淡路島(篠原哲雄監督)
 2015年春公開予定 共演:栗山千明、桐谷健太、三浦貴大、豊原功補 他
 

朝倉あき
神様のカルテ2(深川栄洋監督)
 現在公開中    共演:櫻井翔、宮崎あおい、藤原竜也、要潤、吉瀬美智子、吹石一恵 他
 
 
 
 
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白鳥圭輔が壇上で追い詰められる時、明らかになる意外な過去。そして事件も思わぬ展開へと。
− 桐谷美玲、ジャーナリストとしての真剣な眼差しと、頬をつたうひとすじの涙で心情を表現 −
 
ここ数年、人気テレビドラマが映画で完結というパターンをよく見かけますが、
このチーム・バチスタシリーズも、本作でファイナルを迎えます。
 
東城大学医学部付属病院の特別愁訴外来担当医の田口公平(伊藤淳史)。
その田口をグッチーと呼ぶ厚生労働省の白鳥圭輔(仲村トオル)は、相変わらず長い肩書です。
この固い絆で結ばれた名コンビが、医療にまつわる難事件に挑み、犯人にたどりつきます。
 
ちなみに「ケルベロス」とは、ギリシャ神話に登場する三つの頭をもつ冥界の番犬。
本作でも三つの顔を持つ人物こそ、最後の犯人ということになるのですが、、、。
 
これまでにも海堂尊原作のチーム・バチスタシリーズは、中村義洋監督で映画化されてきましたが、
2008年の「チーム・バチスタの栄光」、2009年の「ジェネラル・ルージュの凱旋」は共に、
田口と白鳥のコンビが竹内結子と阿部寛というキャストで演じられていました。
しかし今回の「ケルベロスの肖像」は、テレビ版と同じ伊藤淳史と仲村トオルのコンビですから、
長年のドラマファンにも、十分に納得のいくファイナルと言えるのではないでしょうか。
 
ドラマ版は、2008年の第1シリーズ「チーム・バチスタの栄光」に始まり、
2010年には第2シリーズとして「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」、
2011年には第3シリーズの「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」が放映されました。
さらに今年1月期にスタートした「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」は、先月放映終了したばかり。
映画版の時期設定は、その「螺鈿迷宮」の最終話での碧翆院の一家焼失事件から半年後。
あの事件後に消息不明となっていた桜宮すみれ(栗山千明)が、二人の前に再び姿を現します。
 
いきなり9人の人間が不審死をとげているという異様な現場から幕を開けるストーリー。
しかも死亡した人物の中には、厚労省の船橋直樹という、白鳥が昔からよく知る人物がいたのです。
またその事件現場も、船橋の別荘の地下で、唯一の出口であるエレベータが使えなくなった密室。
果たして犯人の目的は何なのか、密室殺人のトリックは、そして真犯人は誰なのか、、、。
 
時をほぼ同じくして田口の許に届く一通の脅迫状。「三の月、東城医大とケルベロスの塔を破壊する」。
 
ストーリーはその後、先の不審死事件に遭遇した榊という医師がかろうじて死を免れたことから、
東城大学付属病院全体がパニックになるほどの事態がクライマックスに用意されています。
 
さて、不審死事件の数日後、国際Aiセンターの発足を控え、MRI診断の第一人者・東堂(生瀬勝久)が、
アメリカから招かれます。東堂はマサチューセッツ医科大学の上席教授なのですが、
死亡した船橋とは旧知の仲でした。果たして東堂はこの事件とかかわっているのか、、、。
 
榊医師が入院した東城大学付属病院には、ジェネラル・ルージュこと速水(西島秀俊)がいますが、
速水が信頼を置く若き医師の滝沢(松坂桃李)には、葉子(桐谷美玲)という友人がいました。
葉子は医療ジャーナリストとして駆けまわっており、国際Aiセンターの取材をきっかけに、
田口にも積極的に接近してくるのですが、滝沢は葉子から何らかの相談を受けて悩んでいる様子です。
田口が、滝沢との関係を葉子に尋ねても、葉子がはっきりと答えられない理由とは、、、。
 
死因を特定するAi画像が物語る真実にスポットを当てたり、犯罪の手口も医療に関係しているなど、
最新の医療技術に着目した展開は、このシリーズならではの魅力。
さらに不可解な事件の謎解きの面白さと、人間ドラマの要素も盛り込まれた本作は、
見応えたっぷりの本格医療ミステリーに仕上がっています。
 
 
<映画の次回作情報>
 
桐谷美玲
女子ーズ(福田雄一監督)
 6月7日公開   共演:藤井美菜、高畑充希、有村架純、山本美月、大東駿介、佐藤二朗 他

栗山千明
種まく旅人 国生みの郷 淡路島(篠原哲雄監督)
 2015年春公開予定 共演:桐谷健太、三浦貴大、豊原功補、谷村美月 他
 
 
 
 
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現実と空想が融合する万城目学ワールド。不思議な力を操る一族たちの大バトルのきっかけは失恋?
− 赤のコスチュームで白馬にまたがる最強の引きこもり女、深田恭子が見せる上から目線の鋭さ −
 
万城目学の原作では、「鴨川ホルモー」(2009)や「プリンセストヨトミ」(2011)が映画化されており、
独特の世界観をどう映像化するのかという点も見どころとなっていました。物語の舞台は今回も関西、
日本最大の湖である琵琶湖周辺です。映画の終盤には湖底を馬で駆け抜けるシーンもありますが、
登場人物たちが不思議な力が発揮するシーンでは、随所でVFXの技術も駆使されています。
 
琵琶湖に浮かぶ竹生島(ちくぶじま)から幕を開けるストーリー。竹生島は映画の後半でも登場し、
クライマックスの大バトルへとつながるきっかけともなるキースポットとなっていますが、
竹生島の黒龍堂はパワースポットとして知られ、そこに伝わる黒龍は琵琶湖の守護神とされています。
また映画の中では登場人物が観光客向けの「かわらけ投げ」をするシーンも盛り込まれています。
そういった意味では、滋賀県や琵琶湖のPR的な要素も持ちあわせた作品と言えるでしょう。
 
時代は十数年前、生後間もない赤ん坊のおでこに置かれたな皿から、注がれた水が跳ね上がります。
これは何かの儀式のようですが、琵琶湖に伝わる力を持つ人間だという証明のようです。
赤ん坊を連れて帰る日出淡九郎(佐野史郎)は、帰り道で棗永海(眦脹簓А砲箸垢谿磴い泙垢、
棗も赤ん坊を抱いていました。「やつらにも世継ぎができたか」と呟く淡九郎ですが、
日出家(ひのでけ)と棗家(なつめけ)は、共に琵琶湖周辺で因縁の対立を続けてきた一族です。
 
そして現在、この時すれ違った二人の赤ん坊が、高校生になりライバル同士となるっていました。
琵琶湖のほとり、岩走(いわばしり)の町では、生きる伝説と呼ばれる日出淡十郎(濱田岳)。
体は小さく言葉遣いも古風です。ライバルの棗広海(渡辺大)は、淡十郎とは違って二枚目です。

ある日、淡十郎の従弟の日出涼介(岡田将生)が日出家に居候するためにやってきます。
城のお堀を舟に乗ってやってくる涼介は、その途中で馬に乗った清子(深田恭子)を見かけます。
船頭のげん爺(笹野高史)は「(清子には)だーれも逆らえねぇ」と紹介してくれるのです。
さらに「(日出家の)本家のみなさん、みんな特別ですぁ」と教えてくれますが、
その特別の意味を、涼介は少しずつ知ることになります。
 
涼介の居候の目的は不思議な力の修行のためであり、その師匠となるのは濤子(貫地谷しほり)。
本作でも貫地谷しほりは彼女の得意とするマイペースな女性役で、作品の脇を固めています。
 
高校では同じクラスの淡十郎と涼介は、時として広海の不思議な力を見せつけられます。
その度にもの凄い騒音が聞こえてきて苦しい目に遭うことになる涼介ですが、
その騒音に動じない淡十郎は、広海以上の力を持っていると涼介も信じていたのですが、、、。
 
そんな淡十郎はクラスメイトの速水沙月(大野いと)を好きになってしまうのですが、
実は沙月は広海に好意を寄せており、淡十郎はその失恋から広海に対してとある作戦を実行し、
そこから事態は思わぬ方向へと展開していくのです。
 
主演も濱田岳という個性派ですが、エンドロール後のワンシーンにオチをもってくるなど、
作品そのものも個性的な作品に仕上がっています。
 
 
<映画の次回作情報>
 
深田恭子
超高速!参勤交代(本木克英監督)
 6月21日公開  共演:佐々木蔵之介、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔、石橋蓮司、西村雅彦 他
 
ジョーカー・ゲーム(入江悠監督) 
 2015年公開予定 共演:亀梨和也、伊勢谷友介 他

 
貫地谷しほり
白ゆき姫殺人事件(中村義洋監督)
 現在公開中   共演:井上真央、綾野剛、蓮佛美沙子、菜々緒、金子ノブアキ、谷村美月 他
 
救いたい! Doctor's wish(神山征二郎監督)
 今秋公開予定  共演:鈴木京香、三浦友和、中越典子、渡辺大、土田早苗、藤村志保、津川雅彦 他

 
大野いと
ライヴ(井口昇監督)
 5月10日公開  共演:山田裕貴、森永悠希、津田寛治、森下能幸、諏訪太郎、生稲晃子、志垣太郎 他
 
 

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東京難民

 
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堕ちるところまで堕ちても、絶望の淵から這い上がり、一歩を踏み出す時、その先に希望が見える。
− 大塚千弘、愛を求め合う言葉と冷め切った表情に見せる確かな演技力、ラブシーンも披露 −
 
夜間のネットカフェ利用者の中には、定住する家がなく、ネットカフェを寝泊りの場所にし、
その場所から仕事に出かける人も存在すると言われています。本作の主人公・時枝修(中村蒼)も、
一時的にネットカフェで生活をしながら、パソコンで仕事を見つけるシーンが登場します。
 
修が暮らすのは東京の片隅。そもそも東京という仕事がいちばん見つけやすいであろう土地で、
仕事がない、住む家もない、難民状態というのも寂しい話ですが、東京は地方出身者の巣窟でもありますから、
たとえば一人暮らしの若者が、何らかの事情で仕事も家も失ってしまったら、近くに頼れる身内がいないため、
ネットカフェで生活したり、あるいは寮のような住居付きの仕事を探す必要に迫られる可能性もあるのです。
 
オープニングシーン。雨の夜。かなり痛めつけられ、血まみれになった修が、河川敷に投げ捨てられます。
運んで来た男たちは彼にとどめを刺すことはせず、「そいつはもう終わってる」と捨て台詞を残して、
その場を去っていくのです。いったい修に何があったのか、、、。
 
『俺はもう終わってる』。今度は修のそんなナレーションと共に、時はわずか半年前に遡ります。
半年前は普通の大学生活を送っていた修。ある日、修の部屋に「内容証明郵便」が届きます。
特に気にも留めない修は、その封筒を開封すらしませんでした。それから数日後でしょうか、
大学へ行くと、修の学生証が入口で認証されません。学生課に問い合わせてみると、
「その学生証、無効になってますね。(時枝さんは)除籍になってるので、中退扱いにもなりません」と、
お役所的な言葉が返ってきました。
 
突然、学生という身分を失ってしまった修ですが。その数日後、マンションに不動産屋がやってきて、
いきなり立ち退きを言い渡されてしまい、修は住む部屋も失うことになってしまうのです。
どうやら実家の父親が納めてくれていた学費も家賃も、しばらく未納のままだったようです。
父親とは連絡が取れず、実家に帰ると父親は失踪状態でした。
 
仕方なくネットカフェ住まいになる修。その日の食事のために、日雇いのバイトを探します。
例えばチラシのポスティングや街頭でのティッシュ配り。慣れない仕事でノルマを果たすのに時間がかかり、
時給換算すると時給は下がる一方。仕事の要領の悪い修に対し、バイト先の先輩からは、
「どんな仕事も、それなりに工夫と努力が必要なんだよ!」と。これは言い得て妙なセリフです。
 
ネットで見つけた治験のバイトでまとまった金を稼いだ修。まず家を借りようと思ったのもつかの間、
夜の街で瑠衣(山本美月)という女性に声をかけられ、ホストクラブで大金を払うはめになり、
仕方なくそのホストクラブで住み込みで働くことになるのです。慣れない仕事に戸惑うばかりの修。
 
しかし数日後、瑠衣に連れられてやってきた茜(大塚千弘)に出会い、修と茜はお互いに惹かれ合います。
茜は看護師として真面目に働いており、二人は真剣に付き合うようになるのですが、、、。
 
ある出来事を経て、茜は修に100万円を貢ぐことになります。ところが直後、修はホストクラブを逃げ出し、
日雇いの肉体労働者となります。雨で仕事が休みの日。久しぶりに茜に会うために病院にやってくる修。
ところが茜の口から発せられた言葉は、「もう日雇いのあんたなんかに興味なんてないわよ!」と。
「必ず(100万円)返しますから」と土下座する修でしたが、、、。
 
そしてオープンニングの夜を迎えます。翌朝、河川敷でホームレスの鈴本(井上順)に拾われた修は、
近くのテントで、ホームレス生活に突入します。鈴本もある出来事によって息子を失っており、
修を息子のようにかわいがってくれるのです。今回も脇役として、井上順の好演が光っています。
 
それから数日後、街で拾ってきた風俗雑誌で茜の写真を発見した修は、彼女に会いに行くのです。
茜と出会った日とは全く境遇の違っていた修が、看護師の職を捨てて思わぬ仕事に就いた茜と再会します。
そんな二人がお互いに優しい言葉を掛け合うことで、二人の間の大きな溝が少しずつ埋まっていくのです。
そして今度は茜が言います。「あのね、私も修も、まだ終わったわけじゃないから、、、」と。
 
残虐なシーンもあり、ラブシーンもあるR15+指定作品ですが、中村蒼の東京に暮らす若者らしさはリアルで、
大塚千弘のラブシーンも情熱的に表現されており、佐々部清監督ならではの人間ドラマに仕上がっています。
 

<映画の次回作情報>
 
山本美月
女子ーズ(福田雄一監督)
6月7日公開  共演:桐谷美玲、藤井美菜、高畑充希、有村架純、大東駿介、安田顕、佐藤二朗 他
 
 
 

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