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グッドモーニングショー(君塚良一監督) 10月8日公開!

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魔女の宅急便

 
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人間の優しさ厳しさに触れて成長する魔女のファンタジックストーリーは、その無国籍空間にも注目。
− 愛くるしい笑顔と純粋な瞳、睨み付ける鋭い視線、小芝風花の凛々しい表情にその
素質を見る −
 
「魔女の宅急便」と言えば、1989年に公開された宮崎駿監督のアニメがあまりにも有名ですが、
今回、20年以上の時を経て、清水崇監督の手によって実写版が製作されました。
宮崎監督作品は同年の日本映画の興行収入第1位を記録したヒット作ですが、
日本映画が低迷していた時代にあって、配給収入は21億5千万円(興収換算約40億7千万円)は、
さすが宮崎アニメと言えます。もっとも今では歴代最高興収の「千と千尋の神隠し」(2001)をはじめ、
昨年公開の「風立ちぬ」など5作品が興行収入100億円を突破しているわけですから、
当時の40億円突破も小さな数字に見えてしまいますが、、、。
 
さて、魔法の世界を描くファンタジーをどこまで実写映像として表現できるかという点が、
本作の最大の注目点ですが、VFX映像も巧みに使用しているものの、そこは実写映像だけに限界もあります。
もちろん映像だけでなく、魔法を使う少女と、見知らぬ土地で出会った住人たちとの交流も見どころです。
また主人公が住むことになる海沿いの町のセットが十分に作り込まれ、細部にまで美術にもこだわり、
ところどころレトロ風であったり、またカラフルであったりと、空から見ても楽しい空間が広がりました。
 
山奥の村からほうきに乗って飛び立つキキ(小芝風花)。母親(宮沢りえ)と父親(筒井道隆)から離れ、
13歳になった1年間は、一人で生活しなければなりません。海を越え、ある小さな島を見つけると、
「(住むところを)この町に決めちゃう?」と相棒の黒猫ジジ(声:寿美菜子)に声をかけます。
動物園のカバの檻の中で一夜を過ごすキキ。翌朝、いきなりカバに起こされてしまいますが、
終盤、このカバの危機を救うべく、キキは激しい嵐に立ち向かうことになるのです。
 
動物園の飼育員(新井浩文)から怪しまれ、その場から逃げ出したキキは、パンの美味しい匂いに惹かれ、
グーチョキパン屋さんに降り立ちます。店主のおソノ(尾野真千子)は、ほうきを持った少女に、
「ほうきになんて持って入ってこないで!」と出会い頭に怒鳴りつけますが、キキから事情を聞き、
魔女という存在にも興味を持って、屋根裏部屋に住まわせてくれました。
キキが自分で考えた仕事にも、「いいじゃない、お届けもの屋」と賛同してくれるのですが、、、。
 
その後、キキは仕事をする中でいろんな人たちと出会います。。
空を飛びたい少年とんぼ(広田亮平)。クリーニング屋さんのすみれ(吉田羊)。
歌えなくなった歌手のタカミ・カラ(YURI)。黒い封筒を依頼してきたサキ(金澤美穂)。
いろんな人間と接する中で、自らの魔女という立場に悩み、やがて精神的に不安定になるキキ。
ある日、飛んでいる最中に森の中に落ちてしまい、その日以降、飛べなくなってしまうのです。
 
そんな魔女としての自信を失ったキキ。魔女を辞めようと一度は決心します。そんなキキを救ったのは、
お母さんから渡されていた薬でした。その薬でとんぼを助け、喧嘩していたとんぼと仲直りします。
ほうきには乗れても、自転車に乗れなかったキキが、とんぼの助けを借りて乗れるようになるのです。
「やっと乗れたよ!」と喜ぶキキに、とんぼはさりげなく声をかけます。
「また(ほうきで)飛べるよ。だから魔女やめるなよ。」と。
 
そして映画はクライマックスを迎え、たくさんの人たちの応援や願いを背に、キキは島を飛び立つのです。
 
実写版に生まれ変わった「魔女の宅急便」で、堂々たる主演を果たした小芝風花。
今年17歳になる女優のスクリーンデビュー作は、彼女の女優としてのキャリアの礎になることでしょう。
 
 
<映画の次回作情報>
 
尾野真千子
神様はバリにいる(李闘士男監督)
2014年公開予定  共演:堤真一、玉木宏 他

 
金澤美穂
乙女のレシピ(三原光尋監督)
3月15日公開   共演:城戸愛莉、秋月三佳、渡辺恵伶奈、優希美青、赤間麻里子、徳井優 他

 
吉田羊
六月燈の三姉妹(佐々部清監督)
5月31日公開   共演:吹石一恵、徳永えり、津田寛治、西田聖志郎、井上順、市毛良枝 他
 
幕末高校生(李闘士男監督)
7月26日公開   共演:玉木宏、石原さとみ、柄本時生、川口春奈、谷村美月、佐藤浩市 他

 
宮沢りえ
紙の月(吉田大八監督)
2015年公開予定  共演:池松壮亮、田辺誠一、小林聡美、近藤芳正、石橋蓮司 他
 
 

 

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どんな障害も愛の力で乗り越えた二人の強い絆と運命、その真実を描いた究極の純愛ストーリー。
− 北川景子が挑んだ左半身麻痺と記憶障害と闘う女性の、泣き叫ぶシーンに見せる演技力 −
 
バスケットボールの試合を観客席から応援している男の子。どうやら父親の活躍を見ているようです。
試合中にもかかわらず、父親に向かってコートに飛び出していくほどの元気な息子ですが、
自宅には母親の遺影がありました。「お母さん、なんで死んじゃったの?」と問う息子に対し、
父親は答えます。「お母さんのこと知りたいんだったら、これ読めるようになんなさい」と。
それは母親に関する一連の記録だったのですが、父親自身にとっても人生を左右したものだったのです。
 
本作は実話に基づいたストーリー。高校生の時に交通事故に遭い、意識不明の状態が長く続きながら、
75日後に奇跡的に意識を取り戻した女性が、本作の主人公つかさです。つかさは左半身麻痺に陥り、
記憶障害という病を背負うことになるのですが、車椅子で生活するつかさを演じた北川景子の熱演と、
夫の雅己を演じた錦戸亮の優しい表情と涙が、映画を観る者の感動を誘います。
 
映画は冒頭の時代からすぐに数年前に遡ります。体育館を予約していたバスケットボールチームの一員、
雅己(錦戸亮)と、ボッチャのチームの一員つかさ(北川景子)は出会います。
体育館の予約がバッティングしたようで、チーム同士で譲る譲らないと険悪な雰囲気なるものの、
「じゃあ、フロアー分けて使いませんか?」と雅己が提案し、その場は収まります。
 
その帰り際、出口で車椅子のつかさを見かけた雅己は、「足(帰る手段)はあんの?」と声をかけます。
「今からタクシー拾って帰ります」と答えるつかさに、「乗ってく?」と雅巳。
実は雅己の仕事はタクシーの運転手で、勤務も終わっていたので、気軽に声を掛けただけだったのです。
帰る途中でスポーツ用品店に立ち寄ってほしいと言われた雅己は、つかさの買い物に付き合うのですが、
店内をさんざんうろうろした挙句、「なに買うつもりだったか忘れた」とつかさ。
この時は雅己は、つかさの記憶障害のことなど知る由もありません。
しかしこの日の出会いをきっかけに、やがて二人の間に強い絆が生まれることになるのです。
 
お互いに結婚を意識するようになり、雅己はつかさを連れてきて、父親(國村隼)に報告するのですが、
ものすごい剣幕で結婚を反対されます。またつかさの母親(風吹ジュン)の許に報告に来た時も、
「一年間我慢しなさい!」と言われ、同時に「これで勉強して!」とノートやDVDを渡されるのです。
 
DVDに映っていたのは、病院の廊下で寝転がりながらも母の手から逃げようとしているつかさの姿です。
捕まえようとする目の前にいる母親に向かって、「おうちに、帰りたい!」と絶叫しているつかさは、
記憶障害のため、自分の母親のこともわからないのです。衝撃的なリハビリの映像に涙する雅己。
それでも本気でつかさと守っていきたいという雅己の強い決心につながるのです。
 
やがて訪れる結婚式。つかさのお腹には新しい命が宿っていました。
和実:なごみと名付けられた息子を無事に出産するつかさ。しかしつかさと雅己の喜びもつかの間、
つかさは、妊婦の数万人に1人が発症するという急性妊娠脂肪肝という病に侵されてしまい、、、。
 
病気を抱えた主人公を描いた作品ではあるものの、本作は純粋なラブストーリーに仕上がっています。
『俺と出会わなければ(出産していなければ)、今も(つかさは)生きていたのだろうか』と、
終盤、雅己の心の声が語ります。しかし雅己は決して後悔はしていません。
つかさが残してくれた和実と、何があろうといっしょに生きていくという希望が伝わってくるラストを迎えます。
そして、『俺はつかさのこと、愛してる』というナレーションが二人の思い出の写真と重なるのです。
 
 
<映画の次回作情報>
 
北川景子
悪夢ちゃん The 夢ovie(佐久間紀佳監督)
5月3日公開  共演:木村真那月、マリウス葉、GACKT、優香、小日向文世、佐藤隆太、本上まなみ 他
 

角替和枝
万能鑑定士Q −モナ・リザの瞳−(佐藤信介監督)
5月31日公開  共演:綾瀬はるか、松坂桃李、初音映莉子、橋本じゅん、村杉蝉之介、村上弘明 他
 
空蝉の森(亀井亨監督)
2014年公開予定 共演:酒井法子、斎藤歩、金山一彦、長澤奈央、西岡徳馬、柄本明 他
 
 
 

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恋と言う名の冒険に明け暮れた優しすぎる男の結婚願望と、果たされた約束が生んだ恋愛ファンタジー。
− 尾野真千子、時にはにかみ時にじゃれ合い、井口奈己ワールドで見せるラブシーンのふんわり感 −
 
若手からベテランまで、女優陣が豪華に顔を揃えた本作。
彼女たちが演じるのは、一度は主人公ニシノユキヒコ(竹野内豊)に恋をしてしまった女性たちです。
 
夏美(麻生久美子)は、過去に不倫関係にあった女性。そんな過去のワンシーンから幕を開けます。
海辺のカフェのテラス席。夏美と、夏美の幼い娘みなみと3人でテーブルを囲んでいるニシノ。
なつみと同じくバナナパフェを注文し、「僕はどうしていつもうまくいかないんだろ」と呟きます。
そして「普通に結婚したいねぇ。女の子がほしい」との言葉に、夏美からは「絶対ムリ!」と一蹴。
 
そんな言葉の通り、イケメンで優しくて仕事もできるニシノは女性からモテまくるのですが、
いつも最後には女性からフラれてしまうという恋の終わりを繰り返していたのです。
ニシノユキヒコを演じる竹野内豊は、多くの女性たちとソフトなラブシーンを見せてくれますが、
クールな役も似合う俳優とはいえ、何故かフラれてしまう男性像として憎めないキャラを好演です。
 
さて、オープニングの数年後、女子高生になったみなみ(中村ゆりか)の部屋に、ニシノは現れます。
「みなみちゃーん、大きくなったねぇ。夏美さんは?」と。「あなた誰?」と怪しまれるニシノですが、
当時プレゼントしたものをニシノから指摘され、「ニシノユキヒコさん?」とニシノを思い出し、
それから数日間の、みなみとニシノの不思議な時間と空間が展開することになります。
 
ニシノの過去の女性遍歴の語り部のような存在感を見せるのが、ササキサユリ(阿川佐和子)。
通っていた料理教室でニシノと出会ったサユリは、偶然にも映画館でニシノとばったり。
その後の喫茶店で、往年の名画「カサブランカ」のボギーの話題で映画談議に花を咲かせたりします。
 
多くの女性陣の中でもニシノと最も結婚に近づいたのはマナミ(尾野真千子)でしょうか。
尾野真千子は、井口監督ならではのこれでもかという長回しにも堪えるラブシーンで、
大人の女性の可愛らしい表情が冴え渡りました。ニシノの上司でOLという役回りですが、
ニシノのマンションではカノコ(本田翼)との修羅場も経験することになります。
 
未練たらたらの元カノとして登場するカノコ。別れたはずのニシノを温泉に誘っては、
「どうして私といっしょに来たの?」と、ソノ気にさせる視線を投げかけながらニシノに抱きつきます。
本田翼はいつもニシノにまとわりつく女性を、浴衣姿も披露しながら好演しています。
 
また、ニシノのマンションの隣人として登場するのは、昴(成海璃子)とタマ(木村文乃)。
二人は同居していて、なうという名前の猫を飼っています。なうがニシノの部屋に迷い込むことで、
ニシノは二人と知り合うわけですが、昴は「いっしょにお風呂に入らない?」とニシノを誘うなど、
これまでの成海璃子とは違ったイメージの女性像を見せてくれました。
一方の木村文乃も、男性よりも女性=昴が好きな女性という役柄で、やはりこれまでにないキャラです。
いずれにしても、二人ともニシノを好きになってしまうことに変わりはありません。
 
どのラブシーンをとっても長回しの撮影が効果的に使われることで女優陣の魅力も十分に発揮され、
再び海辺のカフェにニシノが現れるエンディングで、ファンタジーを実感できる作品に仕上がっています。
 
 
<映画の次回作情報>
 
尾野真千子
魔女の宅急便(清水崇監督)
3月1日公開  共演:小芝風花、広田亮平、山本浩司、新井浩文、浅野忠信、筒井道隆、宮沢りえ 他
 
神様はバリにいる(李闘士男監督)
2014年公開予定 共演:堤真一、玉木宏 他
 

木村文乃
小さいおうち(山田洋次監督)
現在公開中   共演:松たか子、黒木華、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子、橋爪功 他
 
太陽の坐る場所(矢崎仁司監督)
今秋公開予定  共演:水川あさみ、三浦貴大、森カンナ 他
 
 

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小さいおうち

 
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戦争へ向かっていた時代の記憶、現代になって書き綴られた記録、残された手紙に涙するのは、、、。
− 松たか子が見せる恋心、黒木華がちらつかせる秘めたる想い、倍賞千恵子が涙で伝える後悔 −

おしゃれで魅力的な奥様を演じる松たか子。夫と幼い息子がいながらも、ある男性に恋心を抱き、
その感情を抑えられない衝動的な行動と、それが許されない時代ゆえの、心の葛藤を巧みに表現します。
 
その奥様を慕い、どんな言いつけにも従ってきた昭和の女中タキを演じる黒木華。
普段は口数も少ない女中ながら、ここぞという時に奥様に言い放った言葉に隠された想いを、
60年後のタキを演じる大ベテラン倍賞千恵子とのコラボレーションで見せてくれます。
 
平成の時代、当時を思い起こしながら日記風の自叙伝を書き綴っていく中で、
鉛筆の手をとめては後悔の念がよぎる倍賞千恵子の表情が、隠し続けた秘密の重さを物語ります。
 
映画はタキ(倍賞千恵子)が亡くなった直後から幕を開けます。葬儀の数日後でしょうか、
タキおばあちゃんの部屋の片づけをしている健史(妻夫木聡)。一冊のノートが見つかるのですが、
それはタキの生前から健史が時々読ませてもらっていたノート。タキの自叙伝でした。
 
その自叙伝には、健史が習った知識とはちょっと違う当時の日本人の暮らしぶり書かれていました。
作り話ではないかと時に疑う健史でしたが、タキは「あんたの言う通り正直に書いてんだよ」と、
いつでも言い返していました。それはもちろん、タキにとってすべてが真実だったからなのですが、、、。
 
平井家に女中奉公していたタキ(黒木華)。時子奥様(松たか子)は憧れの存在でした。
夫(片岡孝太郎)とまだ幼い一人息子の恭一。家族3人の暮らしぶりを幸せな風景と感じていたタキは、
どんな仕事にも素直に一生懸命に取り組み、平井家に尽くしていました。
 
ところがある日、夫の会社の新入社員・板倉(吉岡秀隆)に対し、時子は恋心を抱いてしまうのです。
それに気付いたタキ。許されないはずの時子の行動とはいえ、タキは時子を咎めるわけにはいきません。
 
しかし、当時の日本は日中戦争を継続しながら大きな戦争へと向かっていた時代。
やがて板倉にも召集令状が届きます。そして板倉の出征の日、時子は思い切った行動に出ようとします。
その時、タキが時子に対してとった行動とは、、、。そこに隠されたタキの想いとは、、、。
 
昭和の東京郊外の家族模様を、山田監督らしい視点で描いた人間ドラマではあるものの、
終盤には、亡くなったタキおばあちゃんの自叙伝の完成を楽しみに待っていた健史が、
その自叙伝といっしょに見つかった手紙に隠された謎を解くというミステリアスな展開も待っています。
 
クライマックスで明らかになる未開封の手紙の真実。その瞬間に訪れる感動。
「君の小さな罪は、もうとっくに許されてるんだからね」と語る60年後の恭一ぼっちゃん。
それは、幼き日の恭一が小児麻痺で苦しんでいた時、毎日毎日おんぶして病院まで通ってくれたタキへの、
深い感謝の念に他なりません。そんな静かな余韻の残るエンディングも、山田作品ならではです。
 
 
<映画の次回作情報>
 
黒木華
銀の匙 Silver Spoon(吉田恵輔監督)
3月7日公開  共演:中島健人、広瀬アリス、市川知宏、吹石一恵、西田尚美、吹越満、中村獅童 他

 
室井滋
いのちのコール ミセスインガを知っていますか(蛯原やすゆき監督)
初夏公開予定  共演:安田美沙子、山口賢貴、国広富之、筒井真理子、榊英雄、中野良子、大和田伸也 他

 
松金よね子
マンゴーと赤い車椅子(仲倉重郎監督)
今秋公開予定  共演:秋元才加、NAOTO、石井貴就、吉岡里帆、杉田かおる、ベンガル、三田佳子 他
 

木村文乃
ニシノユキヒコの恋と冒険(井口奈己監督)
現在公開中   共演:竹野内豊、尾野真千子、成海璃子、本田翼、麻生久美子、阿川佐和子 他
 
太陽の坐る場所(矢崎仁司監督)
今秋公開予定  共演:水川あさみ、三浦貴大、森カンナ 他
 
 

 

ジャッジ!

 
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豪華キャストが見せる根回しと交渉術、そこから生まれる笑いと恋と感動のエンタテインメントムービー。
− 北川景子、純粋すぎる同僚に少しずつ気持ちがなびく心理状態を繊細に表現、英語も流暢に披露 −
 
きつねうどんのCM撮影の現場。きつねの着ぐるみで踊っているのは、太田喜一郎(妻夫木聡)。
その腰の振り方ひとつにも注文をつけるのは、太田の上司である大滝一郎(豊川悦司)。
上司に言われるがまま、一生懸命に仕事に取り組む太田。そんな太田のかねてからの夢は、
『CMでみんなを幸せにする』こと。落ち込んだ時にはいつも見る名作CMのDVDがありました。
そのCMからは、『逆風は、振り返れば追い風になる』というナレーションが聞こえてきます。
そして数日後、太田がこの言葉を直接聞かされるシーンには、爽やかな感動の風が吹くのです。
 
太田を演じる妻夫木聡。昨年の「清須会議」でもコメディ映画にふさわしい役回りでしたが、
本作でもバリエーション豊かな困った表情と絶妙の会話の間でコメディセンスを見せてくれます。
もちろん名作「悪人」(2010年)に代表されるようなシリアスなキャラクターも常に完璧にこなし、
今や日本映画界を牽引する男優の一人となっています。
 
さて、サンタモニカ国際広告祭の審査員を依頼されていた大滝は、自社制作のちくわのCMが、
あまりにも出来が悪いため、代わりに太田を審査員としてサンタモニカへ行かせようとします。
ホワイトボードに名前を書きながら説得、というより命令するする大滝。
「オオタ キイチロウ、オオタキ イチロウ。ほら、名前一緒だろ(入れ替わっても判らないだろ)」と。
太田も一応反論します。「外国では名前が先なんじゃ、、、」。しかし、上司に逆らうこともできず、
大滝からは「無茶と書いてチャンスと読め!」と言われ、太田はしぶしぶ引き受ける羽目になります。
 
広告際のことは、鏡さん(リリー・フランキー)に聞けと大滝から言われた大田は、早速鏡さんを尋ねます。
ところが鏡さんが教えてくれたのは、ほんの少しの英語のフレーズと、鮮やかなペン回しのテクニック、
そして「食事は大事だよ」と言って食事の本を差し出され、さらにアニメキャラのグッズを手渡され、
しかも「これ(アニメキャラのTシャツ)を着て、審査会に出ろ!」とまで。ところが、
意外にも鏡さんのアドバイスが、審査会の初日から最終審査まで、まさかの効果を発揮するとは、、、。
 
いずれにせよ英語が不安な太田は、同僚の大田ひかり(北川景子)に、同じ苗字だからという理由で、
この期間だけ同行して妻を演じてほしいと懇願。ところが普段から落ちこぼれ扱いされていてる太田は、
ひかりから一蹴されます。そこで太田は、ひかりが大のギャンブル好きであることに目をつけ、
「サンタモニカにはカジノがある。ベガスまで1時間」とひかりを必死に口説き、
なんとか連れていくことには成功するのですが、、、。
 
現地のホテルではライバル企業の木沢はるか(鈴木京香)と出会い、日本人が恥ずかしい真似をしないでと、
いきなり釘を刺される太田。はるかは業界では有名なクリエーター。彼女の手がけた自動車のCMも、
出来栄えの良いCMになっており、はるかも自信を持って現地に乗り込んでいました。
 
各国の審査員の間でさまざまな得点工作が渦巻く中、最終審査の席で太田は言い放ちます。
「私は美味しいものを美味しいといいます。自分たちが最高だと思ったものを選ぶべきなんだよ」と。
 
広告祭でグランプリに選出されるのは1本のみ。はるかの自動車のCMは正統に評価されるのか。
そして太田の手がけたきつねうどんのCM、さらに太田の命運を賭けたちくわのCMの評価はいかに、、、。
 
太田の一生懸命さに少しずつ心を動かされたひかりが見せる、ラストのちょっとした焼きもち。
「私、凄い賭けに出ちゃったかな」の台詞も、彼女の嬉しい表情も印象的なシーンでした。
 
笑いをたっぷり盛り込んだ捻りの効いたシナリオと、テンポと間がほどよくミックスされた演出も見事で、
自分がハッピーになるより他人をハッピーにする喜びの大きさを知るエンタテインメントに仕上がっています。
 

<映画の次回作情報>
 
北川景子
抱きしめたい−真実の物語−(塩田明彦監督)
現在公開中  共演:錦戸亮、上地雄輔、斎藤工、平山あや、佐藤江梨子、佐藤めぐみ、風吹ジュン 他
 
悪夢ちゃん The 夢ovie(佐久間紀佳監督)
5月3日公開 共演:木村真那月、マリウス葉、GACKT、優香、小日向文世、佐藤隆太、本上まなみ 他

 
鈴木京香
救いたい! Doctor's wish(神山征二郎監督)
今秋公開予定 共演:三浦友和、貫地谷しほり、中越典子、渡辺大、土田早苗、藤村志保、津川雅彦 他
 
 
 
 

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