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斉藤さちこ という人を知っている人は少ないだろう。 私も知らなかった。 人の心は円だよ 円になるように 心の角を取るのだよ そして? あなたの心は今 尖った三角形ね 数学の女教師は笑った 私は 新聞紙でとっが尖った三角形を作り 角を次々と鋏で切っていった なるほど角は無くなる 紙は小さくなるばかり そして 新聞紙は無くなった 角が取れるということ の題3連まで いい作品を書こうとか 巧みな比喩を駆使しようとか という身構えた書き方をしているのではない。おそらく風の吹くままに佇み、雨の音を聞いているといった空白の時間に言葉が現れたと言ったところなのだろう。もちろん現代詩の中で飛びぬけて優れた作品ではない。ここまで平明に書かれるにはそれなりの時間が必要だっただろう。言葉使いで言えば色々傷がある作品も多い。 詩を自然体で書いている。そこにほっとするものを感じる。 |
詩
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