お気楽な詩人の真似事と日常

失敗ばっかりですが、気楽によんで下さい

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三重で詩の例会がありました。
一月なので まだ正月だから ついでに 伊勢神宮に参拝してきました。まあ、三が日でもないのに 駅から 内宮まで45分。それで 立っている客で満員。猿田彦神社からテクテクと歩いた方がはやい。で時間が押してしまって 会場へは 2時。
会場は松阪牛の「和田金」(ここまでが目的だったりして)

 石   遠藤 照巳
寒い時代の 夜の戸外に
その男の影がたたずむ
銃声の消えた どこの淵にしずんで
どんな花で葬られたのか
悲しいだけの 黒い肋骨の男

1945年から もうずっと
カーキ色の戦闘帽をかぶった
かげろうのひとは
非情ということばをつぶやきもせず
さびしさを うったえもしない

ぼんやり眠る 外灯の下で
傷だらけの帽子は 曖昧に輝いている
肩にかけた水筒の底で
ことばにだせない愛が揺れている

放浪にくたびれた
父よ あなたがほしいのは
帽子と水筒を置く 大きな石だ

研究作品として提出されたものである。本人が出席しての研究会は 本人にはかなりつらいものだったであろう。
作品のテーマは 分かる。普通に読むと 決して悪くはない。
形容が 平板であるし 連と連のつながりも悪い。このような事は誰も言わなかったが。

新年の詩

一応 詩のブログですので 詩の話を。
新年の詩というのは、あまりないのですよねー。
多くのアンソロジーは10月ごろに編集され、12月から 1月に発行される。すると、作品を書くのは8月ごろ。これでは、新年の詩を読めない。もちろん、全く新年の詩がないわけではない。
私自身も年賀状用に15行程度の作品は書きます。
まあ、詩ではない。単なる挨拶といったところか。
で、ついつい紹介したくなるのが、田村隆一の「新年の手紙」になってしまうが、目先を変えて
なかむらみちこ さんの「風祭り」を紹介します。

     風祭り     なかむらみちこ

風見が北をさしたら
子らよ
凧をあげにゆこう

こがらしが吹いたら
こがらしと遊ぼう
風と
パピルスの力学を
その五感のすべてで
察知して
野をかけるあなたたちの
アキレスに伝えよ
空をあおぐ
あなたたちの胸に伝えよ

渡り鳥も
高くうたう
ひかり翳らう
真冬の険しい気流に乗せて

この作品も挨拶の詩に近い。この人は1944年生まれで、この作品を書いた当時はどこかの中学か小学校の教師をされていたのだと思います。
あっと、出典を書かなければいけませんでした。詩集「春の指紋」。1985年に発行されたものからの引用です。この詩集も400部の発行ですので、ほとんど 読まれていない。

たまには 詩でも

久しぶりに 詩の会合に行ってきました。
会場は 暑かったのだが 外がいけなくて どうも 風邪をひいたらしい。
会で 少し気に入った作品を紹介します。

夏  山本 久子

よるのさんぽのたのしみは
くらいコンクリートのみちに
ねころんでいる
くろいねこにあうため
めだけひかって
コンクリートのみちに
ねころんでいる
そばまでいくと
くらやみのなかの
ひかっためだまが
ニャアという

なつのよる
たんぼのいねが
ゆれている
「こいつ わしんちに いついちゃってよう」と
くろいねこをだっこした
じいさんがいう
じいさんは
たんぼのなかで
ひとりぐらし

きょうもわたしはさんぽにいく
よるのさんぽにいく

ひらかなとカタカナで構成されている。少し同じ言葉がでてくるのが 欠点だが 夏の夜の雰囲気をよく出していると思う。

今年度のノーベル平和賞が バングラデッシュで 労働学校銀行を40年間支えてきた人に贈られる(名前忘れました)。
この人がその活動内容を表したのが「バングラデッシュの働く女性たち」である。
内容は簡単にいうと、女性たちが働けるよう教育して(スキルアップ)、経済的自立を促す。その実践活動のレポートである。 
英語版は1989年だったと思う。
1991年に日本語訳が自費出版の形で出ていて、それを買ったように思う。(自費出版物を取り扱ってくれる本屋さんが地方にもまだあった)探したが出てこない。
これが 再刊される。
私が買った時はワープロで印字のコピーで 普通紙100枚程度のものだった。
一応、400円で販売されるらしい。アマゾンで取り扱っているかは未定だが 読んで損はないと思う。

笑いで ぶっとばせ

一人で坐っているなんて、どんないいことあるのかしら
こんな屋根の上で。
屋根のてっぺんの向こうから、音楽を奏でているのが聞こえてくる。
人生はキャバレーよ、ねえ、あなた。
私、キャバレーがとっても好き。
私はっていうと、私はっていうとね、
泳ぎを習っているところなの。
あなた、賭けたらいいわ。
髪がメチャクチャだって!
私、それどころじゃないんですもの。

「通販生活」秋号のなかにある 吉岡忍さんのレポートの中の詩。これは、キャバレーの替え歌。
ニューオリンズを襲ったハリケーンのその後。このハリケーンの被害は、ニューオリンズが低湿地帯のためだと思っていた。
堤防の工事が地下の岩盤に固定されていなくて、泥の層に埋めただけ という 陸軍工兵隊の手抜き工事によるものだと 判明。

この歌は「カトリーナケイバーズ(どんちゃん騒ぎ)」というCDの中の一曲。
このCDの中の詩は、ほとんどが コメデイタッチである。(最近手にいれました)
栞の中のコメントには、「ひどい状況だ というけど そんなことは私たちが一番わかっている。だから、笑うの。笑うことしか、今の私たちには気持ちいいことないんだから」とあった。

ジャズの発祥の地には 音楽と笑うことで 元気になってほしい。

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