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「メガネっ娘コンテスト」東京進出 地場産業“萌え心”つかめ
12月6日8時31分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000050-fsi-ind
優勝した東京眼鏡専門学校の3人組。ヒップホップスタイルでメガネへの愛を歌い上げた=11月24日、東京都港区の東京都産業貿易センター浜松町館(写真:フジサンケイビジネスアイ)
メイド服やネコ耳とともに、”萌え心”をくすぐってきたメガネ。漫画やアニメに登場するメガネのキャラクターに熱烈なファンが増え、メガネが似合う若い男性を「メガネ男子」、女性を「メガネっ娘」と呼ぶ昨今の風潮は、メガネ産地の福井県鯖江市が東京でコンテストを開催するほどの影響を与えている。
11月24日に東京都港区の東京都立産業貿易センター浜松町館で開かれた「第3回メガネっ娘&メガネ男子コンテスト」は、日本のメガネの9割以上を生産する福井県鯖江市のメガネ関連企業が加盟する福井県眼鏡協会などが主催。過去2回は地元での開催だったが、11月20日に東京・南青山に福井産メガネのショールーム「GLASS GALLERY 291」がオープンしたのを記念し、初めて東京で開いた。
キャッチフレーズは「日本の中心でメガネへの愛を叫ぶ」。言葉通りに参加者たちは、メガネをかける意義を哲学的に語ったり、手のひらを使ってメガネの絵を描いたりと、さまざまな方法で”メガネ愛”を表現した。
そんな中から男子では、ヒップホップスタイルで歌とダンスを披露した東京眼鏡専門学校で学ぶ3人組、女子では子供連れで参加し、10本のメガネを愛用する主婦がグランプリに輝いた。
東京での初開催にあたっては、メガネ好きの漫画家や作家、タレントらがトークを繰り広げるイベント「メガネっ娘居酒屋『委員長』」が全面協力。
世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」を運営する準備委員会の市川孝一共同代表が「コミケからメガネ萌えは出てきた」というように、漫画やアニメ、音楽のファンに数多くいるメガネ好きでにぎわった。
福井県眼鏡協会の黒田一郎会長は「いろいろ難しい時代だが、日本の物作りをなんとしてでも守っていきたい」と鯖江のメガネ産業をアピール。来場者に「メガネが大好きな人を福井の応援団として歓迎したい」と呼びかけた。
会場では、伊藤伸平氏や西川魯介(ろすけ)氏ら、メガネをかけた少女を好んで描く漫画家のイラストを展示したり、メガネキャラとして知られるミュージシャンのサエキけんぞう氏のライブを開催。一方では、鯖江市から来訪した職人が指導するメガネ作り体験会を開催して、メガネへの理解を深めてもらおうとしていた。
会場には謎のカフェも出現。白衣を着てメガネをかけた男性や女性が待ち受けて、来店客を相手に化学や物理、宇宙といったテーマについて解説する。理系の博士や修士をもつ“理系ハカセ”が店員を務める「カフェ・サイファイティーク」だ。
ホンモノの学者たちだけに高レベルの会話が可能だが、難しい話が苦手な人向けには、応対している姿をながめるだけの席も用意した。
オタク文化と地場産業とを結びつけて、ブームを盛り上げようとする狙いが、ひとつの形となった、このコンテスト。停滞が続く地域経済を、サブカルパワーで浮上へと結びつけるヒントを探れそうだ。
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